「民が求め続ける限り、与え続けるのが導き手の役目じゃ!」
「やはり余の教えは正しかった 救済は『常夜』より齎される 蝶の精に転じた余こそがその証左 今こそ世を夜に変え 永久の幸福を!」
概要
東方ロストワードのイベントストーリーに登場する四季が乱れまくる世界のエタニティラルバ。
四季が乱れる異変が長引く第16次長期化異変の容疑者とされている人物。
本来、エタニティラルバは四季異変の中で大きな活躍を見せた妖精の一人であるだけに留まっていたが……。
妖精が成長した姿になるのは本来あり得ないことであり、テキストでは「『一回休み』からの再生で事故が起きた」ためと予想されている(妖精の「『気質の再収束』で『一回休み』の状態から再生される」という性質によるものから、再生する時に偶然近くにあった「近い性質の気質」を取り込んだという予測)。
そのため「鱗粉をまき散らす程度の能力(長期化)」の説明によると、神と祀られていた時より力が増しているらしい。
もっとも、期間限定イベント内で光の三妖精の言い分によると、見た目や力は兎も角ラルバの本質は変わっていないらしい。
要するに『異変を終わらせられる力はあってもラルバの頭脳では複雑過ぎるその力を上手く使う事が出来ない』と言えるだろう。
汎異記号は「A16&」。
16の数字は本来は逸脱度(例外的な要素の多さを表す数字)を表すものだが、この場合は「A世界団の中の16番目」という意味を表している。
余談だが、東方Project第16弾の作品は「東方天空璋」である。
容姿
髪の毛が腰に届くほど長くなり、元のエタニティラルバよりもかなり大人姿になっている。
元々の衣装ではなくロングドレスを着用しており、橘の葉の意匠を持つ大きな袖、杖のように所持した向日葵、八坂神奈子の鏡のように飾られた橘の実が追加されている。
スカートの色が白色に変更され、橘の実や葉、向日葵から、エタニティラルバの昆虫の成長・再生・変態に加え誕生と死や輪廻転生を加えられていると思われる。
ちなみに裸足。
シトラスは敗北の苦み
神の過去
幻想郷がまだ外にあった時代、彼女はアゲハチョウの姿をした妖だった。
彼女は高い知能を持っていたため、太秦と出会い皇子の教育係として雇われていた。
その時皇子の部下、甲斐の黒駒、乳部の同僚、そして霍青娥と知り合いになった。
なお教育者としては素質は高く、イベントのEXステージでは慧音と教育者談議が行えるほどはある模様。
教育係から外れた後、大生部多と出会い自身を祀る新興宗教を設立。
大生部多や信者たちの祈りの為に奮闘していたが、太秦に討たれてしまう。
その過去は今でも許せないらしくA世界線から来た宮古芳香の詠んだ
「太秦は 神とも神と 聞こえくる 常世の神を 打ち懲ますも」
の短歌に怒りをあらわにしていたほどである。
しかし宗教団体と自身が討たれた原因は信仰を集めておきながら何もできなかった自分自身のせいではないかと考えていたようだ。
それから幾年月が経ち、四季が乱れ続ける幻想郷でラルバが弾幕ごっこで一回休みになった時それは起こった。
蝶の妖精に取り込まれた蝶の偽神は、その偶然によりかつての自身を超える強大な力を有した。
そして異変長期化の容疑者として彷徨っていたところに赤い封結晶を発見し、封結晶異変が起こっている世界に行き着いたのだった。
神の軌跡
四季が乱れ続ける世界線から今の世界線に迷い込んからしばらくは、三妖精に勉強を教えたり、手作りゼリー「非時香菓ゼリー」を振舞って平穏に過ごしていた。
しばらくして自身の作ったゼリーで三妖精を始め妖怪や人間が少しだけ運が良くなったと言う噂が人里に流れだす。
ラルバ自身の耳に入ると、自身が長期化した異変の影響で昔より力が増した事で、本物の神になれると考え中異変の実行犯となった。
一時は海が広がる世界線の聖白蓮の弾幕ごっこと説得で頭を冷やすものの、中異変の黒幕である別世界のぬえの口車に乗ってしまいそのまま行方をくらます。
再度弾幕ごっこで討伐すると、自らの行動の愚かさを反省し、ぬえもラルバの過去のトラウマに絆され、異変を収めることとなった。
そして人里で真実を話すが非難され、攻撃されそうになるが白蓮が止めに入り三妖精や噂と無関係な妖怪がゼリーを求めたことで、霊夢たちを動かすことなく異変を解決させる。
最後は別れ際に主人公、芳香、白蓮、ぬえと共にゼリーを食して「敗北の苦み」を味わった。
そして赤い封結晶を使用して元の世界に帰るために異界渡りを行うのだった。
プレイアブル化
実装形態 | EXフェス限定 |
---|---|
式 | 回復式 |
気質 | 雷鳴 |
拡散 | 生命の幼虫 |
集中 | 死の成虫 |
スペカ1 | 蝶符『アゲハの鱗粉』 |
スペカ2 | 蝶符『真夏の羽ばたき』 |
ラスワ | 『異なる季を得たくば余を崇めよ』 |
テーマ曲
神に近づきすぎたエタニティラルバのテーマ曲は、TAMUSICの「エタニティラルバの夢の中」。新規書き下ろし楽曲で、原曲は「真夏の妖精の夢」。アレンジャーはTAM。バイオリンとピアノによるアレンジ。
余談
気質は『雷鳴』。雷が鳴ること、またはその音のこと。
小ネタ
ショット・スペルカード
スペルカードは東方天空璋からの採用。
アゲハの鱗粉と真夏の羽ばたきは、それぞれNormal以下のスペルカード蝶符「ミニットスケールス」と蝶符「真夏の羽ばたき」の上位版として使われている。
ラストワードの弾幕は他キャラの四つのスペルカードが元となっている。
豊聡耳神子の「生まれたての神霊」と霍青娥の入魔「ゾウフォルゥモォ」(に似た弾幕)の逆再生に始まり、次に驪駒早鬼の「フォロミーアンアフライド」の逆再生、最後に摩多羅隠岐奈の裏夏「異常猛暑の焦土」で締める。
四人はいずれも豊聡耳神子やその元ネタの聖徳太子に関係のある人物でもある。
CV
ボイス1は下屋則子氏、ボイス2は長谷川玲奈氏、ボイス3は淫乱キャラに定評のある若山詩音氏が担当。
1や2はのほほんだが3はおバカっぷりに極振りした感じと言えるだろう。
平和の使者?
厄介なトラブルメーカーを吸収したと言われているので
『この世界線の幻想郷はコイツらさえ何とか出来れば結果的には1番平和なのでは?』と言われていたりする。
関連タグ
エタニティラルバ(マタニティラルバ、デカニティラルバ) 東方LW・実装キャラクター一覧
EXフェス関連