戦国時代の武将、三好長逸・三好政康・岩成友通の三人は、三好長慶率いる三好家の重鎮であったが、長慶死後に子の義継の後見役として三人が台頭。
さらに、室町幕府で権勢を振るった松永久秀と手を組んで謀反を起こし、13代将軍・足利義輝を暗殺。14代将軍・足利義栄を擁立して、幕府の実権も握った。
しかし、義継や久秀との対立が悪化し、永禄9年(1566年)には足利義昭を擁する織田信長が上洛。信長に反発して抵抗を繰り返したが、敗退を続け勢力も衰えた。
元亀年間に友通が戦死すると残り二人も消息不明に。三好家も衰退した。一説では政康は豊臣家家臣として大坂の役で戦死したともいう。
様々な戦国期を題材にした作品では、適当にまとめられたり単なるやられ役だったりなど、かなり扱われたりする。また、必ず3人セットでないと知名度は低い。