概要
レッドアラート討伐の為に用意された、エックス専用のアーマーである。
その外見はどことなくファーストやセカンド、サードなどの初期のアーマーに似ており、性能もそれらにファルコンやブレードのような空中機動力強化が加わったようなもの。
しかし作品が作品なだけに、不遇なアーマーと言われがちである。詳細は後述。
性能
ヘッドパーツ
スナイプ・アリクイックステージで入手する。
敵が落としたライフや武器エネルギーなどのアイテムを吸い寄せる力がアップする。
……これだけ。しかも残念ながらその吸着力は微々たるもの。
しかも取りに行くためのステージ構成がかなりしんどい。
フットパーツ
ソルジャー・ストンコングステージで入手する。
滑空移動能力、グライド飛行が可能となり、空中でジャンプボタンを押すとゆっくり降下しながら飛行できるようになる。
しかしその実、アクセルのホバーの意味を潰してしまう上、端的に言えばファルコンのフリームーブの劣化コピーと言わざるを得ないなんとも言えない性能となってしまっている。
また今作のエックスは最初からエアダッシュ可能である点も微妙な性能に拍車をかけている。
ボディパーツ
ウィンド・カラスティングステージで入手する。
おなじみダメージ半減パーツ。大ダメージを受けても吹っ飛ばなくなる。
また、ダメージ変換技「ギガクラッシュ」が使える。
アームパーツ
フレイム・ハイエナードステージで入手する。
ノーマルショットの射程が伸び、フルチャージショット発射時に追加でホーミング弾が2発出る。
特殊武器のチャージも可能となる。
ちなみにホーミング弾はチャージショット本体と色が同じなだけでなく火力も微々たるもの過ぎるため、言われるまで意識しなかったり気付かなかったプレイヤーも多いだろう……。
不遇のアーマー?
X7のエックスは一定条件を満たさないと使用できない上にこのアーマー自体も習得の際にエックス本人を連れて行かなければ入手できないため活躍はかなり限られてしまっている(一応周回制を採用しているため、2周目からは最初から解放されているがゲームの都合上二周目をする気にはなれない)。
エックスの解放条件も8ボス全員を倒すまたはレスキューを全体の半数である64人救助するというもので前者の場合はゼロとアクセルのみで戦わなければならず、後者は強化パーツをほとんどエックスに使うことができなくなる(ストックしようにも使わなければエイリアが廃棄してしまう)。
更にゲームの問題点でジャンプやダッシュ移動をして撃とうとするとチャージが勝手にキャンセルになってしまうため、アームパーツの存在価値が失われてしまうことに……。
前作のブレードアーマーも不遇と言われているがこちらはそれ以上に不遇と言っても過言ではない。
ちなみにギガクラッシュは派手な演出の割には火力があまり高くない。
ただ、前述の通り見た目は初代以降のファースト〜フォースを彷彿とさせ、性能も(確かに色々言われてはいるのだが)バランスよくまとまっている。
そういう意味では、原点回帰とも呼べる……かもしれない。