白洲アズサ
しらすあずさ
「先生のことを待ってた。今日の任務は何?私に手伝えることはある?」
人物
メインストーリーVol.3「エデン条約編」から登場した生徒。トリニティ総合学園の謎の転校生であり、補習授業部の一員。
トリニティに慣れていない事と以前在籍していた学校の影響があるのか、行動が少々変わっており、モモトークや絆ストーリー等では駄目なミリオタじみた愉快な言動をすることも。
事実、メインストーリーVol.3「エデン条約編」ではガスマスク姿で、正義実現委員会相手に籠城戦を仕掛けると言う問題行動を起こして捕縛されていた。
籠城戦を仕掛けた理由は、陰湿なイジメを行っていた生徒をコテンパンに懲らしめたところ、逆恨みされてしまい、正義実現委員会にあることないことを吹き込まれて、戦いをけしかけられてしまったから。アズサ当人は、やられたらやり返すと、最初から徹底的に交戦するつもりであった。
その際、占拠した倉庫にあった訓練用催涙弾を1トンほど爆破したり、ブービートラップやIED(即席爆弾)まで使用する、かなり本格的なゲリラじみた戦法を見せ、弾切れになるまで粘る等、戦闘行動に対する熟練度の高さが窺える。
補習授業部としての活動の際にも見回りと称して夜中に防衛用にブービートラップを仕掛けている。
とある理由から学習のペースが遅れており、二年生ではあるものの一年生用のカリキュラムを受けている。その学力は決して良好とは言えない模様。
補習授業部に編入され先生や他の部員と共に落第の危機を脱出しようとするが、実施された第一次特別学力試験の結果は32点。不合格だった。ヒフミ談によるとこの試験は「小テストみたいなレベル」だったと言う。
合格点である60点のおよそ半分でありながら「紙一重だったか」と発言するなど、ツッコミどころは無数にあるが、その後も皆との勉強と生活を楽しんでおり、ハナコの助言や先生の授業のかいもあり、成績は無事に上がっていった。
実は可愛い物が大好きであり、ヒフミに布教…オススメされたペロロを筆頭とするモモフレンズグッズを目にした時は満面の笑みで可愛いと口にするなど普段の物騒な面持ちとは違った一面を見せる。
お気に入りはスカルマンとペロロ博士の様子。2022年の冬コミで張り出された広告では、大量のスカルマンに興奮して写真を撮るようヒフミにせがんでいた。
1.5周年記念の際のアニメにおいても、補習授業部の皆と視に来たペロロの映画を(ヒフミ以上にとも思えるレベルで)非常に楽しみにしていた様子が描かれており、良い意味で子供っぽい、微笑ましい様子を見せていた。
また、正義実現委員会と籠城戦をすることになった経緯からもわかるとおり、根は優しく、諦めない強さを秘める。いじめられっ子に対して「いじめていた連中が目障りだったから」と言いながらも、「抵抗することをあきらめてはいけない」と伝えている。
ロード画面イラスト「いつもの集中タイム」により上着の下はノースリーブであることが判明した。
メインストーリーFinal.エピローグの時点でも(激しい戦いがあったためにテスト勉強ができなかったことを考慮しても)なお成績不振は相変わらず。テストの問題を見て「知っている問題が一つもない」とこぼす程度には勉強が遅れてしまったようだ。彼女の勉学は前途多難である…
衣装
武器
固有武器は「Et Omnia Vanitas」。
モデルはL119A1の15.8インチ銃身モデル。特徴的な銃身のライフルグレネードアダプタやフロントサイトなどはそのままとなっている。
アクセサリーはストックとグリップがマグプルのMOE風に変更されているのみで、照準器もアイアンサイトのみ(リアサイトはレールマウント)となっている。
「トリニティの夏、ゲヘナの夏。アニメPV」においてはバイポッドを装着しており、体操服とスクール水着時の立ち絵では2点式のスリングを付けて背負っており、スリングは即座に外して構えられるようコブラバックルが正面側に来るように取り付けられている。
また、銃身(ハンドガード)には旧約聖書の「コヘレトの言葉」(伝道の書)12章8節の言葉である「VANITAS VANITATUM. ET OMNIA VANITAS」が刻まれている。
これはラテン語表記で、日本語に訳すと「伝道者は言う、「空の空、いっさいは空である」」という意味になる(ゲーム中は「全ては虚しい。どこまで行こうとも全ては虚しいものだ」と訳されている)。
ストーリーVol.3で登場するアリウス分校のメンバーの装備やエンブレムにも同じ聖書の一節を示す「ECC.12:8(「伝道の書12章8節」の英文省略形)」が書かれており、アリウスのロゴがおそらくはヴァニタス(静物画)からの引用であると推測される。
彼女はこれに「だとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない」と付け加えて自らの姿勢を示している。
性能
