御前(ヒューマンバグ大学)

ごぜん

ヒューマンバグ大学に登場する政界の重鎮。

概要

伊集院茂夫の両親と伊集院家に仕えていた使用人全員を暗殺した事件(以降、伊集院一族暗殺事件と表記)の黒幕とされる人物。古くから政界を牛耳る大物とのことだが、旧華族の子孫である堂馬利信ですら顔を知らないという、正体不明の人物。

それもその筈、政財界では触れる事が禁忌と言われる存在であり、この「御前」という名前すらも異名に過ぎない。彼に消された人間は相当な数になっており、当然ながら敵も多い。

強大な権力を持っており、その強大さ、恐ろしさ、危険性は御前の情報だけでも元殺し屋のメロンパン屋からも「特級にヤバイ」「どえらい爆弾」と息を飲んだ程。御前の情報を託されたある人物が組織に狙われているのはそれが関係していると考えられる。その権力たるや銀田栄角も襖越しに彼と話す時土下座をしている程。

日本に拠点を構えるアサシンギルド。御前は出資者の一人であると同時に政敵の暗殺依頼をする大口顧客でもある。

具体的な名前は出されていないが、自身に関わる情報の揉み消しに失敗した場合は彼らもEL戦争に介入してくるものと毛利は予想している。また、毛利がこのように予想していることから、恐らく御前は過去にも彼らに政敵暗殺を依頼しているものと思われる。

上記の組織に加えてマスメディアや警察などにも強大な影響を及ぼしていると考えられる

日本有数の名家として知られている一族であり、それゆえに御前との関係性はかなり深い。特に次男の銀田栄角は、銀田家としてだけではなくCODE-EL現トップという立場でも御前と関わりを持っている。

旧華族という家柄ゆえに御前との関係性は深かった。特に当主の利信は御前が中心となって企てた伊集院一族暗殺事件に加担したほど関係性は深かったが、別件で伊集院茂夫に目をつけられ、最期は冷凍拷問によって死亡した。

なお、利信には娘がいたが彼女は利信に雇われた殺し屋によって殺されてしまい、唯一生存した利信の孫も現在は天羽組に保護されていることから、堂馬家自体は事実上断絶したといえる。

堂馬家と同様に旧華族という家柄ゆえに御前との関係性も深かったものと考えられる。伊集院茂夫暗殺事件では資金面を担当していたが、この一族も別件で伊集院茂夫に目をつけられ、外道だった当主とその息子は断腸草による拷問により死亡、これに伴い大鳥家自体も断絶した。

旧華族として知られる一族だったが、何らかの理由で御前に目をつけられてしまい、伊集院家を妬む連中と結託した御前によって間接的に伊集院茂夫の両親が暗殺されてしまう。ただし、唯一の生存した茂夫は現在拷問ソムリエとして裏社会で活動しており、密かに御前の命を狙っている模様。

銀田栄角の方針に反対する、毛利派を中心としたCODE-EL内の反体制派。現在は内部抗争の切り札として御前がCODE-ELに依頼した過去の暗殺依頼リストを握られており、直接的には対立していないが、今後の状況次第では正面衝突する可能性もありうる。

この動画で、拷問のターゲットだった堂馬利信の口から初めてその存在について言及された。

毛利仁美がCODE-ELに狙われているのは、この人物の情報を持っているとカリンに推測されている。また、とある拷問ソムリエに密かに狙われているようだが……？

襖越しではあるが満を持して本編に登場。この回にてCODE-ELに資金提供していることが正式に明かされた。

「奴(＝御前)に消された人間は相当な数になる」という瓜生の発言、および彼に関する重大な秘密をCODE-EL関係者の娘に握られていることから、彼による暗殺依頼の一部をCODE-ELが請け負っていた可能性がある。もしかしたら、伊集院一族の暗殺もCODE-ELに依頼したのかもしれない。