ジェダイト(セーラームーン)

じぇだいと

セーラームーンの悪役ダーク・キングダム四天王の1人。

CV:小野坂昌也（90年代版テレビアニメ） / 岸尾だいすけ（Crystal）

概要

『美少女戦士セーラームーン』第一期の敵幹部ダーク・キングダム四天王の一人で、四天王最初のメンバーとして登場した。

天然パーマの金髪の青年で、真面目で実直なタイプ。クイン・メタリアに人間達のエナジーを捧げてセーラー戦士と戦った。

軍服のラインとピアスの色は青。魔のバス事件でさらってきた被害者の一人・火野レイを気に入るが、覚醒したセーラーマーズに倒された。

真の姿は太古の地球の王国『ゴールデン・キングダム』の王子、プリンス・エンディミオンに仕える戦士の一人で、クイン・ベリルに洗脳されて月の王国『シルバー・ミレニアム』を攻め滅ぼしていた。

軍服のラインとピアスの色は赤。最初の敵としてセーラームーン、セーラーマーキュリー、セーラーマーズの3人と戦った。

クイン・ベリルに第一の作戦司令官の任務を願い入れ、大衆の欲望を利用して大量のエナジーをかき集める作戦を実行した。自身も様々な業種の人間に変装し、配下の妖魔に命じた作戦をサポートする。

ラジオDJに変装した時の偽名は「ジェイ・大東」。火野レイが住む火川神社に潜伏したり、髪と肌の色を変えて人間に変身したこともある。クイン・ベリル直属の妖魔テティスに慕われたが本人は無関心であった。

ベリルに対して従順であり、当初は手堅い働きぶりから信頼されたが、セーラー戦士の妨害で作戦失敗を重ね、無断で駆り出したテティス（テティスが自分から申し出た形ではある）を見捨て死なせたことで怒りを買う。

第13話「女の子は団結よ!ジェダイトの最期」では、身体窮まり羽田空港でセーラー戦士に宣戦布告、警備員の土人形を戦わせて彼女たちの正体を暴いた。格闘でタキシード仮面を海に突き落として倒し、セーラー戦士に女性蔑視発言して非難轟々を受ける。

さらにジャンボジェット機を念力で操りセーラー戦士を轢き殺そうとしたが、勝ち誇る間にマーズの呪符を背中に貼られたことに気付かず、制御を失ったジャンボジェット機に自分が轢かれかけながら転移の術で帰還。最後はベリルに「永遠の眠りの刑」を課せられ、氷漬けにされた（事実上の処刑）。

あんまりにマヌケなやられ方からドジっ子説あり。量より質をモットーにしたネフライトやルナの台詞から四天王の末席・無能扱いされることが多く、他の四天王よりも地味な印象を与える。

しかし、一般の妖魔に比べると戦闘能力は格段に高く、「ムーン・ティアラ・アクション」を無効化したり、多数の泥人形の兵士を生み出し、ネフライトのスターライト・アタックに似た攻撃技を使うなど、見下されるほどに弱いとはいえない。