概要
シカ科とは、哺乳類偶蹄目の中の動物の分類群である。生息する環境は森林から草原まで、種類によっては様々である。全ての種が植物食である。名前の由来は古語で「肉をあらわすシシと、皮をあらわすカの両方が得られる獣」という意味であるといわれている。
雄は枝分かれした角を持つ(例外的にトナカイのみ雌雄共に角を有する)。
シカの角は皮膚が盛り上がって作られるもので毎年生え替わる。
夏毛は、大抵、冬毛より鮮やかな色をしている。お尻の毛は、周りより明るい色で、驚くと逆立つ。
肉は食用にされ、フランス料理などでは高級食材扱いである。その色合いから鹿肉には「モミジ」と言う俗称がある。
日本には、ニホンジカが生息する。ニホンジカとはいうが東アジア各地に広く分布しており、日本固有種ではない。このほか、本来は日本に分布しないキョンが房総半島などで大繁殖しており、特定外来生物の指定を受けている。