演:???
変身する仮面ライダー
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する銀と赤の仮面を被った謎の人物。デザイアグランプリの運営側の役職を指す用語でもある。
デザイア神殿とは別空間にいるようで、第2話時点ではツムリやギロリとは会話をしていないが、投影した無数のスクリーンからグランプリの様子や参加者達の動向を監視しているようだ。
仮面のせいなのか、発する声はややくぐもったエコーがかかっている。
役割
その名前の通り、デザイアグランプリ全体の観測と管理が主な仕事であり、参加者の不正が行われていないかの監視や不測の事態によるレイズバックルの支給などを行っている。また、参加者の厳正な審査やミッションクリアの判定もゲームマスターに一任されている。外部からの不正な干渉への対処も仕事の一つ。
強大な権限と力を持つ為か、勝敗を操作してはならないというルールがあり、あくまでも中立としての立場が義務付けられている。
動向
- 第1話
ラストに登場、無数の画面に囲まれ何かを監視している様子が映されたが、これといってセリフなし。
- 第2話
再びラストに登場。
常連優勝者である英寿のことを知っているようで、「____になっている世界」(「__」部分はぼやけて読めない)という彼のカードを手に上記のセリフを零した。
- 第4話
相変わらずラストに登場。
仮面が変わっており、ギーツとバッファの戦闘シーンが映された画面を前に「因縁の決戦は、近いようだ」と呟いた。
- 第9話
「今から緊急ミッションに挑んでもらう…」
最終ミッション真っ只中にもかかわらず突然神殿に現れ、緊急ミッションと称して卵を孵化させる役目を英寿、袮音、道長に与えるようだが……?
存在しない「白い仮面」の記憶
…さて、ここまで読んだ人にはこんな感想を抱いてはいないだろうか?
「自分が見た仮面は銀と赤の二色刷りじゃなくで白一色だった」
「最初に見た時と明らかにデザインが違う気がする」
「というか、そもそも第1話で顔見せてないよね?」
などと、各々で意見が食い違うかの様な節が見られていた。
だが、結論から言うと「これらの『食い違い』に関してはガセやフェイクが混じっていない『全て正しい』ものばかり」なのである。
実は、冒頭で紹介したのは「第4話」以降での状態であり、第1話(それも地上波での本放送、YouTubeでの一度目の配信)に初登場した際は白い髑髏のような仮面を被っていたが、この時のデザイン『ヘルボーイ』のクロエネンのマスクに酷似していた(恐らく、形からして「非正規のパチモノ」を白く塗った物)のである。
これを地上波での第1話の初回放送(および、1時間後に配信されたYouTubeでの一度目の配信)を見た視聴者が口々に「権利的な問題があるのでは?」とSNSで指摘、程なくしてYouTubeや各所で配信されている第1話(現行で配信されている「二度目」の配信)は「正面から映る仮面が見えるシーンをカット」された物に差し替えられている(が、運悪く差し替えられた同時期に「ビーストライダー・スクワッド」のYouTube配信の方でも「終盤での『音ズレの訪れ』により再配信&視聴可能時期の延長」がなされたため、当初は「ギーツ側の差し替えられた事象」に気が付かなかった人も少なからずいた様である)。
このため「視聴した時期により意見が食い違ってしまう」という図式が成立するに至ってしまったのである。
しかし、番組開始から3ヶ月経つ2023年1月になっても、現時点で東映側から「第三者の著作権に抵触した」事を謝罪したり「何故この様な行為をしたのか」や「差し替えた経緯」を公式かつ明確に説明した事などは一切なされていない。
正体(ネタバレ注意!!)
この先はネタバレを含みます。未見の方は注意!
第9話終盤、英寿のデザ神決定によりリセットされゆく世界を見つめながら、彼は突然仮面を脱ぐ。
「浮世英寿…とくと見せてもらうぞ。お前が目指そうとしている世界の…その先を」
彼の正体はデザイア神殿のコンシェルジュ・ギロリその人であった。
しかし、ギーツを脱落しようとするギロリの不正が原因で祢音の告発を受けたニラムによってゲームマスターの職を更迭された。ギロリを更迭する際、ニラムが「ギロリの代わりはいくらでもいる。」と発言しており、事実、次のグランプリが始まる第17話からはチラミ(仮面ライダーギーツ)がゲームマスターに就任している。