ハブ
はぶ
クサリヘビ科ハブ属の毒蛇の総称。またはその一種のホンハブのこと。
特徴
一般にはその一種のホンハブ(本波布:Protobothrops flavoviridis)を指す。ホンハブは日本最大の毒蛇であり(全長2~2.5mになる)、且つもっとも気が荒く危険な毒蛇のひとつである。
他にはヒメハブ(Ovophis okinavensis)、サキシマハブ(Protobothrops elegans)、トカラハブ(Protobothrops tokarensis)等が知られている。
夜行性で、昼間は穴に隠れている。草むらや河原、人家の庭、樹上などありとあらゆるところに住み付いている。琉球諸島では台風避けに石垣を組むが、この石垣の隙間にも好んで住む。ねずみや蛙などの小型動物を食べる。
毒は強く、噛まれると死亡する危険性もある。口を開けて長い牙を露わにした後、頭を振ってそれを叩きつけてくるため、沖縄ではハブに「噛まれた」と言わず「打たれた」と表現する。
野外での天敵は猛禽類やアカマタ(ナミヘビ科マダラヘビ属の大型の蛇)など。
また、ハブを退治する為マングースが沖縄に導入されたが、マングースはハブを捕食することはほとんどなく、土着の生態系を撹乱する事態になった(詳しくはマングースの記事を参照)。
関連タグ
- 「はやて×ブレード」の略称。
- 「WOLF'SRAIN」の登場人物。→ハブ・リボウスキー
- 航空機「SR-71」の沖縄での俗称。
- ネットワークの中心に位置する集線装置。USBハブなど。
- 仲間はずれを意味する言葉。「ハブる」「ハブられる」など。
- 「テニスの王子様」のキャラ、平古場凛の技。飯匙倩。バウンドしたあとで蛇のように複雑に曲がるので、この名前が付いた。
- 「けものフレンズ」に登場する、ハブを擬人化(フレンズ化)したキャラクター。→ハブ(けものフレンズ)