ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

蒸気機関の編集履歴

2023-01-03 21:06:08 バージョン

蒸気機関

じょうききかん

蒸気を動力源とする外燃機関。本項目ではレシプロ蒸気機関について記述する。

概要

蒸気機関とは、ボイラーで加熱して発生する蒸気を用いて、ピストンタービンを動かす外燃機関のこと。その中でもピストンを用いるもの(レシプロ式)を主に指す。タービン式の蒸気機関は蒸気タービンを参照。


レシプロ蒸気機関

スチームパンクスチームはこれのことであり、それっぽい雰囲気の絵につけられていることもある。


レシプロ蒸気機関は18世紀からポンプ織機などの据え置き機械の動力源として広く使われ、19世紀に入るとトラクター(トラクションエンジン)や蒸気機関車汽船などの乗り物の駆動用機関として普及した。


蒸気機関の開発者としてはジェームズ・ワットが広く知られているが、初めて実用化したのはトマス・ニューコメンによるもの(1712年)。


熱効率は極めて低く、蒸気タービンが35%前後あるのに対し6~10%にとどまる。


自動車での利用

19世紀末から20世紀初頭には蒸気自動車電気自動車ガソリンエンジン車と覇を競った。


基本的に始動性は悪く、液体・気体燃料利用でも1時間、固体燃料(石炭)利用だと4時間かかる。このため蒸気機関車は運転中以外もボイラーに火を入れておくことが多い。


しかし、米国の蒸気自動車「スタンレースチーマー」は瞬間湯沸し式のボイラーをそなえ、外観も性能的にも当時のガソリン車と遜色がなかった。レシプロ蒸気機関は低速トルクに優れているので変速機を必要としない(当時のガソリン車の変速は難物であった)、動作が静かであるなどの長所があり、1927年まで生産された。


関連タグ

産業革命 蒸気機関車 蒸気船 ジェームズ・ワット スチームパンク

エンジン 蒸気タービン


外部リンク

蒸気機関 - Wikipedia

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました