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T-62の編集履歴

2022-10-15 19:46:25 バージョン

T-62

てーしぢすゃーとぅどぅばぁー

ソビエト初の第二世代主力戦車。

概要

世界初の滑腔砲を搭載した戦車であり、ソビエト初の第二世代MBTである。

元々ソビエト軍は50年代から新型戦車(後のT-64)を計画していたが、完成時期が延期することは目に見えていたため本車は開発された。


特徴

最大の特徴は115mm滑腔砲の搭載である。

それまでの主力であったT-54T-55が搭載するD-10 100mmライフル砲は、西側諸国の戦車が使用する90mm砲(アメリカ)や20ポンド砲(イギリス)と対等に撃ち合える性能を有していたが、イギリス製のL7 105mmライフル砲が登場したことで劣勢に立たされることを危惧し、更なる火力向上が図られた。


火力こそ向上したものの、照準器の性能不足で1,500m以遠では命中率が極端に低下する、視認性を低くするためになるべく小型にするソ連戦車の特徴から、居住性のみならず砲弾の装填作業を阻害するなどデメリットも多かった。


派生型

おぶいえーくとひとごーまる

IT-1

T-62の車体に3M7ドラコーン対戦車ミサイルを搭載した対戦車ミサイル車。


IT-130

T-62の車体にM-46 130mmカノン砲を搭載した駆逐戦車


ティラン5  タミヤパッケージ

Tiran-6/チラン-6

中東戦争イスラエルが鹵獲したT-62を自国仕様に改装した戦車。


天馬号/天馬虎

北朝鮮がT-62をライセンス生産した戦車。


戦歴

ソビエト軍には採用されたものの、他のワルシャワ条約機構加盟国の軍には配備されずチェコスロバキアで1973年以降に生産が始まったが1,500輌に止まり、それはエジプトシリアに売却された。

その車両が第四次中東戦争で運用されたが、ゴラン高原での戦闘では乗員の訓練不足と主砲の傾斜角度の少なさから、イスラエルショット・カルマガフにコテンパンにされるという結果に終わった。なおこの戦いでイスラエルが鹵獲したシリア軍のT-62がアメリカにわたっている。


関連動画

【いくぜ!アップグレード1万輌:近代化改修される旧ソ連製『T-62』戦車軍団】(2022年10月12日水曜日:ロシア連邦共和国・極東連邦管区・ザバイカリエ地方・チチンスキー地区・アタマノフカ市・『第103装甲修理工場(103БТРЗ)』にて撮影)

※旧ソ連製『T-62』戦車を旧ソ連製『国産工作機械』(破損していたブラウン管式表示装置を液晶ディスプレイ式表示装置に改修済み。『液晶ディスプレイはブラウン管と比較して部品点数及び作業工程ともに少なく大量生産に向いている』利点が功を奏した)で近代化改修して西側諸国の経済制裁に早急に対応している(詳細は『第103装甲修理工場(103БТРЗ)』 公式英語版翻訳ウェブサイト『Joint Stock Company "103 Armored Repair Plant"』(外部リンク)の公式情報を参照の事)。


関連タグ

戦車 第二世代MBT

ソ連軍

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