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月城常成の編集履歴2023/01/04 13:04:21 版
編集者:なっく
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※本記事にはアニメ未公開のネタバレ情報を含みます。閲覧の際にはご注意ください。

概要

初登場は1年生編の10巻で、不正疑惑発覚より謹慎中の坂柳成守に変わって赴任した理事長の代行。

高度育成高等学校の在り方に疑問を呈し、学外から人を招いた文化祭の開催を目論むなど大きく改革しようとしている。

表向きは坂柳理事長の代わりで政府から派遣されたとなっているが、その正体は綾小路の父の息のかかった人物で、彼の息子であり脱走中の綾小路を連れ戻しに来る為に送り込まれた刺客である。

クラス内投票後、特別棟で密会をする綾小路と坂柳に接触し、彼に自主退学を迫るものの相手にされなかった為、退学の可能性を大きく含んだ特別試験の追加や、1年生最後の特別試験に極秘で介入するなどの強硬手段に出る。

イラストレーターのトモセシュンサクによれば、一見柔らかそうな印象を受けるキャラにするように作者の衣笠から指示されたという。また、トモセは本作には糸目キャラがいなかったことから、ここで糸目キャラを出すべきだと思ったという。

人物

口調は慇懃で常に笑顔を絶やさず、不気味さのある掴みどころがない人物で真意が読み取れない。

表向きは理事長代理を完璧に演じつつ、裏では数々の策略を弄して綾小路を退学に追い込もうと暗躍している。

目的の為なら手段を選ばないタイプで、公平に審判する学校側の人間という立場でありながら特別試験に介入し、綾小路が不利になるように試験中に裏工作をするなどの卑劣な一面も持ち合わせている。

ホワイトルームの内外の事情や綾小路個人の過去や施設の最終目的すら知っている節がある。綾小路の父には非常に高い忠誠心を持っているが、彼の計画については賛同はしているが現実味は持てていない模様。

また、坂柳理事長と同様に綾小路の父のことは全く恐れておらず、もし失敗して切り捨てられたら別の仕事に就くと堂々と語るなど肝が据わっている。

綾小路やホワイトルームの刺客を含め、高度育成高等学校の生徒たちをただの子供だと見下しており、基本的に作中で焦る様子や鬼気迫る様子などは一度も見せなかった。

実力

綾小路の父が直接送り込むだけあって、頭脳、身体能力をはじめ抜きん出た能力の持ち主。

綾小路からも基本的に2年生編の綾小路が動く際は必ず月城の動向を探ろうと考える程に警戒されているほど。

身体能力面では無人島サバイバルでは配下の司馬と二人がかりでホワイトルームの最高傑作である綾小路を一方的に防戦に追い込む程の実力を持っており、綾小路本人からは今まで殴り合った相手の中でもトップクラスの強敵だと称され、鬼龍院によって司馬と分断され、綾小路と一対一で戦いでも最後まで決着が付かず、まだ余力を残していた点から見ても、非常に高い戦闘力を持っていることがうかがえる。

かなり周到な計画を立てる性格の持ち主で、ホワイトルーム以外からも宝泉を始めとした1年生たちを上手く操って綾小路を退学させるように仕向けている。

動向

7巻で綾小路の父が直接高度育成高等学校に出向いて、息子本人に自主退学を迫るも断られている為、彼の退学に関して障害になりそうな坂柳理事長の不正疑惑を捏造し謹慎に追い込んだ後に綾小路の父によって送り込まれる。

そして3月になってから理事長代理として高校に就任し、綾小路を退学させる為にクラス内投票を開催させる。強制的に退学者を出す試験に対し、真嶋を始めとして1年生の教師陣からは非難されたが無難に受け流して試験を強行している。

その後、坂柳に事前に綾小路を退学させるように動けとメールで接触していたらしかったが、心情的に綾小路の味方である彼女からは無視されており、逆にプロテクトポイントを綾小路に与えてしまった。

そして、綾小路のプロテクトポイントを剥がす為に選抜種目試験のチェスの終盤に介入し、綾小路が負けるように堀北のインカムに違う指示を飛ばしている。自分の命令を無視した坂柳への嫌がらせも兼ねているが、これにより坂柳と真嶋はクラスの垣根を越えて綾小路に協力することを決めている。

春休みでは綾小路と接触し、彼にゲームと称してホワイトルームの刺客を4月に1名送り込むとわざわざ教えている。

ちなみに、この1名というのは勿論ブラフで本当は2名送り込んでいた。

そして2年生編の4月に、新1年生の各クラスの主要人物と南雲を集め、綾小路を退学に追い込んだクラスに2000万プライベートポイントを与えるという非公認の特別試験を開催する。これにより、新1年生の天沢一夏七瀬翼宝泉和臣椿桜子宇都宮陸八神拓也の6人全員がそれぞれ綾小路に各々の形とやり方で接触している。

