MONKEYMAJIK
もんきーまじっく
概要
日本のポップ・ロックバンドで、青森で結成した後に宮城に移住して現在のメンバーとなった。
カナダ人のメイナード・プラントとブレイズ・プラントの兄弟と、日本人のtax(菊池拓哉)・DICK(森秀樹)による日本とカナダの混成バンドで、このことから両国の『ハイブリッド・バンド』と称されることもある。
グループ名は、彼らが「神」とまで称するほどに敬愛している日本のバンド『ゴダイゴ』の大ヒット曲『モンキーマジック』が由来となっている。
その縁からかセカンドシングルの「Around the world」が2006年版ドラマ『西遊記』とタイアップし、その名を広く知らしめるに至った。
なお、ゴダイゴの名曲である『ガンダーラ』もカバーしており、アルバムに度々収録されている。
プラント兄弟の流暢な日本語と、母国語であるネイティブな英語を織り交ぜて歌われる澄んだ歌声と、J-POPと洋楽の要素を併せ持っている演奏が大きな特徴であり、邦楽ファン・洋楽ファン問わずに人気を博した。特に『空はまるで』は彼らの代表曲となっており、様々な媒体でタイアップ曲として使用された。
逸話
コラボ・タイアップのプロ
コラボやタイアップが凄まじく巧い。相手の持ち味を目一杯引き出しながら自らの作風も崩さない匙加減の絶妙さに定評がある。
先述の西遊記とのタイアップである「Around the world」の他にも、アークナイツとタイアップした「Running In The Dark」などは歌詞そのものは万人向けでありながらも作品の世界観を解像度高く引き出している。
また、センスよくふざける時には特にその切れ味が増す。同郷・宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンとのコラボ曲「ウマーベラス」では1970年代のファンクサウンドに乗せて伊達みきおのネタである「カロリーゼロ理論」を歌い上げ、岡崎体育とのコラボ曲「留学生(You Gotta Stay)」では日本語と英語のどちらで聞こうとしても意味が通じてしまうダンスミュージックを展開している。
日本とカナダの架け橋
活躍ぶりが日本国外務省およびカナダ外務省の目にとまり、「日加国交樹立80周年記念親善大使」を任されており、2009年にはカナダに公式訪問中だった天皇・皇后両陛下の前で天覧ライブを行った。
東日本大震災
メンバーは全員宮城県在住であるため、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災したが、メンバーはそれぞれ無事であったとTwitterにて報告しており、後にスタッフも含め全員無事と公式サイトに記載された。
その後メンバーは、一般ボランティアに混じって泥かきや瓦礫撤去などの肉体労働のボランティア活動を発災後すぐから継続的に行っているという。
同年7月3日には、大阪城野外音楽堂で同じ被災地の仙台市在住のアーティストであるRake、GAGLE、SOUL ADDICTIONをゲストに迎え、チャリティーライブ『SEND愛』を開催し、ライブの売り上げ金は義援金として寄付された。
同年10月16日にも、仙台のセキスイハイムスーパーアリーナにて同じくゲストを迎えてのチャリティーライブを開催している。
余談だが、同年2月2日に国土交通省の東北運輸局および東北観光推進機構から『東北観光親善大使』を委嘱されている。
外部リンク
関連タグ
飛電ゼロワンドライバー - 『仮面ライダーゼロワン』に登場する変身ベルト。プラント兄弟が音声を担当している。
『ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷』にて登場。プラント兄弟が音声を担当した。