エレナ(ユグドラ)
えれな
概要
帝国軍暗殺部隊に所属するアサシン。
容姿は紫色の瞳、ボブカットのさらさらした青髪。太眉。
黒騎士レオンの妹だが、瞳の色を除き外見、性格ともまったく似ていない。
見習いなため未だに戦闘に慣れておらず、戦争の醜さに心を痛める描写があるも、内心どんなに迷っていても躊躇なく矢を射るなどアサシンの素質は相当。
暗殺部のリーダー・ジルヴァ曰く、かなり高い戦闘能力を秘めている。そのジルヴァはエレナに自分の後を継いでもらうことを見据えて愛弟子のように扱っている節があり、いつも彼女に目をかけている。
最初は敵として登場するが、個人的な都合を理由で仲間を裏切り、「Chapter 4 -囚われのユグドラ-」にて王国軍に加入する。
最善のためを思って行動したとはいえ、仲間を裏切ったことを罪に感じており、取り返しの付かないことをしてしまったと本人は自覚している様子。
裏切り者の自分をそれでも受け入れてくれた王国軍に忠義を誓っているが、初めて一緒に行動した時に冷たい目で見られていた経験はどうにも心に残っているらしく、すっかり王国軍に溶け込んだ後でも作戦会議などで自分から言い出すことなく一歩引いているらしい。
王国軍が侵入側に回っても黙ってに命令を従っているが、元の仲間に矛を向けている以上に母国の民を傷つけていることでかなり深刻な自己嫌悪を覚えているご様子。
今作の前日譚にあたる『ブレイズ・ユニオン』で描かれる事情により帝国軍は裏切り者にやたらと厳しい潮風があり、帝国軍の人物から仇のように扱われるようになる。
しかし、エレナの師匠だったジルヴァ及び仲間思いのガルカーサは例外で、彼女と戦うことにあからさまに抵抗を覚えている。
大人しく謙遜的な性格で「…」がつくことが多い。ブラッディクローを決めた場合の勝利で口にする「今宵も月が綺麗ですね…」が名台詞。
かなり礼儀固く、ですます調と敬語を使った丁寧な口調で相手をほぼ「様」付けで呼ぶ。そう堅苦しいのをやめるように頼まれても、「さん」付けは限界らしい。
戦闘能力
クラスは「アサシン」で武器は「弓」。暗黒耐性を持ち、夜間が得意。
対ガルカーサ要員の一角。専用スキルである「ブラッディクロー」は夜間限定だが、条件さえ満たせばヘッドを一撃で仕留めることが出来る。その効果は今まで自軍を苦戦させてきたように強く、無敵ユニットだろうが焔帝だろうが堕天使だろうが決まれば一発。また、暗黒攻撃を無効化することからネクロマンサーに強く、自身も暗黒攻撃を使うことでヴァルキリーにも強い。
最後に加入する味方だけあって強力である。
ドーピング、MVPなしの最終ステータスは以下のとおり。
GEN | ATK | TEC | LUK | 総計☆ | ユニット特徴 |
---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 6 | 4 | 17☆ | 暗黒攻撃を無効・夜間は得意 |
TECの高さで「ブラッディクロー」のみならず全スキルを確実に決める火力を誇っているが、GENは多少心細く、本人はベジタリアンであるためドーピングで強化し難い。
『ブレイズ・ユニオン』におけるエレナ
こちらはNPCとして登場しており、兄の事情をガーロットたちに説明してくれる。
幼い年齢に反して立ち振る舞いはとてもしっかりしており、六年上のレオンよりも大人びている。兄の唯一の理解者かつ兄が唯一信頼できる人物としていつも彼の傍におり彼の心配をしている。お互い唯一の肉親であることやこの時期のレオンの世話を焼く様子から彼に対する責任感の丈を窺い知れる。
物語の終盤近くでレオンが加入するにつれてエレナも私兵団に身を置き、ルシエナとエイミと仲良くなり彼女らと留守番組の一員となる。
今作での容姿は『ユグドラ』時代とは真逆に、腰までの長い髪と清楚なドレス、上品なペンダントまで身に着けている育ちのいいお嬢ちゃん。
言動ひとつひとつで3年後の展開がしんどくなるエレナだが、両作品の見た目のギャップにより16歳のエレナが今作のシスキアにどことなく服装が似ていることが目につく。さすがに露出度がシスキアより控えめだが。
『ブレイズ』におけるジルヴァとシスキアの関係、『ユグドラ』におけるエレナとジルヴァの関係を考えると何かと花の香りがするかもしれない。
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