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志葉烈堂

しばれつどう

『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』の登場人物。本編でもイメージ映像のみだが登場している。
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「正しく相応しき者、いずれ“力”を目にする」


演:合田雅吏


概要編集

300年前の初代シンケンレッドにして志葉家の初代当主。

外見は、武将らしく赤い戦装束に身を包んだ精悍な顔立ちの男性である。ちなみに志葉家の座敷に飾っているお馴染みの火の鎧は、おそらく彼が着ていたものだと思われる。


かつて「角笛山」でモヂカラを発見し、志葉家を中心に池波家谷家白石家花織家の五家で組織を興したシンケンジャーの始祖であり、初代シンケンジャーを率いて脂目マンプクが率いるクサレ外道衆と戦い、彼等を倒して壊滅させた上で、最終的には頭目のマンプクも倒して封印する事に成功し、その際に使用した初代秘伝ディスクを自身の伝言と共に後世に遺していた。


TV本編の第二十三幕で、志葉家の菩提寺「天幻寺(てんげんじ)」の歴代シンケンレッドを祀る墓を参拝した際に、イメージ映像という形で先行登場している。ちなみにこのシーンは完全に視聴者向けの予告映像であり、作中キャラの回想等ではなく作中キャラは関係ないので注意(該当する列堂の映像は映画に登場した過去のシーンのワンカットであり、作中キャラ達が知りようがない内容である)。映画はTV本編第二十四~二十五幕の間の話と思われるので、そういう意味でも先行登場である。

また、第四十八幕で出た歴代当主の家計図にも初代当主として名前が載っている。


とっくに過去の人物なので当然だが、登場は初代秘伝ディスクの映像や回想のみで、初代シンケンレッドとしての活躍は回想で描かれたものの変身シーンは描かれていない。ただTV本編の第二幕冒頭の回想に登場した江戸時代のシンケンジャーは、木製のショドウフォン(ミニプラ名・アンティークカラーver)を使って変身していたので、彼も同様の変身方法だったと思われる。

また、この当時はまだハイパーシンケンジャーは未完成だったらしく、ハイパーシンケンジャーに変身する描写は無く、彼の場合はノーマルのシンケンレッドのままでキョウリュウマルを使って戦っていた。それ故にマンプクを倒しきれる程の力は無く封印するしかなかった模様。


性格と行動編集

シンケンジャーの始祖らしく高潔な人物であり、子孫にマンプクと直接戦う覚悟を問い、それを達成できた者にだけ力を託す為に、あえて初代秘伝ディスクの力を切り離して、その「力」のモヂカラを封印したマンプク自身の身体に刻んだ上で、ディスクに上記の謎かけめいた伝言を遺した。


上記した通り、ハイパーシンケンジャーが未完成等の理由から、当時の彼自身にはマンプクを倒しきるだけの力は無く、それ故に封印が精一杯だった模様。しかし、自分の代では成せなかった事も、この世を守るという強い意志と使命を後世に繋なげていけば、いずれは子孫が必ず成し遂げてくれると信じて、自身のモヂカラと伝言を施した上でディスクを後世に遺していた。


「未来のシンケンジャーよ、一代では敵わぬ敵も時を超え力を合わせれば!」


そして、300年の時を超えて彼の遺志とモヂカラを受け取った現代のシンケンジャーは、ハイパーシンケンジャーを完成させてマンプクの一の目を撃破する。さらに烈堂のモヂカラと自分達のモヂカラをシンクロさせた結果恐竜折神を覚醒させ、侍武装で彼等のオリジナルの力であるキョウリュウシンケンオーを完成させる事に成功し、その力で遂にマンプク打倒を成し遂げた。


漫画版編集

劇場版公開前に「テレまんがヒーローズ」にて本作のコミカライズ版が掲載されていた。

同誌に掲載されていた頃は、ネタバレ防止の為に前半までしか掲載されていなかったが、後に「スーパーヒーローズ」にて単行本化された際に、後半の話も全て書き下ろされている。


本作の烈堂も、キャラクターや作中での活躍も基本的には劇場版通りである。

ただし、劇場版の方ではあくまで回想とディスクに残された映像のみの登場だった烈堂が、本作ではモヂカラと共に彼の残留思念もディスクに残っているかのように描かれている。

その為、真の姿を現したマンプクとの最終決戦では、現代のシンケンレッドである丈瑠と烈堂が時を超えて同化して共に戦っているかのような演出になっており、かなり胸熱な展開である。


そして、マンプクを倒した後は丈瑠個人に対して「見事だったぞ未来のシンケンレッド!」「きっとお前の率いるシンケンジャーなら、外道衆をも打ち倒す事ができるだろう」という激励の言葉を贈って消滅した。


余談編集

名前の由来は、おそらくそのまま「レッド」。


合田氏は1995年の『超力戦隊オーレンジャー』で三田裕司/オーブルー役を演じた経験があり、戦隊シリーズに登場したのは二度目。その為、役者面でもシンケンジャーの大先輩にあたる。

ちなみに前述したTV本編第二幕に登場した江戸時代のシンケンジャーが、初代シンケンジャーではないかとも言われているが詳細は不明。


ちなみに当時はハイパーシンケンジャーはシークレット扱いの強化フォームであり、キービジュアルではノーマルのシンケンレッドがキョウリュウマルを構える姿が描かれていた。

しかし、本編を見れば分かるがこのシンケンレッドの正体は実は丈瑠ではなく烈堂である。両者がどちらもシンケンレッドである設定を活かした、秀逸なミスリードだったと言える。


関連タグ編集

侍戦隊シンケンジャー 銀幕版_天下分け目の戦

シンケンレッド 恐竜折神 志葉家


志葉雅貴:志葉家十七代目当主にして先代のシンケンレッド。烈堂の直系の子孫に当たるのだが自分達では敵わない強敵を封印したり、自身が成せなかった事を後世に託そうとするなど行動や考え方が似ている。さらに演者がスーパー戦隊OB(しかもどちらもブルー)である事も共通している。

志葉丈瑠:300年後の当代のシンケンレッド。当初は直系の子孫だと思われており、実際に合田氏もその関係上父親のような厳しくも優しい目を意識して演じたと、パンフレットで語っていたが…

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