パルサー
ぱるさー
その他曖昧さ回避
- MARVEL作品のキャラクター。
日産車
車名は天体に由来する。
1978年から2006年と、2012年から2018年にかけて販売され、日本市場では2000年9月に販売を終了した。
1970年に日産初のFF車として発売されたチェリーの後継車種として開発。
4ドアセダンを中心に3、5ドアのハッチバック、クーペ、ライトバンの派生モデルが登場した。
ヨーロッパ市場を意識した内外装デザインが特徴で、実際6代目までと最終9代目(実際はC13型ティーダの地域別販売名)は欧州でも販売された。
ただしサニーやアルメーラなど、パルサーの名称が使われなかった時期もある。
「日産の全販売店に小型FF車を設定する計画」の一環で、初代の途中から3代目までにはプリンス店向けのラングレー、2代目と3代目には日産店向けのリベルタビラという兄弟車が設定されている。
3代目には兄弟車としてクーペのエクサが存在したが、元々は2代目パルサーのクーペモデル名であった。
国内向け歴代モデル
初代・N10型(1978年~82年)
1978年5月に発売。当初はファストバックスタイルの4ドアセダンのみの設定だったが、同年秋に3ドアハッチバックとクーペが追加。1980年のマイナーチェンジで4ドアセダンが5ドアハッチバックに変更され、1981年には搭載されるエンジンがチェリーから引き継いだA型(1.2~1.4リッター)から新開発のE型(1.3~1.5リッター)に変更。同時に設置方式もイシゴニス式からジアコーサ式に変更された。
2代目・N12型(1982年~86年)
1982年4月にモデルチェンジ。3・5ドアのハッチバックと「エクサ」のサブネームが付いたノッチバックスタイルの2ドアクーペが設定され、間もなく4ドアセダンが追加される。1983年にはターボ車と直4・1.7リッターのCD17型を搭載したディーゼル車が追加。1985年にはエクサにコンバーチブルが限定車として発売された。
3代目・N13型(1986年~90年)
1986年5月にモデルチェンジ。3・5ドアのハッチバックと4ドアセダンが設定され、トップグレードの「ミラノX1」には新開発の直4・1.6リッターDOHCのCA16DE型が搭載された。同年秋には歴代初となるフルタイム4WD車を新たに追加。1988年のマイナーチェンジで1.5リッター車のエンジンが新開発のGA型に変更された。
4代目・N14型(1990年~95年)
1990年8月にモデルチェンジ。ボディータイプは先代モデルを引き継いでいるが、搭載されるエンジン(ガソリン車)がすべてDOHC化された。中でもWRC参戦を意識したホットモデルの「2.0GTI-R」も開発され、最高出力230馬力を発生する2リッターDOHCターボのSR20DET型とアテーサE-TSを組み合わせた高い走行性能から、実際に国内外のラリー競技でも使用された。
CMキャラクターには、後期型に中山美穂が起用された、
5代目・N15型(1995年~2000年)
1995年1月にモデルチェンジ。3ドアハッチバックには「セリエ」のサブネームが付けられ、1996年には当時輸出向けに設定されていた5ドアハッチバックをベースに、外装をSUV風に仕立てた「S-RV」を追加。1997年のマイナーチェンジでは可変バルブタイミング機構「NEO VVL」を取り入れた1.6リッターDOHCのSR16VE型を搭載したスポーティーグレード「1.6VZ-R」が追加された。
CMキャラクターには前期型に野村宏伸と鶴田真由、S-RVには安室奈美恵と永井豪の作画によるオリジナルキャラクターが起用された。
…また2代目・N12型には、イタリアのアルファロメオとの提携でそのボクサーエンジンをパルサーのプラットフォームに搭載した兄弟車「アルファロメオ・アルナ」が存在した。
こちらは欧州ではエンジンや足回りなどで概ね評価が上がらず4年で販売を終了し、両社の合弁事業は長続きしなかった。