「張り合いが無くて、眠気覚ましにもならない。」
「幽々子を止めて霊夢を助けないと…… ただ……とっても眠いの」
曖昧さ回避
原作の「神隠しの主犯」はこちら。→神隠しの主犯
概要
春雪異変が解決していない世界の八雲紫。原典の八雲紫は1日につき12時間以上の睡眠に冬眠ありという過眠っぷりが出ていたが、この紫はその特徴がさらに出ている(戦闘/探索中に寝ようとするレベル。異変の影響によるものかは不明)。
紫が冬が終わらない異変の事態を知ったのは八雲紫が勝負に敗けた後のことだったが、この世界の場合ではさすがに異変の最中で目を覚まし、事態の把握と収束に奔走することになる。
異変が終わらない原因は、親友である西行寺幽々子やその従者の魂魄妖夢、そして西行妖とは別のところにあると見ている様子。
異変解決に奔走する霊夢たちに手を差し伸べてやるべきかと考えつつも長い異変の間にぞろぞろと現れる『本来はまだ出番でない者たち』に、不安を感じ始めている。
容姿は東方妖々夢の紫のZUN絵がモデルなのだが、リボンの色は東方永夜抄の「深弾幕結界-夢幻泡影-」の時の立ち絵と同じ青色になっている。
気質は『天泣』。
プレイアブル化
実装形態 | フェス限定 |
---|---|
式 | 技巧式 |
拡散 | 冬と春の境界 |
集中 | 顕界と冥界の境界 |
スペカ1 | 『人間と妖怪の境界』 |
スペカ2 | 結界『生と死の境界』 |
ラスワ | 『深弾幕結界-夢幻泡影 薤露藁里-』 |
2022年1月21日に開催された「冬眠と春眠の境界 フェス」で実装。
L1世界線の紫の性能を踏襲しながらも、2周目のキャラクターと同様大幅に強化されている。
ショットの時点でほぼ全ての属性を確保していることが強みで、どんなキャラが相手でも結界を一定以上ブレイクできるため攻略面で活躍できる。(攻撃を受けるキャラは不利属性の攻撃を受けると結界がブレイクされ、5枚結界がブレイクされると”フルブレイク状態”になり次のターンが終わるまで行動が出来なくなる上に受けるダメージが大幅に増加する。)
拡散ショットは火水木金土と五行全ての属性を確保。集中ショットで足りない日・月属性のショットで補っている。結界「生と死の境界」はスキル3「自身と他者の境界」と合わせて1ブーストで3枚燃焼結界ブレイクできる。
ラストワードの火力は陰陽バラけてるものの超フェスキャラを除けば最強キャラの一角として輝けるレベルになる。
何よりも育成面が無課金勢にも易しいのも強い。毎週課題やイベントなどでも入手できる「人形代」で突破できる。
テーマ曲
妖々夢の紫のテーマ曲は、東京アクティブNEETsの「人妖の境界」。原曲は「妖々跋扈 ~ Who done it!」、「ネクロファンタジア」。
※7:08から。
台詞などの元ネタ
テーマ曲として使われた「人妖の境界」だが、原作で紫が登場するステージ名も「人妖の境界」である。
- 「物騒ねぇ、おちおち寝ても居られないわ。」(戦闘開始時の台詞。原作の台詞由来。「あなたが、私の藍を倒した人間ね。あなたみたいな物騒な人間が居たら、おちおち寝ても居られないの。」妖々夢の設定txtには「藍の修復が完了するまで、おちおち寝てもいられないなぁ、と思いつつ三度寝をする。」とまで書かれている。)
- 「まさか霊夢が本当に「博麗神社のおめでたい人」だったなんて……誤算だったわ。いえ、違うわね。あの子は長期化した春雪異変を解決しようと奮闘しているけど、同時にそれは完全に茶番化してる。」(信頼度が「なかよし」の時の台詞。「博麗神社のおめでたい人じゃないかしら。」という台詞から来ている。原作の霊夢曰く「前半はそうで、後半はそうじゃない。」とのこと。)
- 「炬燵をつけます。お蜜柑を置きます。貴方を入れます。私も入ります。3、2、1、ぐぅ。……ハッ!藍に叱られるかと思った。」
- ボイス1「妖怪と人間の境界程度の声」
→「今、ここ白玉楼の私の周りは妖怪と人間の境界が薄くなっていることに。ここまで来た時点で、人間の境界を越していることに。」
(自機:楽園の素敵な巫女 博麗霊夢)
- ボイス2「春と冬の境界程度の声」
→「私なら、春と冬の境界を操る事くらい容易いのに、あなたなんかに任せたから遅れたのね。」
(自機:普通の黒魔術少女 霧雨魔理沙)
- ボイス3「極楽と地獄の境界程度の声」
→「あなたは気がついていない。」「極楽と地獄の境界が曖昧になっている事に。ここは鬼達の無法地帯になっている事に。」
(自機:紅魔館のメイド 十六夜咲夜)
余談
本来妖々夢の紫のリボンは赤なのだが、東方永夜抄のラストワードの立ち絵である青いリボンの時の配色が採用されている。これは東方ロストワード自体の名称・システムがラストワードに重みを置いているため、容姿の明確な差別化に伴い『ラストワード』に対するリスペクトとしてこの配色を用いたと思われる。
「主に、あらゆる境界を操る程度の能力」を持つ紫らしく、スペルカードはおろかスキル名や特性、ショット名も「境界」というワードが必ず入っている。
ショット・スペルカード
拡散ショットは3回目の通常弾幕、集中ショットは5回目の通常弾幕を元にしている。スペルカードは9枚目と10枚目からの採用。
原作の紫のスペルカードの順番を意識しているのか、
と並んでいる。
ラストワードは「深弾幕結界-夢幻泡影-」の……と言うより、紫奥義「弾幕結界」の派生。
「深弾幕結界-夢幻泡影-」に付け加えられた”薤露蒿里(かいろこうり)”とは、葬送のときにうたわれた挽歌の名である「薤露」と「蒿里」を合わせた言葉で、人の一生は儚いということのたとえである四字熟語。「薤露」は韮(にら)に降りた朝露という意味で、朝露は乾きやすく葉から落ちやすいことからすぐに消えてしまうことのたとえであり、「蒿里」はもともとは中国山東省の泰山の南にある山の名前で、中国にある死者の魂が集まるとされることから、墓地のたとえとして使われる。
類義語に諸行無常があり、とても淡く壊れやすい夢、幻、泡、影のように人の世も人の生も儚いという喩えの『夢幻泡影』に似たような意味を持っているほか、妖々夢のラスボスにあやかってか「死」に関連した由来の単語を持っている。
関連タグ
???・・・メインストーリーに登場する謎多き存在。
砂浜と海岸の境界・・・メインストーリー第4章に登場する紫。
[妖]幽冥楼閣の亡霊少女、[永]月の頭脳、[風]山坂と湖の権化、[星]封印された大魔法使い・・・東方五大老。