「私は風見幽香。花に異変が起きれば目覚めるつもりだったけれど、まさかこれほど早かったとは。予想よりだいぶ、かなり早いわ。」
「『根源たる唯一の世界』が存在していたとしても、それを観測する者の数だけ、観測の瞬間から『不完全に複製される』。見えるのは、その複製だけ。根幹から枝葉へは流れても、逆流はしないのよ。」
概要
紅い霧に包まれた世界の風見幽香。
ご存知の通り、風見幽香という存在は花が咲き乱れる異変から現れるはず存在だったはずなのだが……
容姿は「『怪綺談』の後日談」や「『花映塚』の前日談」をイメージしているからか、少し長いウェーブの髪の旧作幽香要素とロングスカートの風見幽香要素をミックスさせている。
恐怖感を煽る雰囲気を持つL1世界の風見幽香とは異なりどこか優しそうなお姉さんチックな外見………なのだが、言動はともかく思想はL1幽香よりも過激的かつ攻撃的である。
プレイアブル化
実装形態 | フェス限定 |
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式 | 回復式 |
気質 | 花霧 |
拡散 | [紅]フラワーシューティング |
集中 | [紅]幻想春花 |
スペカ1 | 花符『紅魔郷の開花』 |
スペカ2 | 紅夢『花鳥風月、嘯風弄月』 |
ラスワ | 『フラワースパーク・ブーゲンビリア』 |
テーマ曲
予定より早く目覚めた幽香のテーマ曲は、豚乙女の「ベルベットの夜が降りる」。原曲は「今昔幻想郷 ~ Flower Land」と「オリエンタルダークフライト」。
余談
スキル2の「芽条変異(かじょうへんい)」はいわゆる枝変わりのこと。突然変異により母体とは全く違う遺伝形質を示す現象。枝替わりした部位を挿し木等をすれば新しい品種となる可能性があり、ミカンやナシの一部の品種は枝替わりによってできた例もある。
スキル3の名前になった「虫癭(ちゅうえい)」はその名の通り虫によってできた”癭(こぶ)”で、植物の組織が異常に発育し球状・耳たぶ状になったもの。主に昆虫類の寄生・産卵が原因だが、ダニや線虫、菌類、細菌によるものもある(虫以外だと虫えいではなく「ダニえい」「菌えい」と名前が変わるが、英名の『ゴール(gall)』は全てに適用される)。植物の種類によっては有益だったりする。
芽条変異と虫癭はどちらも植物が通常とは異なる成長の仕方をする現象として共通しているのだが、この二つがこの幽香のスキル名として用いられたのは、それぞれ『「異変の長期化」という、本来想定されていなかった事態による世界線の分岐によって生まれた新種』『吸血鬼によってもたらされた紅い霧による影響がついにここまで及んでしまい、本来とは違う形で目覚めてしまう』という、この世界線の幽香の設定にちなんだチョイスと思われる。
セリフなどで『夢幻』というワードを多用しているが、これは幽香が初登場した『東方幻想郷』の舞台である夢幻館や夢幻世界が由来と思われる。
ショットは東方花映塚からの採用。L1の風見幽香もこの技を使用することができる(……というか原作においては幽香の名前ありのショットは二つしかない)。
スペルカードの花符「紅魔郷の開花」と紅夢「花鳥風月、嘯風弄月」はそれぞれ花符「幻想郷の開花」と幻想「花鳥風月、嘯風弄月」のアレンジ。
『幻想郷』から『紅魔郷』への変化は初登場からこの幽香がいる時系列への変化、『紅夢』は魔理沙の二つ名『魔法と紅夢からなる存在』と紅霧異変を意識していると思われる。
ラストワードの演出は東方幻想郷6面の2本の極太レーザー(通称:元祖マスタースパーク)を基にしている。ブーゲンビリア(イカダカズラ、ココノエカズラ)とは中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林に生えるオシロイバナ科の花で、「魂の花」とも呼ばれている。
関連タグ
融合細胞怪獣・・・同じく並行世界の風見幽香。旧作とWin版をミックスさせたデザインであることでも共通している。