概要
CV:屋良有作
南斗六聖拳の一人「妖星」のユダの率いる「U・D」の幹部であり彼の副官。
南斗聖拳の一派(『天の覇王』では南斗比翼拳)を極めた拳士でもある。主として両手で左右から切り裂くタイプの拳を使用するが、ケンシロウに止められた技など片手で使う(この際、鳥が翼を広げるように掌を上に向けて両腕を広げる予備動作がある)拳、突く拳もある。
イギリスの近衛兵のような豪奢な赤い肋骨軍服に身を包み、白い長髪をポニーテールのようにまとめ、さらに眼帯をつけて口髭をたくわえた特徴深いビジュアルをしている。
ユダの居城に乗り込んだケンシロウとレイを出迎え、秘孔・新血愁により余命残り1日のレイを足止めする。すでにユダが出払っていることを告げレイを嘲笑するが、ケンシロウの怒りを買い秘孔の頸中から下扶突を突かれ、レイと同じ地獄の苦痛にのた打ち回る事になる。
ケンシロウとレイが去った後、もがき苦しむ彼の前に出払っているはずのユダが姿を現わす。実は他の街へ行ったと見せかけ、物陰に隠れてケンシロウとダガールのやり取りの一部始終を見物していたのだ。捨て駒にされた事を怒り狂ってユダに襲い掛かるが、彼の南斗紅鶴拳の前に真っ二つにされてしまった。
原作での断末魔は「おろら ごぼば!」。
格闘ゲーム「審判の双蒼星拳豪列伝」においても、側近のコマクとともにユダのサポートキャラとして登場しており、原作通り必殺技を使って真っ二つにする事も可能。
なお、間違えられやすいが「ダカール」では無い。
アニメ版では
アニメ版の彼はとにかくうるさい。
初登場時こそクールで気障なキャラといった佇まいだったが、ケンシロウの攻撃を受けた時、苦痛にのたうち回っている時、そしてユダに殺される時、終始セリフ全てに濁音がついてるかの如く喚きっぱなしで、担当声優の屋良有作氏の喉が潰れるのではないかと心配になるほどであった。
「んなあがががごごどげげげげげばっがっばっごっがっぎょっ、おおっ、えやああ〜」
「あが!ぐぐ!げげ!ごごどでばーぢーぐーっ!」
また断末魔も原作とは異なる。
ユダ「愚か者めが!おれに勝てると思っているのか?ケンシロウが腕一本なら、おれは指一本で十分!」
ダガール「んなああぁ〜、おぉ〜ろらぁ〜、よぉぉ〜」
(ナレーション「南斗六聖拳のひとつ、南斗紅鶴拳。あまりのスピードのため、衝撃は背中へと一気に突き抜ける」)
ダガール「がががががぎぎぎぎぎぐぐぐげげげごっ、おっおおっ、あぁ〜!」
(ナレーション「返り血で身を紅く染めた美しきツルに名をたとえ、紅鶴拳と呼ばれる、あでやかな殺人拳である」)
南斗比翼拳
比翼鳥を象徴とするということから考察すると、片手で使う技は右手と左手で拳の質が異なり、両手で繰り出す技は同時攻撃のほか左右の拳が巧みに連携する技などがあるものと思われる。おそらく同格の拳士程度では防御は困難であろう。