マトリエル
まとりえる
天使
雨を司る天使であり、やはり謎の多い天使である。
「神の兆候」を意味する名前で、「第三エノク書」というカバラ文書によれば世界を導く支配者の一人であるという。
雨を司る天使は他にもチラホラいるが、このマトリエルはとりわけ他の雨の天使よりも認知度が高いようである。それでも、マイナーな天使には変わりはない。
使徒
初登場はTV版第11話、第9の使徒として登場した。
その姿は巨大なザトウムシであり、目の様な模様を持つ。
停電中という自身に有利な状況で現れたが、大半の使徒に対して使用されながらその殆どでまともにダメージを与えられていないパレットライフルで倒された唯一の使徒である為、ネルフ側にトラブルが無ければ恐らく瞬殺されていたであろう使徒とも言われている。弱い使徒の一つに数えられてしまったりすぐやられるという不遇ぶりだが、見た目(目の模様や蜘蛛みたいな外見)は作中の人物や視聴者に多大な精神ダメージを与えただろう。
なお作中で自衛隊幹部から「8番目の奴」と呼ばれていたが、レーザーディスク6巻同梱の解説書によると「使徒の正しい番号を把握しているのはネルフとゼーレのみで、自衛隊はマトリエルを第8使徒と認識している」とのこと。
また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』にはこの使徒に該当する使徒は登場していない。
余談だが、マトリエルが侵入しようとしたハッチは、第5使徒ラミエルがボーリングマシンで開けた穴ということが、TVアニメ版の絵コンテ集によって判明されている。
その他
スパロボシリーズでは『スーパーロボット大戦α』にのみ登場。使徒系ユニットの中で唯一「HP回復(大)」を持ち(他の使徒は「(小)」のみ)、HPも高めという特徴を持つ。
登場ステージは43話「静止した闇の中で」。原作通りEVAがしばらく出撃不能な状態で出現し、7ターン以内に撃破しないとNERV本部に侵攻されゲームオーバーになる。しかし、スーパー系ユニットの必殺技なら一撃で倒す事も可能なので、苦戦する可能性は低い。
ドリームキャスト版66話「シト新生」では他の使徒達と共に復活。43話の個体より強化されてはいるが特に手ごわくはない。