概要
別名ケサイ
学名コエロドンタCoelodonta(意味は「中空の歯」)
体長4m。
食べ物は草。
名前の通りフサフサの長い毛に覆われたサイであり、マンモスと同じような場所から化石が見つかるが、北アメリカには進出しなかったと考えられる。
鼻先にある長く曲がった二本の角が特徴。サイの角はケラチン(いわば毛の束)で出来ているため本来は化石にならないが、永久凍土で見つかる化石には角がそのまま保存されている(また、旧石器時代の壁画でもその角が確認できる)。永久凍土からは他にも「コリマ」と名付けられた丸々一頭分の巨大な冷凍ケサイも見つかっている。
ちなみに同じ時代、同じ地域に生息していたエラスモテリウムとは角の数など全くの別種だが、混同されてしまうこともある。