CV:内山夕実
人物像
バーンスタイン家に仕える侍女。
クーデリア・藍那・バーンスタインの付き人であり、アーヴラウ政府との交渉の為に、地球へ向かうクーデリアに同行する。
口数の少ない寡黙な性格の持ち主だがクーデリアからの信頼は篤く、彼女に対して様々なアドバイスを送り、必要とあれば彼女に代わり会議の場を取り仕切るなど、独立運動家であるクーデリアのマネージャーとしても立ち回る。
クールな物腰とは裏腹に温厚で母性は強く、ホームシックにかかった鉄華団の年少組の少年を優しく抱きしめる一幕も見せた。
旅の最中、エイハブ・リアクターの発するエイハブ・ウェーブの影響で宇宙での長距離通信手段が限られる中でギャラルホルンの中継器を利用し、長距離通信手段の確立をさせる。
通信手段の確立を成した事から、ビスケット・グリフォンの提案により、鉄華団の母艦・イサリビの通信オペレーターに任命され、以降彼らを通信オペレーターとして、サポートすることとなる。
その一方で、クーデリアの支援者であるノブリス・ゴルドンがクーデリア暗殺の為に送り込んだスパイとしての顔も持ち合わせており、彼にクーデリアの動向を逐一リークし、ノブリスによるクーデリアの謀殺劇の仕込みの一旦にも加担、協力していた。
接触当初こそ、クーデリアの真摯な姿勢に対する不信を行動理念の根底としていたが、長きに渡るクーデリアとの交友を経て、その心境に、多大な変化が生じており、そのことがいいのかどうかという疑問や悩みも抱えていたようである。
しかし、スペースコロニー「ドルト3」で対面した仮面の男のモンターク(マクギリス・ファリド)に自らの正体を明かされ、クーデリアの為に、あえて自ら身を引き一度は行方を眩ませる。
その後、ノブリスの命により再びクーデリアの元へ戻ろうとするも、ドルトコロニーにおけるクーデター鎮圧の場に、あろうことかクーデリアがたまたま居合わせてしまうというハプニングが起きる。
そのハプニングに乗じて、彼女を狙うノブリスの刺客の狙撃から、身を挺してクーデリアを庇い、その凶弾に倒れ、クーデリアに最後の言葉を伝えながら、息を引き取った。
彼女という支えを失ったクーデリアは一度は失意の内に涙を流すが、それが結果としてその後の彼女の成長を促しており、彼女の名前はその後クーデリアが設立した「アドモス商会」と、幼少期から教育の場を無償で設けることを目的とした「フミタン・アドモス小学校」に受け継がれている。
なお、フミタンの死の一件から、クーデリアは余計な一言を言って彼女の死に繋がる要因を招いたモンタークの事は絶対に信用しないと決意している。
また、後の2期でとある人物が奇しくもフミタンと同じ様にノブリスの刺客の襲撃から親しい者を守るために身を挺して凶弾に倒れていた。