通常版
「Vanitas vanitatum et omnia vanitas.」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 爆発 | 重装甲 | STRIKER | MIDDLE | アタッカー | AR |
EXスキルは敵1人に対して攻撃力の最大2023%分のダメージを与える単体特化のスキル構成であり、事実上総力戦ボス特攻キャラと言える。
30秒毎に敵1人に対してダメージに与え、防御力を割合減少させるノーマルスキルを持ち、更に弱体状態の敵に対して自身が攻撃する際に追加ダメージを与えるサブスキルを持つ。
実際の総力戦環境においても爆発タイプが有利な総力戦・ヒエロニムスおよび総力戦・KAITEN FX MK.0の両方で優先採用されており、総力戦Tier上位の評価を下されている。特に屋内戦・ヒエロニムスは同時実装された経緯もあり最適アタッカーの一人と評される。
ちなみに多段ヒット扱いの為、KAITEN FX MK.0のシールドを一発で剥がせる。
EXスキルを使用してメインアタッカー運用しても良し、EXスキルを使わず防御力デバフに徹する置物運用も良しと使用感も良好。EXスキルを使用する時はアズサ自身のノーマルスキルや他キャラのスキルで弱体効果が付与されていることを確認するのがよりダメージを伸ばすために重要。
ボスに対して強力な性能を発揮する反面、通常任務や拠点防衛のような複数の敵が同時に出現する任務の適正はさほど高くない。屋内地形有利の爆発キャラを要求される任務7面や指名手配のカイテンジャー処理役として採用する分には有用。
これらの強力なスキルとバランスを取る形で攻撃力などのステータスが他のAR所持キャラに比べて控えめに設定されている。星3でも問題無く運用できるが、総力戦上位を目指すなら星上げも視野に入れるのが吉。☆3なのでガチャではなかなか出ないが、総力戦コインで欠片を集めて加入させることもできるので、時間はかかるが誰でも参入させられるのも強み。
AR装備ユニットとしては珍しく、射撃時には連射をせず、単射で狙って撃つ。
そのため、攻撃力が控えめな事もあって秒あたりの火力はARユニットとしては低くなっている。これは水着版でも同様。
水着版
「風が気持ちいい…あ、あれ、何で!?」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 神秘 | 軽装備 | STRIKER | MIDDLE | アタッカー | AR |
EXスキルは単発ダメージと、持続ダメージ、いわゆるDoTに分かれている部分と代名詞である防御力デバフが攻撃時に30%の割合で発生する追加効果になっている。
代わりにノーマルスキルには35秒毎に会心ダメージ率を割合上昇するスキルが配されている。
EXスキルは持続ダメージと言えど侮るなかれ。20秒の間に5回もダメージが発生し、なんとそれぞれに表記通りのダメージ倍率が適用される。
Lv1でも単発651%+406×5%=2681%のダメージが発生し、Lv5まで強化すると847%+650×5%=3250%と言う驚異の威力を発揮する。
ただし持続ダメージ部分はクリティカルが発生しない。
サブスキルは通常攻撃を含めた全ての攻撃で防御力デバフの効果が発生するため、水着アズサの前に立つ敵は殆ど永続的に防御力を減らされることとなる。
これらの性能が総力戦・シロ&クロのシステムとマッチした結果やはり優先採用キャラと化している。
特に屋内戦・シロ&クロは地形適正Sも相まって水着アズサの有無で難易度が劇的に変化するとまで評されている。
通常verと同様複数戦はそれほど得意ではない。
通常攻撃でも防御力デバフが発生するので置物枠として連れていく分には活躍してくれるだろう。
また攻撃力などのステータスも他のAR所持キャラと比較して控えめに設定されているため、星上げ優先度はやや高い。
余談
アリウスとの関係
アズサは胸元と左袖にアリウスのエンブレムを付けており、PV2でもアリウスのメンバーとかかわりがある描写がされている事から前の学校とはアリウスではと推測されてたが、ミカのセリフで確定した。
アリウスの生徒は皆トリニティに対する憎悪と「VANITAS VANITATUM OMNIA VANITAS(全ては虚しい。どこまで行こうとも全ては虚しいものだ)」の言葉を洗脳同然に植えつけられるが、アズサはそれらを「習った」だけと言い、決まってそれでもと足搔き続ける姿勢を貫いており、ユーザーからはアリウスの特異点と称されることも。
余談だが、エデン条約編の補習授業部の合宿でアズサが、コハルをシャワー室に連れ込み洗いっこをしたり、ヒフミのことも洗おうとしたシーンがあるが、後にアツコの絆ストーリーでアリウスではみんなでシャワーで洗い合っていたとの発言があり、スクワッド時代の名残の1つだった可能性が浮上した。