概要
二人は幼少期に出会っており、当時赤髪海賊団が拠点にしていたフーシャ村で早食い対決や背比べをはじめ様々な勝負事で幾度も対決し、親交を深めた。最終的には自分達の思い描く夢を語り合った「幼馴染」の関係である。また、二人はシャンクスとも深く関係している。
ウタとルフィ両者共に、互いがはじめてできた同年代の友人。ゆえに彼女はルフィが描いたヘタクソな麦わら帽子のイラストを自身のライブ衣装のマークにするなど、12年経ってもルフィとの思い出を大切にしていた。
一方ルフィの方も、シャンクスから「ウタは歌手になるために赤髪海賊団を離れた」と言われた際には拗ねてしばらくシャンクスと口を利かず、その後 劇場版『FILM RED』では12年振りの再会にも拘わらずウタの事を覚えていた。アニメ1030話ではシャンクスから話を聞く際に号泣していることがわかる。
本編でもウタはルフィがキレてもおかしくないことを何度もしたにも関わらず、責めることも殴ることもせず終始彼女を救うために行動し続けた。
ちなみに年齢はウタの方が2歳年上。
余談(考察ネタバレ注意)
- 『RED』や映画連動エピソードであるアニメ1029話・1030話を見た視聴者の間では、『ルフィが出航時から度々音楽家を仲間にしたがっていたのはウタとの過去があったからでは?』という考察がされている。しかし谷口監督のインタビューで「シャンクスの娘」を登場させたのは監督自身の提案だったと明かされているためこの考察はファンの想像である。公に発言する場合には注意されたし。
- 二人の誕生日は、ルフィが5月5日(こどもの日)で。ウタが10月1日(国際音楽の日)なのだが、真ん中バースデーは7月19日となっている。この日はビッグマムがソルソルの実で生んだ太陽のプロメテウスの誕生日であり、現実の7月19日ではニカラグア革命が成就した革命記念日でもある。...以上の事から今作で初めて姿を現した解放の戦士太陽の神ニカを想起させる。
映画ラストと過去の繋がり(本編ネタバレ注意)
先述した背比べの勝負、12年前は年上のウタが勝利したが本編のラストで12年越しの背比べの結果が印象的に描かれている。序盤の方でルフィとウタが再会のハグをする際、確かにルフィの方がウタよりも少し大きいように見えるがウタがこの時点で身長差に気づいた様子はない。終盤、最後の夢の中でようやく素の自分としてルフィと向き合うときに自分の記憶のルフィと今の彼との違いにハッと気づく様子が小説版(集英社eみらい文庫)でも明記されている。
「 いつの間にか、ルフィの方が背が高くなってたんだね…」
ウタのこの台詞に対して、ルフィが息を詰まらせ思わずベンチに座り込む流れは、昔彼らが無邪気に行った勝負に終わりが来たと感じる切ないシーンだった。
- 巻4/4〝UTA〟- ♩=16(特典ネタバレ注意)
8/27日からウタに関する全てが載ってる第3弾の特典が配布開始。彼女がライブ前に書いたとされるプロフィールシートも特別に公開された。驚いたのは、16ページの
LOVE恋愛についてのコーナー
いま好きな人はいる?という質問にはファンのみんなに配慮した回答をしていたが、好きな人のタイプは具体的にはっきりと答えていた。
「ふだんは子どもっぽいけど いざというとき頼りになる人」
ルフィとは幼少の頃に離れ離れになってしまったため回答の際にウタが意識したとされる人物は恐らくこちらだと思われるが、現在のルフィもまた昔ながらの子供っぽさはそのままに数多の冒険や強敵達との死闘を乗り越え、誰からも頼りとされる程の逞しい青年に成長しており、正にウタの好きな人のタイプである「ふだんは子どもっぽいけど いざというとき頼りになる人」そのものと言うべき人物になっている。
関連イラスト
関連タグ
ONEPIECE 劇場版ONEPIECE RED(ONEPIECEの映画) モンキー・D・ルフィ ウタ 幼馴染 OPNL
ウタル:ウタの方が優位な場合はこのタグが付くこともある。