無人島サバイバルでは、宝泉のクラスの担任である司馬克典を配下に置いて、綾小路を四面楚歌にさせる為に人気のない場所を探していたが、偶然一之瀬にその会話を聞かれてしまう。一之瀬にはこの会話の内容を綾小路に教えたら、人質として彼女のクラスの生徒のグループを退学に追い込むと脅している。

最終日ではI2エリアにて司馬と共に綾小路を待ち構えて出向いて二人がかりで襲撃するが、鬼龍院の乱入や坂柳の計らいによって茶柱と真嶋が救援に来る等の予想外のアクシデントに遭い、司馬と共に撤退している。

夏休みには坂柳理事長の不正疑惑も解けた為、彼の理事長代理としての任期は終了する。クルーズ船では綾小路と茶柱に対し、過去にボーイスカウトの経験があることを伝え綾小路と左手で握手を求め、それが彼らの最後のやり取りとなっている。そして綾小路を退学に追い込むという指令は達成出来ないまま高度育成高等学校を去る。

理事長代理の権限を自由に使って強行手段に出た割には、不自然な点がありその真意は綾小路含めて誰も測れていない。

例えば無人島サバイバルの7日目において、偶然一之瀬に会話を聞かれているが最終的に彼女を見逃している。

綾小路を退学させる上では間違いなく障害にしかならない一之瀬を見逃した点については配下の司馬ですら、彼女を気絶させて強制リタイアにすべきだと進言している程である。

またホワイトルーム側の人間でありながら綾小路に肩入れしている天沢を見捨てる物言いをしておきながら、ホワイトルームのしがらみから解放したり、もう一人の刺客の暴走を放置しておいたりと不可解な点が非常に多い。

事実、綾小路もこれらの不審な点から本当に自分を退学にさせる気があったのかと疑問を抱くほどであり、極め付けにはクルーズ船でボーイスカウトの話を出しながら左手で握手している(通常のマナーにおいて左手の握手は敵意を意味するが、ボーイスカウトにおいての左手の握手は親しみを意味する)。

余談

実はホワイトルーム関連に一切関わっても巻き込まれてもいない一般生徒視点で見ると、彼が代理として就任してから学園祭と修学旅行が学校行事に追加された形になる為、一般生徒視点だと心の底から良い理事長と断言できる状態となっている。

満場一致特別試験茶柱の高校生時代には最低でもあった試験であり、閉鎖的環境からほぼ行われていなかった外部から大人数を招いてのイベント生徒が学校所有地ではない校外へと赴いてのイベントを追加してくれたと言う形となる。

人間関係

綾小路清隆

彼の父から退学にするように命じられた標的。数多くの策を弄して暗躍するが、上記の通りいくつか不審な点があり、綾小路も完全に真意を読み取れていない。

坂柳有栖

クラス内投票前にメールで接触しており、綾小路を退学にさせるように命じていたが無視されている。月城から、ただの子供がお山の大将を気取っていると思われている。

七瀬翼

まだ中学生だった頃の彼女に接触し、綾小路への憎悪を植え付けホワイトルームとは別に刺客として高度育成高等学校に送り込む。

という設定の筈だったが、最新刊では綾小路から月城とは全く別の関係性があったのではと疑われている。

天沢一夏

自分で呼び出した刺客の筈だったが、彼女本人は好き勝手に動いた挙句に綾小路に肩入れしているので最終的に司馬に制裁を与えさせた後で見捨てている。

一之瀬帆波

無人島サバイバルの最中に偶然綾小路を退学にする為の作戦を練っていた会話を聞かれてしまい、仕方なく彼女を脅す。

司馬克典

自分の直属の配下。駒である七瀬の担任として置くことで、表向きは1年Dクラスの担任を勤めている。

真嶋智也

クラス内投票の詳細を伝えた際に真っ先に自分に刃向かってきた為、対処が面倒だと思っている。学年末試験で独断行動を働いた為、減給処分をするなどの嫌がらせを行なっている。

茶柱佐枝

綾小路のクラスの担任としてマークしており、2年生編では綾小路の味方として動いていることを予期している。

憎悪のホワイトルーム生

綾小路への切り札として用意していたが、こちらも月城に内緒で独断行動を取りまくっていたので、無人島サバイバルでは自ら出向いて綾小路と闘う羽目になった。

関連タグ

ようこそ実力至上主義の教室へ よう実 高度育成高等学校 ホワイトルーム クラス内投票 無人島サバイバル

綾小路清隆 坂柳有栖 七瀬翼 天沢一夏

柊一颯殺せんせーセブルス・スネイプ‥‥敵か味方か分からない立ち位置で、全ての行動の真意が物語の終盤になるまで明かされなかった教師キャラ繋がり。

月城常成の編集履歴2023/01/04 13:04:21 版
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