演:松風雅也
概要
他の志葉家の人間が着物が多い中で、普通のカジュアルな服装の男性である。既に故人なので回想でしか登場しないが、序盤から出ていたもののある事情からその顔は終盤まで隠されていた。
当主としても非常に立派な人物だったらしく、先代のシンケンジャー達は勿論だが日下部彦馬や丹波歳三や黒子の小松朔太郎からも慕われており、彼の死後は彼を守れなかった後悔と喪失感から、小松や先代シンケンピンクの白石響子らは心に傷を負い、志葉家から離れてしまった。
そのビジュアルに反して雅な趣味を持っており、かつて日下部に古風な壺を贈っていた。しかし、日下部が大事にしていたその壺は、第十六幕で黒子によって壊されてしまった。
300年前に渡る外道衆との激しい戦いの連続で年々当時のシンケンジャーは追い込まれ、そんな中で彼も先代シンケンジャーを率いて外道衆と戦っていたが、とうとう血祭ドウコク自身がこの世に出てきてしまい、彼が率いる軍勢が志葉家の本拠地を発見して攻め込んできた為にそれを迎え撃つ。
先代シンケンジャーの家臣達が次々と倒れる中で、彼もドウコクの攻撃で瀕死の重傷を負うも、最期に己の命と引き換えにして「封印の文字」を使いドウコクを封印して絶命した。
しかし、他の歴代当主と同様に彼も封印の文字を完全には習得できておらず、それ故に十数年後にドウコクは復活した。生前に自分がドウコクを封印しても復活する事や、自分では最早封印の文字の完全な習得には間に合わない事を察しており、次代の当主にその完成を託そうとしていたが、このままでその成長すら間に合わない為、丹波の発案もあってある策を講じる事となる。
当初は、当然ながら彼が主人公である十八代目当主・志葉丈瑠の実父だと思われていたが…ネタバレ注意
余談
演者の松風氏は『電磁戦隊メガレンジャー』では並樹瞬/メガブルーを演じており、スーパー戦隊戦士を演じるのは2度目である。その為、役者的な意味でもシンケンジャーの先輩にあたる。
敵の主要幹部では、後に『獣電戦隊キョウリュウジャー』で怨みの戦騎・エンドルフを演じている。
関連タグ
志葉烈堂:初代志葉家当主であり初代シンケンレッド。彼の直系の祖先なのだが、力の及ばない強大な敵を封印したり、自身が成せなかった事を次世代に託そうとするなど行動や考え方が近い。ちなみに演者がスーパー戦隊OB(しかもどちらもブルー)を演じていた事も共通している。