データ
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 獣人型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | モデストリィスタン、フェルトメイド |
勢力 | ネイチャースピリッツ |
概要
メイクーモンが完全体に進化した姿で、公式ビジュアルが公開されている通常版と、『tri.』で登場したVM(ヴィシャスモード)の二種類が存在している。
通常版は、メイクーモン時代のフサフサとした毛並みを受け継いだワクチン種の獣人型で、周りには常に可愛らしい毛玉が浮いている。
一方で、『tri.』に登場したVMは通常版と比べてカラーリングが暗く、鋭い爪や禍々しい鎧からさながら悪魔や魔獣を思わせる姿となっている。全体的なシルエットも通常版が獣要素が強かったのに対し、こちらはレディーデビモンやバステモンなどを思わせる、エロティックな体型をしている。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
メイクーモンが進化した姿。恥ずかしがりな気性に加え、争いを好まないことから単独で行動することが多い。普段は陽の当たる場所で身体を丸め、のんびりと昼寝する姿が目撃されている。近づく者の気配を察知すると俊敏な動きで物陰に隠れて様子を窺う。食料を持ってくる者には甘えることもあるが、それが敵であれば隠れたままやり過ごす。しかし、自分の縄張りから敵が出て行かない場合、居場所を守るために、普段の穏やかさからは想像もできないような力を発揮して敵と戦う。
必殺技は二本の触手で敵を拘束し、尻尾の針で麻痺させる『モデストリィスタン』と、飛ばした毛針で分身を作り出す『フェルトメイド』。
派生
メイクラックモン:ヴィシャスモード
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | フェルトメイド |
得意技 | カースドクロー |
勢力 | アンノウン |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
穏やかなメイクラックモンの心が悪に染まると、全身にヒビが入ったような姿になる。世界のすべては自分に仇なす敵として、世界の破壊を望む。
優れた脚力と感知能力、また超常的な獣の勘を活かし、相手が絶命するまで執拗に追い詰める。手足の鎧から伸びる爪「カースドクロー」はレッドデジゾイド製で、強靭な肉体から繰り出され切れ味は格段に増し、分厚い金属も紙きれのごとく切り裂く。
必殺技は、自らの体から毛針を飛ばして分身を生み出す「フェルトメイド」。
アニメでの登場
いずれもVMで登場している。
デジモンアドベンチャーtri
メイクーモンが進化した完全体。詳細はメイクーモンかtriの記事にて。
デジモンゴーストゲーム
「理久、メイと同じになって!!」
CV:本渡楓
第50話で登場。
メイクーモンは以前に登場していたが、その進化系ではなく"深津理久"に懐いたプッチーモンが自力で進化した姿として登場(進化レベルは完全体だが、進化の際のセリフは「超進化」ではなく「進化」だった)。姿こそ深津を上回る大きさになり威圧感を放っているが、性格や声はプッチーモン時代と変わらず人懐っこいままで、深津と一緒にいる姿は、まるで大型犬を思わせる。
最初は何も問題なく生活していたが、やはり自分と同じことを真似て欲しいという欲求は変わっておらず、事あるごとに自分の真似を要求してくる。
そして部屋に戻った後、深津に5回もお返ししてくれなかったことを不満として言い出すと、突如「自分と同じになって」と言い出し爪を無理矢理尖らせようとしたり耳を伸ばそうとしてくる。これに耐えかねた深津は脱走、勿論彼女もこれを追いかける。そして明らかに様子がおかしいと判断した宙と清司郎も後を追う。
メイクラックモンを追う2人はフィールドに転送し被害を最小限にしようとするが、これにより2人のことを「自分と理久を引き離そうとする邪魔者」と判断しターゲットを変更。宙と清司郎に襲い掛かる。
ウェズンガンマモンとテスラジェリーモンがダメージを最小限にするように応戦するも、全く歯が立たず圧倒されていくが、宙が斬られた信号機を投げて注意を引きつけると「デジモンが守ったからお返しで宙達も守った」と判断し激昂し2人に飛びかかる。しかし、直後にカノーヴァイスモンとテティスモンに超進化され、空中に打ち上げられた後『ハンマーサンダー』で撃ち落とされ拘束された。
そして「デジモンと人間は同じにはなれない」と説得されフィールドを解除すると、メイクラックモンは姿を消していた。
彼女が深津の元へ向かい放った言葉は……
「メイ、理久のこと大嫌い!!」
涙を流しながらそう言い放ち、どこかへ去っていった。
彼女の本心はどうだったのか、今となっては知る由もないが、やり方が違っていればもしかしたら深津とメイクラックモンは最高のパートナーになっていたかもしれない……。
- (実際公式Twitterでも彼女の言葉の裏には別の本心があるかのように書かれている)
https://twitter.com/digimon_tv/status/1589052191284699136
総じて、同じく人間とわかり合おうとしていたあのデジモンと同じように、デジモンと人間の種族間の隔たりが生んだ悲しい事件だったと言えよう。
ただ、これまでのメイクーモン系列と比べれば救いのある結末でもある。いつか再登場してくれるかもしれない。
なお、暗黒進化であるはずのヴィシャスモードでの登場だが、triのように暴走している訳でも理性が無いわけでも、公式設定のように破壊を望むでもなく、グルスガンマモンと同じく普通に意思の疎通はできた。(別の意味で暴走はしてるが。)
因みにホークモン→オルカモン以来の、メインメンバー以外と交流を深めて進化したデジモン。
余談だが、以前登場したメイクーモンがおっさん声だったのに対し、この個体は進化しても声がプッチーモンのままなので違和感がすごい。