『醜い欲を女性にぶつけ、断られたらその家族まで殺すか……』
「生きる資格などあろう筈が無い。そして、簡単に死ぬ権利も無い。全身の肉を削ぎ落とし、煉獄の苦悶を与えよう」
『家族の苦しみを……この伊集院が、兆倍にして貴様に刻む』
流川「ならば私は鬼になります……伊集院先生…… 生きる資格のない外道を裁くことができるなら、喜んで闇へと落ちます!! 私のような人間のために鬼となり、生涯この身を捧げると誓います!! どうか、中へ入らせてください!!」
「ならば来るがいい。この扉はお前にとって、魔界への入り口だ」
「言うまでもなく、この外道に生きる資格などない。この世に生を受けた事を、心の底から後悔させ、煉獄の苦しみの中で死んで貰う」
「わかったか、学べ。遺族に外道を会わせても、そこには地獄しかねぇんだ」
「おい……そんな戯言が通用するのはケダモノだけなんだよ。さあ、始めようか」
「流川ぁ! この下衆の身体をこの世から消す! そこにある足元のスイッチを踏めぇ!」
「命乞いにしても芸が無い。やはり教養の無い奴は駄目だな」
「なあ、一つ頼みがあるんだが……俺と相撲しないか?」
「ああ? なに人前で断ってんだコノ野郎。俺に恥をかかせやがって…… 死んで当然だな」
「流川ぁ、この器具は手でも回せる。お前が回せぇ。肉が無くなり、骨が溶けるまでだ」
「何ビビってんだ。跡形もなくなるまで回せ。お前は鬼になるんだろうが」
「まだ死ぬなコラ! テメェの罪がこんなモンで償えるか! 下衆野郎が!」
「流川……復讐は何も生み出さないなど偽りだ。人には、晴らさねば前に進めぬ恨みもある」
「いいだろう。だが、君の選択が正しいとは言わない。一度入れば決して抜けられない修羅の道だ…… 覚悟するがいい」
対象
異常性癖で流川隆雄の母の理恵子に不倫を誘うというセクハラを糾弾されたことで逆ギレし、流川一家を皆殺しにして家に放火。無能なサツに金持ちの父親の力で圧力をかけて逃げ切った元大手スーパーチェーン店長の半グレ「戸塚」に執行。
概要
以前JJが行った野兎責めと同じ(時系列ではJJ回が後)だが、スイッチを踏むことによって全自動で車輪が回転するようになっている。
さらに罪人の体を削るおろし金の針から強酸が噴き出すよう改造した。これによって傷が焼かれることで出血を抑えるのと同時に酸による肉の腐食で更なる苦痛を与える事が出来る。20周回したところで一旦止めて伊集院は戸塚に相撲をしようと誘う。拘束され身体中ズタズタな戸塚は相撲が出来るわけがなく断ったが、戸塚はこれより理不尽な要求を流川の母親にしたため「誘いを断った奴は殺していい」という論理を返され拷問続行が確定した。
最終的には流川自身の手によって手動で回転させられ、約30周回転したところで内臓をぶちまけて死亡したが、伊集院は「まだ死ぬなコラ! テメェの罪がこんなモンで償えるか! 下衆野郎が!」と怒鳴りながら戸塚の亡骸を蹴り続けた。
加害者
- 戸塚
今回のターゲット。他者への横暴を息を吸うように行いそれが自分に帰ってくると平気で拒否する厚顔無恥。
- 戸塚の父
戸塚が支店長を勤めていたスーパーチェーンの社長。戸塚の悪事を揉み消していた。
- 花宝町のサツ
戸塚の父から圧力をかけられ明らかに凶悪犯罪である流川一家皆殺し事件の捜査を放棄。更には汚職が流川にバレてキレられると逆ギレまで起こすという暴挙に出た。恐らく黒焉街のサツと同レベルの無能。
- 偽情報屋
流川に事件の真相を教えると見せかけて金だけ毟りとったチンピラ。流川を集団リンチしてゴミ捨て場に放棄した。
- 副島
戸塚が雇った殺し屋。流川に逆ギレした戸塚の指示で流川を瀕死に追い込んだ。しかし度が過ぎた悪行故に伊集院によって両眼と両方のアキレス腱を斬り裂かれ、殺し屋として再起不能になってしまった。
余談
普段は冒頭には伊集院のみが登場しているが、流川の過去という事もあり、後編の冒頭では流川も伊集院の隣に立つ形で登場している。また、最後のシーンもいつもなら伊集院が依頼完了を伝えたり、依頼者が前を向いて生きていく事を願うシーンで終わるが、今回は最後のシーンは流川のみが出ている。
時系列的にはこちらが先だが、過去のシリーズにも「戸塚」という悪人が登場している。
関連タグ
伊集院茂夫と流川隆雄による百足刑:流川の過去と彼の身内に再びスポットを当てたエピソードでかつ、流川自身がこの事件からどう成長したかの対比を描いた実質的な続編にあたる回。