「逃さねーぞぉ・・・こっちも行くぜ!エボォ!!」
声優 | 浜田賢二 |
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搭乗車種 | 三菱・ランサーエボリューションVII GSR(CT9A) |
ボディカラー | ダンデライオンイエロー |
主な外装パーツ | C-WEST製フロントバンパー・カナード※1・カラードカーボントランク、クリエイティブスポーツ製ボンネット・サイドステップ※2・リアバンパー※2、VOLTEX製リアウイング、GANADOR製カーボン調ミラー、RacingHart製ホイール※3 |
ナンバー | 相模330 け 25-645 |
※1 原作ではメーカー不明の1枚式を装着、アニメ『Fifth Stage』やゲーム『ARCADE STAGE 5~6』ではC-WEST製の2枚式カナードを装着している。ゲーム版D7以降ではC-WESTの下部カナードのみをボティと同色塗装した1枚式へ変更。
※2 エボ7純正のサイドステップとリアバンパーの上から装着するタイプ。うちリアバンパーはエボ7純正部分の下部がカットされている。
※3 ガンメタリックに再塗装。
概要
プロジェクトD戦における神奈川県遠征最初の対戦相手・『チーム246』のヒルクライマーとして登場する。カプチーノの坂本やスマイリー酒井同様、下の名前は不明。高橋啓介とバトルを繰り広げた。
性格は若いこともあって血の気が多い。箱根を拠点とする走り屋チーム『サイドワインダー』が提案した四段構え作戦で、自分たちが最初と聞いたときは「オレ達が勝っちゃあいけねえみたいだ」と舌打ちしたり、バトル中も啓介の走りに毒づきまくっていた。頭文字Dのエボ乗りとしては珍しくエボを道具ではなく愛車として扱っているようで、バトル中には愛車に語りかける場面がある。
劇中の活躍
以下ネタバレ注意
チーム内の投票で、31人中26人の得票によりヒルクライムの代表として選出。4WDのランエボに有利なコースですぐに負ける可能性は低いことと、相手をじっくり見極めたいということで一本目は後追いを選んだ。
中盤までは予定通り、啓介の走りを余裕の心持ちでじっくり見ることができた。
観察の中で小早川は啓介のFDの出来の良さを認めるものの、淡々と走るFDの姿を眺めているうちにドライバーやプロジェクトDというチームに対して徐々に嫌悪感を隠せなくなり、ややイライラ気味に啓介のクルージングに付き合っていった。
「あまりにクルマなりなところが気にくわねぇ」
「速いことは確かに速いが つまんねぇぜ高橋啓介・・!!」
「いかにも仕事してますって感じがとにかく鼻につくんだ」
勾配の緩くなる中盤以降、小早川の警戒心はピークに達するが、どこまで走っても啓介は仕掛けなかった。しかし視界が悪く狭い、まさかここでは仕掛けないだろうという区間で小早川が警戒心を緩めたその瞬間に啓介はスパート。
これは高橋涼介の作戦であった。長期戦に持ち込まれるとジリ貧に陥るため、啓介のFDはかなりピーキーで集中力を必要とされるが、その分速く走れるセッティングとなっていた。これで終了直前の勾配の緩い高速セクションでタイヤを一気に使い切り、小早川を振り切るつもりだった。
小早川は啓介の奇襲に対して出遅れただけでなく、それまでのイライラで集中力を欠いていた。加えて涼介の特訓と強大なライバルたちに揉まれ、タイヤマネージメントとスピードのレベルがプロ級に達していた啓介、そしてセッティングが煮詰まっていたFDには全く追いつけず、7秒もの大差で敗れた。
バトル後のモノローグで小早川は「心理戦で負けていた」と述懐していたが、後のRTカタギリ戦での啓介vs皆川英雄の観戦時には、エキゾーストノートの響き方だけで啓介が左足ブレーキに熟練していることに気づき、「到底自分の手に負える相手では無かった」とその実力差を認めている。
なお『サイドワインダー』の参謀・久保英次は、「インプ・ランエボは舗装路では無敵ではないが、その遣い手には公道なら最速という過信がある」として、小早川が一本目で負けることを予想し、見事的中させていた。
とは言えバトル後の啓介も「見た目以上に厳しいバトルだった」と述べており、涼介も小早川の実力とランエボの戦闘力を考慮した作戦であったため、作中の走り屋としてはやはりかなりのレベルにあることは間違いないだろう。
余談
しげの氏が気に入ったのか、小早川とほぼ同じ仕様のランエボVIIがモブ車両として原作の神奈川編で何度か登場。アニメでの同場面のモブ車は若干エアロが変更されて登場している。
小早川の声は、2009年稼働開始のアーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE5』でアニメ版登場に先駆けて浜田賢二氏がキャスティングされ、約4年後に放送されたアニメ版『頭文字D Fifth Stage』でもそのまま小早川を演じた。
そのアーケードゲーム版では愛車ランエボVIIに関するエラーが目立ち、
・原作登場前の初登場作となるVer.1では、グラフィック流用元の『首都高バトル0』のモデリングをほぼそのまま使用した為※、流用元と同じく第二世代ランエボベースのボディラインをそのまま引き継いでいる(D5再登場時に新規にモデリングされた)。
・D5では何故かNA車扱い(D6で修正)。
・実車とはタコメーターのスケールが異なる。
・小早川仕様はD6まで原作とは異なる部分が幾つかあった(現在でもルーフアンテナの有無やリアバンパー形状など細部が原作とは異なる)。
など。
※これは、流用元である『首都高バトル0』が完成間際でランエボVIIの収録が急遽決定し製作時間も無かったのでグラフィックの一部を前世代車であるCN9AまたはCP9Aから流用した結果で、そのグラフィックを頭文字Dでもエンブレム修正以外ほぼそのまま使用した為である。