概要
CV:大本眞基子
英語名は Fiona Elisia Linette。
ウインドコロニー付近の遺跡で、オーガノイドのジークと共に休眠カプセルの中から発見された少女。その正体はかつてデスザウラーによって滅ぼされた古代ゾイド人の生き残りで、ジークの中に記憶を封じ込めてカプセルの中で眠っていた。
「フィーネ」という名前以外の一切の記憶を失っており。旅の中で甦った記憶「ゾイドイヴ」という言葉を頼りに自分の過去を探し求め、その旅を続けることで、記憶を取り戻していく。
全く記憶が無いせいで、登場当初はあらゆるものに対し「これは何?」「なぜ?」といった質問を繰り返しており、羞恥心の類も欠落していたらしく風呂上りに全裸でバンを追いかけまわし困らせた事もあった。
記憶が無いが故の天然だが、性格自体は心優しく、特に命を奪う事に強い抵抗を持っていた。
しかし、マウントオッサ基地で基地ごと自爆しようとしていたクルーガーを無事に連れて帰る為、厨房から持ち出したと思しきフライパンでクルーガーの頭をぶん殴り気絶させた事があった(一応殴った後でごめんなさいとは言っていた)
GF編ではバンとトーマの助太刀に入る為にダイナマイトを大量にくくり付けたジークの背に乗り、マシンガン二丁をぶっ放すというとんでもない行動に出た事もあったが、彼女が武器を手にした描写は後にも先にもこの一回のみである。
類稀な聴覚、嗅覚、視力を持っており、織物のズレを正確に指摘したり、離れた場所の水の音や匂いを察知したり、グスタフのコックピットから草むらのバッタを見つけたりした事があったが、古代ゾイド人の誰もが知覚に優れているのか、ただ単にフィーネだけが持つ特殊なものだったのかは不明である。実際、リーゼやヒルツにはその様な描写は見られなかった。この知覚の延長線なのか、デスザウラーやデススティンガーの邪悪な波動を感じ取る事も出来る。
また、エヴォリューション・コクーンに同化したり、思念体となってバンにキスをして力を与えるなどの特殊能力も見せた。
ドクターDの影響からか、コーヒーに大量の塩を入れて飲むのが大好きだが、56話ではパパオの実に塩をどっさりかけていた事から、コーヒーに留まらずあらゆるものに塩をかけて食べている可能性もある。また、潮の香も大好きだとしているし、その後に「遠い故郷」が、後年の海底遺跡の街にあるともしていた。
ただし、問題なのは、塩を怪我人の差し入れにも一瓶?丸ごとどっさりかけて与えていることなのだが。
- Blu-rayBOX発売記念のニコ生放送にて、声優である大本がかつて監督の加戸にフィーネの味覚について質問した際「古代ゾイド人は金属生命体の名残で塩を大量摂取し体内でイオン化している」という裏設定を明かされ、更には「バナナなど塩分の排出を促すカリウムを多く含む食べ物を食べると力が抜けてふにゃ~っとなる」と聞かされた。と語っている。
バン・フライハイトがデスザウラーを倒した後は再び共にゾイドイブを探す旅をしていたが、バンがクルーガーに師事する為に共和国軍に入隊した際に一度別れ、ドクター・ディと共にゾイドイヴを探し求めた。ドクター・ディの体調が悪くなり、ウインドコロニーに向かっていたところでバンと再会。バンと再びゾイドイヴを探す旅に出ると同時に、ガーディアンフォースに任命された。
終盤に古代ゾイド人としての記憶を取り戻したが、ダークカイザーによってイヴポリスに導かれる。そしてデスザウラーが復活し、ジークと共にゾイドイヴを停止させようとしたが、バンに制止される。そしてバンがデスザウラーを倒し、ジークと共にバンの元に戻った。
なお、GF編での彼女のこの衣装を見れば一見上山氏がデザインしているかのように見えるがGF編ではメインキャラ含め上山氏はデザインに一切関わってはいない。なのにこの有様である。
アニメでは金髪(薄黄色)だが、漫画版では黒髪(濃い緑色)である。
(幼少期)
↓
(成長期)
余談
- フィーネとゾイドイヴの外見には類似性が見られるが、彼女の様々な特殊能力と同様に、理由は説明はされていない。フィーネは古代ゾイド人の間でも、特別な地位や能力を持っていて、ゾイドイヴは彼女または彼女の血縁者をモデルにしているのではないか?という説を上げる人もいる。
- 漫画版では、初登場回でバンにいきなりキスをした事が有名である。
関連イラスト
どちらも上山道郎氏のイラスト。