「そこの貴方、紅魔館の方角はお分かりになります？紅い霧が溢れ出してるでしょうから、目立つと思うのですが。…え？その異変はもう終わった？」
「今宵のお客様には見せて差し上げましょう 紅き霧がもたらす真の恐怖と絶望を」
曖昧さ回避
- 原作の「紅魔館のメイド」はこちら。→紅魔館のメイド
- 冬が終わらない世界の「紅魔館のメイド」はこちら。→紅魔館のメイド:幻符(東方ロストワード)、紅魔館のメイド:時符(東方ロストワード)
紅魔館のメイドとは、東方ロストワードにおける十六夜咲夜の二つ名だが、同時に同作品における今後のストーリーに登場するパラレルワールドの十六夜咲夜の二つ名となっている。この記事では主に後者の方を指す。
| 実装形態 | 恒常 |
|---|---|
| 式 | 速攻式 |
| 気質 | 曇天 |
| 拡散 | 妖剣シルバーブレード |
| 集中 | スマートロバー |
| スペカ1 | 幻符『殺人ドール』 |
| スペカ2 | 奇術『エターナルミーク』 |
| ラスワ | 『デフレーションワールド』 |
概要
彼女の世界の幻想郷は紅い霧の異変が長期化している。汎異記号は霊夢や魔理沙と同じく「A6」。
立ち絵は紅魔郷時代の十六夜咲夜のZUN絵をろて氏が意識し、再現したもの（言うならばオマージュかリスペクト）となっている。
咲夜は紅魔館唯一の人間であるため、紅魔館の妖怪たちの連携のカギとなっている可能性、そして紅い霧の異変の長期化の要因に関わっている可能性があるらしいが…？
L1世界線の咲夜とは性格の差別化も行われている。L1咲夜は完全で瀟洒な従者でありながらも、（ごく）まれに二次創作に良く見られる「お嬢様ﾊｧﾊｧ(*´Д`)」みたいな一面が表れていたのに対し、こちらは後者の要素をほぼ抹消されているかのように見える。
プレイアブル化
| 式 | 攻撃式 |
|---|---|
| 拡散 | リプレイサブルナイフ |
| 集中 | イリュージョンアクトレス |
| スペカ1 | 幻象『ルナクロック』 |
| スペカ2 | メイド秘技『操りドール』 |
| ラスワ | 『デフレーションワールド・カーマイン』 |
2021年11月18日開催の小さな亡霊楼主の復刻版超フェスと同時にフェス限定で実装された。
通常スペカはどちらも全体攻撃であり、最近のキャラによく見られる属性弾のみの攻撃になっていて、属性弾による結界ブレイクの性能が高い。この咲夜の場合は月・火・金属性を得意としている。そして、ラスワは火属性の単体攻撃。スキルやスペカ前効果も合わせて、どれも高威力が期待できる。
しかしラスワで全弾火属性という点では、恒常ならばキスメや駒草山如と被ってしまっている。さらに火属性が中心の単体ラスワを持つ驪駒早鬼やヘカーティア・ラピスラズリには少し劣るものの、それでも全キャラの中では優秀で強い方に入るので育てておいても損はないだろう。
この咲夜はフェス限定であるため、超フェス限定キャラとは異なり育成には”天形代”を必要としない。代わりに”人形代”を要求されるが、人形代は無課金でも課題やログインボーナスなど入手の機会が多い素材なので育成コストも少ない。
テーマ曲
紅魔郷の咲夜のテーマ曲は、はちみつれもん×Aftergrowの「illusion」。原曲は、「月時計 ～ ルナ・ダイアル」。
東方紅魔郷オマージュ
紅魔郷時代の服の袖に書かれていた文字「Red Majic」は健在。ナイフも紅魔郷のものと同じ形状になっている。そして、モーションや台詞には東方紅魔郷のネタが盛り込まれている。
モーション
「リプレイサブルナイフ」は5面中ボスとして登場した時の通常攻撃、「イリュージョンアクトレス」はボスとして登場した時の1回目の通常攻撃の一部、もしくは6面中ボスの時の通常弾幕が元ネタと思われる。
台詞
- 「通さないよ、巫女だろうが、魔女だろうが。」→「通さないよ。お嬢様は滅多に人に会うようなことはないわ。」（自機：博麗霊夢）
- 「そろそろ帰りなさい、私には仕事がある。」→「そろそろ帰ったら？ 私も仕事あるし。」（自機：霧雨魔理沙easy5面クリア時）
- 「私に勝ってもメイド長になれないわ、まず、メイドになりなさい。」→「メイドじゃなくても、メイド長になれるのか？」「なれるわけ無いじゃない。」（自機：霧雨魔理沙Normal以上クリア時）
