概要
ウマ娘のシンボリルドルフ(ウマ娘)とメジロラモーヌ(ウマ娘)のコンビ・カップリングタグ。下記に記す通り史実に産駒がいる史実夫婦である。
男装の麗人の風貌のルドルフに対して、色気溢れるラモーヌのコンビは熟年夫婦のような雰囲気を醸し出しているが、肝心の二人の関係性は少々複雑なものである。
トリプルティアラを達成したことへの自負ゆえか普段から威圧的なオーラを放っているラモ-ヌは、他のウマ娘からは近寄りがたい印象を持たれているが、普段は落ち着いた物腰で他のウマ娘と接することの多いルドルフでさえも彼女と話をする際はやや奥歯に物が挟まったような言い方になるなど、心の奥底では彼女のオーラに萎縮しているような素振りを見せることもある。
実際、ラモ-ヌはルドルフに対しても他のウマ娘同様に挑発的な発言や皮肉を投げかけることも多く、普段からレース後にトレセン学園を抜け出して一人で夜景を見に行ってはルドルフを心配させたり、マスコミの取材中に直接電話でルドルフを半ば強引に呼び寄せて併走に付き合わせたりするなど、しばしばルドルフを振り回している。
その一方では、ラモーヌはルドルフを呼びつけた際に「自分を一番美しく飾ることが出来るのはルドルフだけ」と語り、ルドルフもラモーヌの誕生日を祝う際にラモーヌへの対抗心を示すような発言をするなど、あくまで互いに自分が一番であることを前提としつつも実力を認め合っている。
史実
牡馬三冠と牝馬三冠を成し遂げた馬であり、史実ではシンボリルドルフが2歳年上。1986年に2頭揃って引退し、翌1987年に2頭揃って顕彰馬に選出された。メジロラモーヌの繁殖初年度はメジロティターンだったが、3年目の交配相手にはルドルフが選ばれ、1990年に産まれたメジロリベーラは10冠ベビーとして話題になり、JRAの広報誌優駿でも複数回に亘り、成長記録が特集されるほどであった。他のラモ-ヌ産駒と同様に虚弱体質であり、故障により1戦0勝で現役生活を終えたものの、リベーラは直系の孫として川崎記念に勝利したフィールドルージュ、ひ孫としてコウソクストレートを輩出している。
また、シンボリルドルフの父パーソロンとメジロラモーヌの父モガミはいずれもメジロ牧場創始者の北野豊吉氏とシンボリ牧場2代目代表の和田共弘氏が共同購入した種牡馬である。これは2人が盟友と評される間柄であり、シンボリ牧場とメジロ牧場が協力関係にあったことによるもの。三冠配合実現の背景にもこうした関係があった。2人はこの他にも野平祐二騎手やトウショウ牧場の藤田正明氏等の馬主と共に日本ホースメンクラブを結成し、海外競馬に挑戦するなどしている。
(この他にパーソロンは父としてメジロアサマ、母父としてメジロドーベル、モガミは父としてシリウスシンボリを輩出している。また、モガミ全姉をメジロ牧場が輸入し、直系の孫としてメジロパーマーを輩出している。モガミ、アサマ、パーマーが属する名牝ラトロワンヌの牝系は豊吉氏の愛着が深かった血統として伝えられている。)
なお、ラモーヌは12頭産んだがルドルフとの仔はメジロリベーラただ1頭だった。
ウマ娘化されている交配相手はルドルフの他にメジロライアン(ウマ娘)(2頭出産)、エルコンドルパサー(ウマ娘)、タニノギムレット(ウマ娘)がいる。