スペック
概要
『機動戦士ガンダム水星の魔女』に登場するGUND-ARMタイプのモビルスーツ。
ガンダム・ルブリス 量産試作モデルの派生(発展)機。
他のMSから脚部パーツを流用したかのような細長い腕部、膝下が極端に小さく、鳥を思わせる足を持つ脚部など、人型としてのバランスが歪となっており、主人公機と酷似したオリジナルとは全く異なる外観をしている。
外観の印象を裏切らず、14m級と現時点ではA.S.で最も小型のMSとなっている。
解説
中〜近距離からの砲撃による「面」の攻撃に重きを置いたガンダム・ルブリス・ウルに対し、本機は遠〜中距離からの狙撃による「点」の攻撃が主体となる。また、脚部小型化による軽量化のおかげで宇宙空間での機動性も高い。GUNDフォーマットによる高追従性も加わり、クレバーかつ冷徹なノレアの性格も相まって正確な攻撃で敵機を翻弄する。
ウルと異なりビームサーベルは内蔵式になっている。
背部にはウルと同じくフェーズドアレイキャノンが装備されており、パーメットスコアが4の時に三叉に展開・赤く発光する。
ウルと同じくGUNDフォーマットは旧式のままであり、パーメットスコアを上げる度にデータストームの逆流が発生し、パイロットの身体に極度の負担を強いる点は共通。ノレアもデータストームに耐えているか、強化人士のような人体改造が施されているかのどちらかと思われるが、劇中では明らかにされていない。
武装
- ビームディフューズガン
本機の主兵装。ガンダム・エアリアル(改修型)のものほどではないが大型で、右手に携行している。通常射撃の他にビーム拡散など複数のモード切り替えが可能。銃身左側にグリップが取り付けられており、精密狙撃の際には左手でこれを握り銃身を安定させる。
- シールド
ルブリス・ウルのガンシールドと同型の盾。
左腕にマウントしている。
- ビームサーベル
シールド裏にマウントされているビームサーベル。
- ビームサーベルユニット
両腕の手首下部に内蔵されているビームサーベル。
- フェーズドアレイキャノン
背部に装備されたユニット。指向性の高い大出力ビームキャノンを発射する。
GUNDフォーマットと連動して直感的な範囲攻撃も行える。
パーメットスコアを4以上に上げると、ユニット自体が三叉に展開・赤く発光し、アンチドートを無効化する機能が解放される。
- 大型ビーム切断ユニット
クエタ破壊工作のため携行したビームランチャーと思わしき兵装。オプション兵装もしくは互換性のある他機体用と思われる。
ガンプラ
2023年3月18日発売予定。
余談
- 当時はルブリス・ソーンの出自について、PROLOGUEにて2機のルブリス量産試作モデルが戦闘するも敗北してしまうが爆発四散しておらず、回収された可能性があり本機は機体の状態から逆算すると損傷の多いLF-01(ナディム機)の改修とする考察もあった。
- 機体名の「ソーン」はルーン文字三文字目であるが、これは原型機が試作モデルの三号機であった事を指すのか量産(試作)モデルバージョン3である事を指すのかは明かされていない。
- キット化の告知は第1クール初期の時点で行われており早かった。
- 歪な体型からルブリス・ウルとの合体が噂されていたが、歪な体型は高機動戦闘に耐えうる為の方策であり機体重心の安定化も兼ねている。