ゲーム概要
Hi-Fi RUSHとは2023年にXboxSeriesXとPC向けに発売されたベセスダ・ソフトワークスのリズムアクションゲームである。
開発元 | Tango Gameworks |
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発売日 | 2023年1月25日 |
カテゴリー | リズムアクション |
サイコブレイクとGhostWire: Tokyoのプロデュースを行なった「Tango Gameworks」が手がけたリズムゲーム。ホラーな印象を与える両作とは相反する、ポップでリズミカルというゲームになっている。
ゲームシステム
本ゲームは地形や敵、見えるものすべてが一定のリズムを刻んでおり、それに合わせて攻撃ボタンを押すことで攻撃し、上手く繋ぎ合わせればコンボになる。
戦闘システム
本作のバトルは「デビルメイクライ」やベヨネッタシリーズのようなスタイリッシュアクションと、音ゲーのようなリズムゲームの中間の存在とも言える、新感覚のアクションが楽しめる。
Xボタンで1ビートで攻撃できる「ライトアタック」、Yボタンで2ビート必要(時間がかかる)だが攻撃力が高い「ヘビーアタック」の二つが使える。さらにストーリーが進むにつれ、援護射撃や攻撃を仲間に頼むこともできる。
コンボについてはX→X→X→XやX→Y→Yなど、ボタンの押す順番によって多くの種類がある。
スペシャルアタック
コンボを繋げていったり、ジャストタイミングで攻撃をすると「リバーブゲージ」が貯まっていき、最大になるとLスティック押し込み+Rスティック押し込みで強力な「スペシャルアタック」を繰り出せる。
ストーリー
舞台は近未来の世界。ヴァンダレイという企業が計画する、機械とヒトが融合する「アームストロング・プロジェクト」に参加する”自称”ロックスターのチャイは、ロボットアームを組み込む手術中、落下してきたミュージックプレイヤーが胸に埋め込まれ、音楽を力に変える能力を手にしたが、ヴァンダレイから「不良品」と称され、追われる身となる。
チャイはヒロインでありハッカーの「ペパーミント」やその他の仲間たちとよからぬ企みをする企業の謎を暴く代わりに街から解放してもらうことを条件にタッグを組み、街からの脱出、そして「ヴァンダレイ」の秘密を暴くため奮闘する。
登場キャラクター
※担当声優は日本語版 / 英語版で表記。
チャイ
CV:下野紘/ロビー・デイモンド
本作の主人公。ロックスターを夢見るお調子者。
サイボーグ化手術の際、胸にミュージックプレイヤーが組み込まれてしまい、音楽を力に変えることができるようになったが、「不良品」と称され、追われる身になってしまう。右腕のロボットアームから磁力を生じさせ、スクラップを固めたギター型の武器で演奏(物理)する。
ペパーミント
CV:行成とあ/エリカ・リンドベック
ロボット工学に優れた天才ハッカー。本作のヒロイン。
808(後述)を作った人物。自身もレーザーブラスターで援護射撃やスイッチを押すことによってチャイをサポートする。
マカロン
CV:間宮康弘/ガベ・クンダ
中の人繋がりで言うとジブラルタル的存在。大きな腕と心を持つサポートキャラ。
敵の装備や行く手を阻むものを破壊できる。戦いは嫌いだが、ヴァンダレイの悪事を止めるため立ち上がり、チャイたちを支える。
808(ヤオヤ)
ペパーミントが作り出した猫型ロボット。ストーリー序盤で敵ロボットに見つかったところをチャイに助け出され、さらにはチャイが手を置いた瞬間にシンクロして彼のサポートメカになる。
リズムを示すメトロノームになったり仲間を召喚するなど小さなボディに有用な機能をこれでもかと満載しており、果ては必殺技で敵の動きを止めたりもできる。かわいいは正義。
CNMN(シナモン)
CV:吉野裕行/スニル・マルホトラ
マカロンが製作したロボット。軽快なトークを飛ばしながらペパーミントとマカロンを手伝うオペレーター兼ムードメーカー。
構造上顔が動かせないため感情を表す際は表情をペンで描く。
ヴァンダレイ・テクノロジー
世界有数の大企業。その実態は社員のほとんどがロボットなのをいいことに筆舌に尽くし難いレベルの過重労働が横行する超絶ブラック企業。
ケール・ヴァンダレイ
CV:子安武人/ロジャー・クレイグ・スミス
CEO。ヴァンダレイ社をブラック企業化させ、チャイの手術ミスを引き起こした(※偶然)全ての元凶と言える男。
幹部達と結託してアームストロング・プロジェクトの裏で恐るべき計画を企んでいる。
社内のあちこちに置かれている黄金のケール像は攻撃するとアイテムを落とすが、なぜか殴るたびに表情が変わる。
レッカ
CV:斉藤貴美子/ミスティ・リー
生産部を仕切っている女サイボーグ。
「品質補償」と称して不良品を跡形もなくぶっ壊すなどとにかく荒っぽく、どこからどう見てもヘビー級女子プロレスラー。
フィニッシュホールドは相手を掴んだまま腕を交差して極限まで反らせた背中を着地の衝撃で破壊する 「メイルストローム・ブレイカー」。
ザンゾウ
CV:高木渉/トッド・ハーバーコーン
マカロンの後任である開発部長。
個人的な研究で開発予算とスタッフを食い潰すマッドサイエンティスト。
常にハイテンションで、何かと大仰なポーズを決める癖がある。
コルシカ
CV:小林ゆう/サラ・エルマレ
若くしてセキュリティ部門のトップに立つ女性。生真面目な性格でヴァンダレイの計画に疑念を持っている。そのせいか他の幹部から冷遇気味。
武器は2本の大型警棒とそれらを合体させた棍から繰り出す竜巻で、生身ながらサイボーグと遜色ない実力を誇る。
ミモザ
CV:井上喜久子/カミラ・アーフウェッドソン
マーケティング部部長。会社の力を使いド派手なライブを行っている。
ロックフォール
CV:立木文彦/デビッド・フェーン
経理部長。ヴァンダレイへの忠誠心が強く、他部署の予算を握っている重鎮。