概要
ことわざの一つ。
悪に対して別の悪で対抗する事、悪人に対抗するために他の悪人を用いる事や悪事に対して悪事で対応する事を、毒を用いて他の毒を中和・解毒する事に例えたもの。
「蛇の道は蛇」という理屈で、問題を起こすものと同類のものを用いて問題を解決するという意味では「油を以て油煙を落とす」とも言う。
実際、「毒薬変じて薬となる」とも言うように、毒を薬として用いる事が可能だったり、逆に「薬も過ぎれば毒となる」薬は量によって毒だったりもする。(病原体に特異的に働くために人体に無害という場合もあるが。)
実例
毒の力で毒を制すというのはフィクションでは鉄板の展開の一つである。
- それぞれの作品で怪人・モンスターと同質・同源の力を持つ仮面ライダー
- 喰種の捕食器官「赫子」から作られた武器クインケで彼らと戦う喰種捜査官
- アラガミの細胞を組み込んだ武器を使いアラガミを狩る神機使い・ゴッドイーター
- 異星からの侵略者と戦わせるためにその親玉WRSの遺伝子から作られたクローンGRAYシリーズ
- 町奉行や法の力で裁けぬ外道を始末するために、必要悪として誕生した必殺仕事人
- 海賊達への抑止力として世界政府の支配下にある王下七武海
関連タグ
勝った方が我々の敵になるだけです - 毒の扱いを誤るとなりうる結末