プロフィール
公式紹介より
オラーシャ帝国陸軍所属のウィッチ。
本人にその気はないものの、持ち前のエネルギッシュさと世話焼きな性格が相まって、周囲からはどうしていつも怒っているのだろうと不思議に思われている。
飛行日誌にポエムをつけているのは誰にも内緒。
使い魔はボルゾイ
人物像
オラーシャ出身の活力溢れる夢見る少女で、音楽隊の元気印。自身の逆境も跳ね除けて前を向ける精神的な力強さ、ど根性の持ち主。愛称はミラーシャ。故郷は既に陥落しており、家族はスオムスに疎開している。
- 同世代の少女の前以外では他人に道を尋ねることすら難しいほど人見知りをする性格。一方、同世代の少女相手だとかなりの毒舌っぷりを発揮し、軍を辞めようとした渋谷いのり、田舎者でウィッチのことを全く知らなかったヴァージニア・ロバートソン、そして自分自身を指して「ポンコツウィッチ」と形容するほど。胸襟を開いた相手には熱を持って接し、落ち込んでいれば励まし、困っていれば世話を焼いてやる。
- ウィッチとしての才能が無いことを気にしている描写があるが、自身もネウロイに故郷を追われ、人類全体としても501JFWによるガリア解放前でネウロイに対し有効な抵抗手段が見当たらない進退窮まった時期ということもあり、ウィッチとしての使命感が人一倍強かったゆえと考えられる。
- 既に音楽隊で活動していたアイラ・ペイヴィッキ・リンナマーの大ファンで、「アイラ様」と呼び慕っている。
- 在ブリタニア第198戦闘機連隊に所属していたが、射撃成績が極端に悪く(機関銃のDP28によるフルオート射撃ですら的に一切当たらないほど)、戦闘任務に耐えられないために軍を辞めようとしていた。除隊当日の朝に連盟空軍航空魔法音楽隊の新隊員募集ポスターを見つけ、「音楽隊のアイラ様」に近づけるならと一縷の望みを託して応募することになる。
- 音楽隊の新部隊員面接会場では、「私、楽器とか弾けないんですけど、アイラ様とご一緒できるなら何だっていいんです。靴磨きでも、草むしりでも!」「ここが駄目なら、もう何処にも居場所が無いんです」と切実な想いを語っている。会場で偶然いのりと再会し、ジニー探しを手伝ったのち、そのまま流れで入隊する。
- 音楽隊では、志願時の志望動機欄に書いた文章の詩的センスを指摘され、楽曲の作詞を担当することになる。
- 敬愛する「アイラ様」のパートナーであるエリーに対抗意識を燃やし、ライバル視するようになる。エリーからは元気のいい後輩として可愛がられているようである。
- 私服のセンスがもっさい。
使い魔
使い魔はボルゾイのオリヴィエ。
かしこい使い魔で、自らの主が迷子になっていると(主の人見知り癖も踏まえて)話しやすい同世代のウィッチを探して連れてくるなど活躍を見せる。音楽隊の使い魔たちの中では大型種の方で、よく小型の使い魔たちを背中に乗せている。
ボルゾイは元来オオカミを狩るための猟犬として知られる。主であるミラーシャは音楽隊の先輩アイラにぞっこんだが、アイラの使い魔はホッキョクオオカミのフィンであるといった繋がりが見られる。とはいえ使い魔は普通の動物とは違う精霊存在であるため、フィンを狩ることはなく基本的に仲良く過ごしている。
余談
テレビシリーズ『ルミナスウィッチーズ』はシャフト制作のアニメでありながらシャフト特有の演出を抑えた、落ち着いた画面の作風となっている。そんな中でミラーシャの登場する場面だけは、パステルカラーな背景・コミカルな顔を描かれる・鼻の穴が強調される・鼻の穴の中から使い魔が出てくるなど一人だけシャフト風の演出が多用されており、アニメの中でも異彩を放っていた。
モデル
- ソ連の民謡歌手リディア・ルスラノヴァ(Lidia Andreyevna Ruslanova 1900-1973)であると推定される。
- ロシア内戦と第二次世界大戦という二つの大きな戦争ではそれぞれ兵士への慰問活動に従事したが第二次世界大戦以後はジューコフ元帥の失脚に連座する形で夫と共に逮捕されて強制収容所に入れられるが、これは完全に権力闘争の産物でスターリンの死後には名誉を回復し以後は亡くなるまで歌手活動を続けている。