「みんな無罪が取れる弁護士がいいんだとさ 《八神センセ》」
CV:桐本拓哉
概要
主人公・八神隆之がかつて在籍していた「源田法律事務所」の一員で、ベテラン弁護士。43歳。
所長・源田龍造の弟子の一人で、駆け出しの頃から面倒を見られている。八神とは彼が駆け出しの頃からの付き合い。彼からは「弁護士のイロハを教えてくれた頼れる先輩」とのこと。
サングラスをかけているが、かなり似合っていない。過去回想ではつけていなかった。
源田からは「頭が良く、自分より要領が良い」と評価され、検事の泉田圭吾を言い負かしたりなど、弁護士としての実力は八神に劣るわけではなく、一流。…が、今ひとつ実らない。
八神に対して先輩風をふかすのに対して、ヤクザの羽村京平には強く出ず、へりくだったりなど、典型的な小心者。
女性にはセクハラ発言をしたりなど、弁護士どころか人としても少々問題のある人物。
源田からは「いざって時の意気地がなく、弁護士としての粘りが無い」、後輩の星野からも「いつも自分に自信がないのを虚勢で隠していて、わかりやすい人」と、内面を見られていたようである。
八神とは犬猿の仲で、会う度に言い争いになり、源田から注意が入るほど。
事なかれ主義の新谷に対して、真実を追い求める八神と、考えも真逆。
だが、過去回想では(無駄だと言いつつも)八神が担当する事件の捜査につきあったりなど、面倒見がよい。
現在でも、彼の実力を認めている一面もあるが、お互いに素直になれない。
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※以下、ネタバレ注意
共礼会組員殺人事件で神室署の黒岩満に逮捕された羽村の弁護を担当し、八神の捜査もあり、無罪を勝ち取る。そして、かつての八神同様「無罪を勝ち取った弁護士」として話題となり、依頼が殺到。「源田法律事務所のエース」と自負するくらいだった。
が、八神は羽村が潔白ではなく、真犯人の「モグラ」とつながっていると感じ、捜査を続ける。
新谷は八神に対し「過ぎたこと」と、事件に対し消極的だった。実際に羽村から「事件を掘り返すな」と苦情が来ていたらしい。
その後、羽村が事件の報復として共礼会の鉄砲玉に狙われる事件が発生。
八神が東徹から「羽村が狙われた以上、弁護したやつも報復の対象になる」との警告を聞き、新谷に伝える。
が、八神に対し、「ヤクザ同士の抗争だと思ってんだろ? でもな、モグラはそんなもんじゃねえんだよ!!」と激高。
八神からは事件について何か知っているのかと聞かれ、「またモグラが人を殺したらあんたにも責任がある」と問われるも、「守秘義務がある」と話さず、どこかへ行ってしまった。
その後、八神探偵事務所に戻った八神に、さおりから「新谷が電話に出ない」との電話がくる。
八神からなら出るかもしれないと言われ、彼の携帯に電話する。
すると、クローゼットから携帯のバイブ音が聞こえ、恐る恐る開けようとするも携帯から返答があり…
「はい!新谷です!」
八神「あ、新谷先生、今どこに…」
次の瞬間、半開きのクローゼットから目が抉り取られた新谷の死体が床に転がった。
電話からは場違いなほど明るい新谷の留守番電話が鳴り響くのであった…
皮肉にも、「モグラが人を殺した責任」を自身の命で負うこととなった。
また、彼が死亡する章のタイトルは「ジャックインザボックス」。「びっくり箱」を意味する英語であり、劇中の演出はまさにホラーシーンになっている。
なお、続編『ロストジャッジメント』では、これらの事情もあってか、事務所からクローゼットが撤去されている。
だが、彼の携帯の履歴に「先端創薬センター」の電話番号があり、事件は新たな展開を見せることとなる。
他の事務所の仲間も、彼の死をきっかけに、モグラの事件の捜査を八神と協力することを決意することとなった。
余談だが、勘のいいプレイヤーからはグラサン姿になった時点で死亡フラグが立ったと感づかれていた。
モグラの犠牲者は目が抉られる(くり抜かれる為眼窩が丸出しになる)のだが、犠牲者の一人が(CERO対策か)グラサンをかけていたためである。