- 「返り討ちよ！」→「そういって返り討ちに会った人はトリウム崩壊系列の数より多いわ。」（自機：霧雨魔理沙）
- 「あなたに勝ち目はない！」→「あなたの時間も私のもの……古風な魔女に勝ち目は、ない。」（自機：霧雨魔理沙）
- 「あぁ、お掃除が進まない！」「また、お掃除の邪魔する！」「弾幕では勝ったけど、お掃除は何一つ進んでないわ、困ったわね。」→「あー、お掃除が進まない！」「また、お掃除の邪魔する～」（自機：共通）
- 「強い……でも、お嬢様ならあるいは。」→「強い……でも、お嬢様ならあるいは。」（自機：博麗霊夢）
- 「避けてごらんよ！」（ゲームにおける”ボスとしての立ち位置”を意識した台詞と思われる。）
- 「ーー生類哀れみの令だあね！」→「ああ、魔法使いは生類哀れみの令だあね。」（自機：霧雨魔理沙）
ホーム画面やストーリー中の台詞では、紅魔郷以降に関わるはずだったキャラクターとの関係も聞くことができる。
- 「冬の妖怪と契約して、霧を保ちやすいように気温を余計に下げてもらったことがあったわ。パチュリー様に休暇ができた瞬間だった。」（冬限定の台詞）
- 「『太陽の光』……？そういう能力を持った妖精が、メイドに紛れていたような。」
ボイス
- ボイス1「お掃除が進まない程度の声」
→「あー、お掃除が進まない！ お嬢様に怒られるじゃない！！」（自機：共通）
- ボイス2「無限の時間稼ぎ程度の声」
→「でも、あなたはお嬢様には会えない。それこそ、時間を止めてでも時間稼ぎが出来るから。」（自機：博麗霊夢）
- ボイス3「ワシントン条約？程度の声」
→魔理沙「いやはやメイドとは。捕まえるとワシントン条約に引っかかるな。」（自機：霧雨魔理沙）
ストーリーでは
秘封ロストワード
秘封ロストワード「偽りの楽園を求めて」にて、吸血鬼ハンターによって集められた"運命のかけら"として召喚された。敵NPCとしての名前は「謎のハンターC」。
メインストーリー
第1章EX2「異変時空の片隅で」「ふたりの従者」では、本人ではないものの本人と同じ姿、記憶、能力を持った『複霊』として東風谷早苗と一緒に登場した。
間欠泉地下センターのような場所を建てられる科学力を駆使できるのは、河童と麓の神社が手を組んだのではないかと早苗に諭され、”自身の主の領地として日の光が届かない地底を狙っている”という事情と、早苗の”守矢神社の神々がエネルギー問題の解決策として魅力的な地底を狙っている”という事情で、利害関係が一致している為か”従者”同志、意気投合した。
話し合いを試みる主人公たちに対して「どちらも日光と縁が深い」と言い攻撃を仕掛けたが、あえなく敗北。早苗と同時に消えてしまった。
紅魔塔
200階のストーリーの終盤にメイド妖精、門番と魔法使いと共に登場した。何やら主人公のことを知っている様子であり、影から様子を見ていたようだ。
余談
気質は『曇り』。
小ネタ
スペルカード
採用されたスペルカードは紅魔郷Normal以下のスペルカード。Hard以上のスペルカードを採用しなかったのは原作の東方紅魔郷がEasy以下では6面に進めないシステムになっているためと考えられる（なお同じ世界の霊夢が「メイドのところまでは行けるけど後に控えてる吸血鬼が強い」と言ってることから、本来はNormal程度の難易度と推測できる）。上位互換版の『殺人ドール』は幻符『殺人ドール』の名前で通称の咲夜のスペルカードに、『ザ・ワールド』は後に伝説の吸血鬼ハンターのスペルカードとして採用された。
『デフレーションワールド・カーマイン』の"カーマイン"とは赤系統の色の一つで、洋紅色（ようこうしょく）と呼ばれる場合もある。
CV
ボイス2を担当している名塚佳織氏は、不思議の幻想郷のアリス・マーガトロイド、東方ダンマクカグラの稀神サグメ、舞華蒼魔郷の東風谷早苗を演じているほか、アールグレイの『DOKIDOKIディスク』でも咲夜の声を当てている。
他にもボイス1の新井里美氏は東方ダンマクカグラのドレミー・スイートを、ボイス3の木村珠莉氏は東方キャノンボールの依神女苑を担当している。
関連タグ
月戦型サーヴァント、伝説の吸血鬼ハンター・・・秘封ロストワードに登場する別世界の十六夜咲夜。後者からはこの咲夜のいる時間軸に干渉している可能性があることが示唆されている。
PAD長、PADIO・・・L1及びB3世界線の咲夜に比べて、ここの咲夜だけはなぜか胸が小さく描かれている。
