煉獄(Fate)
れんごく
概要
『Fate/Grand Order』で2018年に開催された期間限定イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」で実装されたアルターエゴのサーヴァント沖田総司(オルタ)が持つ長大な日本刀。
イベントにおいて織田信長が全魔力の五分の三を注ぎ込んだ事でノッブ由来の「神殺し」の力も宿すことになる。
自らの意志を持つインテリジェンスソードであり、2021年の期間限定イベント「カルデア・サマーアドベンチャー!」で実装された水着のセイバークラス版では戦闘中にもよく喋る。
『コハエースXP』に乱入した魔神セイバー(「神」は「神」と「人」を縦に組み合わせた外字、漢字構造記述にすると「⿱神人」)、『コハエース 帝都聖杯奇譚』に「抑止の守護者」として参戦した際に持っていた刀とはデザインと長さが異なる。
アルターエゴ時には両手持ち、セイバー時には片手持ちで使用される。鞘は必要に応じて消えたり現われたりする。
余談だが、初出の内面描写である沖田総司(オルタ)の絆礼装のマテリアルにおいては一人称が私だったが、その後の水着のセイバークラス版等での本格的な登場に伴い一人称は俺となった。
デザインと長さ
使い手の身長(163cm)をゆうに越える。バトルグラフィック上では身長+頭二つぶんくらいである。
目安として、沖田オルタの身長+靴による上げ底ぶんで刀身部分の長さとほぼ等しくなる。
魔神セイバーの刀は一般的なサイズであるためか、FGOの沖田オルタの刀の長さをそちらに寄せたファンアートも多い。
使い手に比してあまりにも長いため、全体や大部分を納められる構図はかなり限られてくると言える。
『帝都聖杯奇譚』の「煉獄剣」は刀身には七支刀をさらに枝分かれさせたような模様があったが、FGOでは再現されていない。
本作の「煉獄」の場合、刀身の付け根から先端までを貫くように赤い線が入っている。宝具「絶剱・無穹三段」を使用時、刀身からビームを放つ際に刀身が黒く染まり、赤い線が鈍い光を放つ。
Extra Attack時には青白く燃えるようなエフェクトをまとう。
拵え
- 鍔
『コハエースXP』での魔神セイバー乱入時の社長イラストではあまりよく見えないが、『帝都聖杯奇譚』では長方形の形状の鍔をしている。
FGOの「煉獄」の鍔は菱形でそれぞれの角に小さな球体を被せたような塩梅である。
菱形の内側は菊の花状に掘り抜いたような細工になっている。
- 柄と鞘
「煉獄」の取っ手にあたる柄と刀身を納める鞘は黒と金色を基本としたカラーリング。
鞘に巻く「下げ緒」等において赤を差し色とする。なお、魔神セイバーの刀の鞘は赤一色で「下げ緒」のみが黒。
柄の先端の「頭(かしら)」にあたる部分は銀杏の葉のような形になっている。黒色の鞘には金色の線が入り、その先もやや末広がりの形状。
セイバー時
柄の中央部分を除いた部分に柄巻が施され、アルターエゴ時より刀身が若干短くなっている。
第三再臨時はバックラー型の円盾とセットで運用される。
人形態
プロフィール
性別 | ? |
---|---|
身長 | 83cm |
体重 | 13kg |
属性 | 混沌・善 |
ILLUST | 武内崇 |
沖田オルタが水着サーヴァント時になった際に現れた、小さな子供のような姿の形態。
主の霊基を借りて形作ったためか声帯が同じである。大元の霊基が減る形になるため、沖田オルタの身長と体重が若干減る。
人形態として分離した状況でも武器としての使用は可能で、その場合剣は雌雄剣として二つに分かれ、技としての側面を持つ長い方の雌剣を沖田オルタが、力としての側面を短い方の雄剣を煉獄が主に使用して戦う(ただしEX攻撃時など時折互いに武器を交換して戦うモーションも存在する)。
第三再臨および宝具解放時には刀側に意識が戻り、形成に使われていた霊基が戻る形で使用者の体格も元に戻る。
どちらの形態でも沖田オルタに対するツッコミ役なのは変わらないが、人形態になると外見に引っ張られるのかいちごミルク味のかき氷を好んだり不意に眠気に襲われるなど子供らしい一面が出てくる。
ちなみに体型は幼女サーヴァント、ロリサーヴァントよりも更に年下相当。ただ単に頭身を下げて小さくした、というのではなく、現実に寄せたような形となっている。
つまり創作幼女のようにある程度手足がスラっとしていてしっかりしている「小さい大人」ではなく、その輪郭は新生児と幼稚園児・保育園児の中間といったところ。
胴体そのものがずんぐりむっくりしていて、肉付きの仕方がプニプニとしている。白いワンピースを着た第二再臨だとよりわかりやすい(ちなみに身長83cmというのは、普通の人間なら1~2歳児くらい。ようやく「赤ちゃん」を卒業できたかどうかという段階である)。
極端に言うと初登場作であるコハエースの作風に近い体型である。