概要
元々戦極凌馬が独自に開発していたが、あまりの危険性から封印されていたロックシード。
Vシネマ「鎧武外伝」斬月編にて凌馬より、禁断のリンゴロックシードと同じく失敗作とされている。
紘汰を排除せんとした凌馬により、光実に「全てを託す」と渡されたが、上記の通り実際は激励のパワーアップアイテムどころか、時間稼ぎ目的の時限爆弾に過ぎなかった。
激闘の末、紘汰が身を挺してドライバーから取り外し握り潰したことによって破壊された。
一方で本編の完結後という設定のゲーム作品である「ライダーレボリューション」でも最強フォームとして登場している(作中の会話によるとシャドームーンからは最警戒対象に認定されている事がわかる)。
ヨモツヘグリとは
「ヨモツヘグリ」とはフルーツの名前ではなく、古事記にて、「食べると黄泉の国から出られなくなる」と語られている黄泉の国産の食べ物「黄泉戸喫(よもつへぐい)」の事である。平たく言えば「あの世の食べ物」である。
ギリシャ神話でも、冥王ハデスが見初めた乙女ヘカテーや大地の女神の娘ペルセポネにイチジクやザクロの実を食べさせて間接的な冥界の住人にしている。
ちなみにハデスは日本語では「黄泉」と訳される事もあり、共に「シェオル」というヘブライ語を原語に持つ。
しかし、元となったものは「ヨモツへグリ」ではなく、「ヨモツヘグイ」である。名前が違うのが意図的なものかミスかは不明。
北欧神話で「ヘルヘイム」は「死の国」であり、口にするとその住民になってしまう本作の「果実」もある意味ではヨモツヘグリと言えるのかもしれない。
錠前のデザインがブドウなのは、おそらく日本神話におけるイザナギの冥界下りの項にて、現世に逃げ帰る際に追ってきたヨモツシコメを足止めすべく、彼が道中山ブドウの木やタケノコを生やした、という記述に由来している。
関連タグ
ラウズカード♥K←ヨモツヘグリロックシード→友情バーストゴーストアイコン