概要
CV:伊藤静
ロデュウの本(コーヒーブラウン)の持ち主である少女。
ピンク髪のショートカットで顔の右半分を仮面で覆っており、感情を殆ど表に出さない性格の持ち主。
戦闘におけるパートナーとしては極めて優秀である。
具体的には
・「ラウザルク」の効果が切れるタイミングを見計らって攻撃する
・心の力のペース配分を考えて呪文を唱える(最初に「ディオガ・ラギュウル」を使ったにも関わらず、休みなく続いた戦闘終盤に「ディオガ・ラギュウル」を唱えられた程)
・呪文の効果があるタイミングを的確に見極められ、無駄だと判断したら唱えない
・キャンチョメの限界を見極めていた為、ロデュウが側にいない状況で「ディマ・ブルク」の分身に囲まれても一切動じなかった
・勝ち目が無いと判断した時でも本を燃やされないように逃げる
といった具合であり、清麿やデュフォーのような超人的な例を除けば作中でもトップクラスの冷静さと判断力を持っており、強力な力を持つが頭に血が上りやすいロデュウのパートナーとしては理想像と言える。
作中でロデュウが終盤まで生き残れた(多くても残り20体以下)のは彼女の存在も大きかったと推測出来る。
ただし場合によってはロデュウが被害を受けそうなときでも見捨てる判断を下すので、彼から文句を言われることも多い。もっともロデュウも、本を守る意味も含むとはいえ自らを盾にして彼女をかばうことも多く、彼なりに彼女を思うところはある様子。
一方のチータもあまり表には出さないが、ゴデュファの契約を受け入れる際や清麿の攻撃を受ける際に、ロデュウを心配する素振りを見せている。
またウマゴンの出す炎の熱で苦しんでいる時くらいしか表情を歪ませなかった彼女も、ファウードの細胞の影響でロデュウの体が崩れていくのを目の当たりにした時は激しく動揺している。
元々顔の傷跡が原因で付き合っていた男からひどいことを言われた挙げ句、周囲からも白い目で見られて心を閉ざしていた。ロデュウから前を向けるよう仮面をプレゼントされたが、仮面を身につけてからも「今度は人が寄りつかなくなった」と彼女の姿勢が変わらなかったため、ロデュウの苛立ちは増すばかりで、彼から嫌われていた。
しかしゼオンへの反逆でロデュウの体が崩れ始めた際には本気で彼の身を案じて呪文を唱えることを拒否。しかし決して屈さずに己の意志を貫こうとするロデュウの生き様を見せつけられ、彼の決死の呼び掛けで強く生きる意志を与えられた。ロデュウが消えゆく中、ひたすらに涙を流しすチータは心の中でロデュウの名を呼び続けた。
ファウードの件が解決したその後は仮面を外して笑顔で看護師の職についており、患者からも笑顔を向けられている。ロデュウの意思が彼女の中で生きている証だろう。
最終決戦前でに「魔物の身を案じる元・パートナー」の一人としてその姿が描かれた他、最終決戦後に魔物からの手紙が届いた一人としても登場しており、ロデュウからの手紙に涙を流している。