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西洋の一種。

もしくはネットスラングの一種で、バックレる(職務や責任を放棄する、その場から逃げ出す)人を指す。


概要編集

古代から中世ルネサンス期まで広く使用された防具である。


"buckler" は古フランス語の「盾」に由来し、英語表記はラウンドシールド(round shield)。直訳して丸盾、丸い盾と表記されることもある。


一般的なバックラーは直径約45cmの円形で、前面はドーム状の膨らみ、あるいは中央に金属球が嵌め込まれ、後面中央に持ち手がある。

一部では異なる形状のバックラーも用いられていた。


大型の盾のように装備者の全身を護ることはできないが、戦況に合わせて自在に動かすことができるため、技量次第で優れた防御効果を得られる。

使用法としては通常の盾が相手の攻撃を「受け止める」ように使われるのに対し、バックラーは主に自分から相手の武器にぶつけて「打ち払う」様に使われていたという。

相手の攻撃にスピードが乗り切らないうちにバックラーで打ち払うことで、相手の体勢を崩して反撃の隙を作るのだ。

またそれ自体が敵を殴打する武器としての性質をもち、近接戦で敵を抑え込む際にも効果を発揮。

武器の持ち手をバックラーで覆うことで、攻撃の予備動作を敵に見せない攻撃補助の効果もある。


現代でも警察が小型のライオットシールドとしてバックラーを使用している地域がある。

イギリスでは暴徒鎮圧隊が警棒とバックラーを使用しているが、休憩の際にお盆代わりに紅茶を淹れたカップを運ぶのに使用していたというあの国らしい出来事が見られたこともあった。


ゲーム作品等ではそこまで現実の用法が再現されているものは少なく、重武装ができない盗賊のようなクラスでも装備できること、大型の盾より安価であることが売りとなる。

ダークソウルシリーズやその流れを組むエルデンリングでは、ダメージカット率は低いがパリィ(上述の敵の武器を「打ち払う」用法に近い)を行いやすい盾として、比較的現実に近い使い方ができる。

また「小型の盾」と言う事からか前腕部にベルト等で固定することにより片手を塞がない(両手剣や弓などと併用できる)籠手の変形のような扱いのものも有る(ダンジョンズ&ドラゴンズなど)。


またバックラーより簡単な構造で強度は劣るが、その分軽量で安価なターゲットシールド(target shield)というものがあるが、これもバックラーやラウンドシールドと同等のものとして扱われることが多い。


関連タグ編集

オーデルバックラー

ダイノバックラー

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