概要
「緒山が悪いんだぞ…」とは、ねことうふ氏によるオリジナル漫画『お兄ちゃんはおしまい』の主人公・緒山まひろによる性癖破壊を表したネットスラング。
なお、漫画本編にはこのような台詞は一切登場しない。
2023年のアニメ化に伴い、同年2月頃からインターネット掲示板やTwitterで使われるようになったスラングだが、アニメ化前の2020年にはTwitterにこのようなファンアートが投稿されており、最近出来た言葉ではない。
元ネタは、『ネット流行語100 2019』にもノミネートされた「シャミ子が悪いんだよ」と思われる。
緒山まひろに性癖が破壊された者たちによって拡散・使用されるようになり、2023年3月には検索するとサジェストには「緒山が悪いんだぞ」、という言葉が出てくるようになった。
なお、まひろのことを「緒山」と呼んでいるのは同級生の男子達(主に桜田ゆうた、千川みなと)である。
どーしてこうなったー!!
緒山まひろは、元々は引きこもりニートの成人男性であったのだが、妹であり天才科学者である緒山みはりの開発した薬を盛られたことによって女の子になってしまう。
兄の引きこもりを直すため、みはりは女の子になったまひろを、女子中学生として中学校に通わせることになる。
まひろは、性格も徐々に女性化している部分もあるが、基本的には容姿も身体も完全に女の子になっているが精神は成人男性であり、女子としては無防備過ぎる格好をしてしまったり、男子の会話に入ったり、思春期の少年たちに取っては刺激の強すぎるものになっている。
それどころか、まひろ自身が「エロゲをこよなく愛す男性」故に、エッチなことに興味を抱き始めた男子中学生の心理も完全に理解しているので、男子が喜ぶ『サービス』も度々している。
当然、そのような事情を知らず、まひろを普通の女子と思っている男子からは、『転校生してきた可憐な美少女が、何故か距離感近めで積極的にアプローチをかけてくるし、無防備でなんかエッチ』でしかない。クラスのマドンナであり、魔性の女である。
勘違いしたり、理性が抑えられなくなった男子達が、「緒山が悪いんだぞ…」となってもおかしくない状況である。ただし、男子達は大体頭をパンクさせて逃げているので、こうはならずに済んでいる。
以下、緒山まひろがした行為
- 男子たちのいる教室で着替えようとする。
- 男子たちがしているゲームの話に入ってくる。
- 積極的にボディタッチをしてくる。
- 男子トイレに間違えて入った上スカートを捲る。(アニメ版のみ)
- スカートを履いたまま足を広げてしまう。(アニメ版のみ)
- 女子仲間にタイツを見せようとして、男子がいる教室でスカートを捲ってしまう。
- バレンタインチョコレートを貰えない男子にチョコレートをあげる。
- ホワイトデーのお返しを貰った際、「他には?」と意味深な要求をしてしまう。(色付きのリップクリームを褒めて欲しかった。)
- 本屋の18禁コーナーに入ろうとしていたことを言い訳する男子に「イイもの見せてあげようか?」と言う。(自分のエロ本を貸すつもりだった。)
- 水泳の授業中にチラチラ見てくる男子に足を開いてスク水姿を見せる。
- 体育祭でチアリーダーの姿で応援する。
そんなまひろの振る舞いに翻弄される同級生男子を見た視聴者の多くが、まひろの行動によって同期生男子たちが性癖を破壊されていることを見透かし、同情と同時にこう呟いた。
「緒山が悪いんだぞ……」
ちなみに、大体まひろに性癖破壊されているのは、桜田ゆうた、千川みなとの2人で、イラストでもこの二人が描かれることが多い。
なお、原作でも二人はまひろのことを「エッチ」と思っていることが、第62話で判明している。
また、第24話では、「…緒山ってイイよな…」「イイ…」と発言している。
「イイ」のやら、「悪い」のやら…
まひろちゃんが悪いんだよ…
なお女子だが、まひろの初めての友人・穂月もみじがいるまひろに対し親友以上の感情を抱いている様子で、度々まひろに対して独占欲を見せている。
女子仲間のあさひやみよがまひろに何か食べさせようとしていると、それを阻止して自分がまひろに食べさせようとする。
また、男子が(勘違いで)まひろに告白しようとした時は凄い表情をしていた。
作者が描いている同人誌(お兄ちゃんはおしまい! EX3)では、みはりの薬を誤って飲んでしまいナニかが生えたもみじは、まひろの布団の匂いを嗅いでご立派になってしまった上、本当に(性的な意味で)まひろを襲いかけている。
もみまひも参照。
その他
ニコニコ大百科 HOTワード週間ランキング(2023年3月8日~3月14日)1位になっている。また、当該ツイートを作者のねことうふ氏がリツイートしている。
関連タグ
緒山まひろ…元凶
シャミ子が悪いんだよ…別作品の言ってない台詞。元ネタ?
ふーんエッチじゃん…別作品の言っていない台詞。言ったことにされた人物とは、イベントで共演している。