概要
双子葉類シソ目に属する大きな科。現在のAPG分類体系では220属3500種が属する。ほとんどが草本で、一部が木本。対生の葉が特徴で、繁殖力が旺盛で精油を含む種が多い。
形態的には同じシソ目に属するクマツヅラ科と共通する特徴が多く、近縁と言われていたが、分子系統解析ではキリ科などの方が近縁とする結果も出ている。
属する植物
シソ(及びその変種のエゴマ)をはじめ、ハッカ(ミント)、バジル、ローズマリー、ラベンダー、セージ、マジョラム、オレガノ、タイム、レモンバームなど多くのハーブ類を含む。
そのほか、サルビアなどの草花がよく知られ、ホトケノザやオドリコソウ、チョロギなどもこの科に属する。
過去にクマツヅラ科に入れられていたハマゴウ、ムラサキシキブ、クサギなどは分子系統解析によりシソ科に移された。