カード詳細
アビスベル=覇=ロード |
OR 闇/自然文明 コスト7 |
クリーチャー:アビスロイヤル 11000 |
革命チェンジ:コスト5以上のアビス |
自分のアビスすべてに「マッハファイター」を与える。 |
W・ブレイカー |
自分のターンの終わりに、コスト6以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地またはマナゾーンから出してもよい。 |
各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
概要
『アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命』にて登場するクリーチャーで、ついに現れたジャシン帝の強化形態。
あの革命チェンジを引っ提げてきた為、アビスデッキの戦術も大きく変化する事になる。
まず革命チェンジの条件、「コスト5以上のアビス」。
アビスベル=ジャシン帝中心のアビスラッシュで攻めるデッキよりも、アビス・メクレイドで大型アビスを出すデッキ向き。
勿論アビスラッシュ自体とは相性が良く、ターン終了時にデッキボトムに戻るよりも、手札に回収した方が有益な場合は噛み合う。
特にスパトー:ド:スパトゥーとは相性が良く、能動的にメクレイド効果を誘発可能。
また革命チェンジの特性上、自然文明を持ってはいるが、条件さえ満たせば闇単色に投入しても問題無い。
そして固有効果。
一つ目はマッハファイターの付与。
ジャシン帝のアビスラッシュとは真逆の効果であり、深淵の壊炉マーダン=ロウやド:ノラテップの様なスレイヤーなら相討ちを狙え、ノラディ:ド:スルーザならメクレイドor墓地肥やし、暗刻クロック=クロニクルやブック=ラギルップの攻撃時のハンデス、深淵の三咆哮バウワウジャの破壊効果と、高い制圧力を発揮するコンボが多い。
そして第2効果の踏み倒し。
アビスロイヤルが得意とする墓地は当然、マナゾーンからもコスト6以下のアビスを出せる。
しかし誘発タイミングはターン終了時と遅く、除去されたら当然使えない上に、マッハファイターと噛み合って無いのは痛い。
しかし、相手からのマナ送りに対するケアとして使え、そうでなくても序盤にマナにしたアビスを出せる為、アビスデッキにおける戦略の幅が広がる。
ドミー=ゾー/「倒したいか?」等、自然のアビス呪文を持つツインパクトも登場しており、マナに落ちたアビスクリーチャーの展開も、デッキ調整さえできていれば簡単。
トランプ=ランプゼンゼンマとも相性が良い。呪文が4枚マナを増やしてマナから4枚を墓地に送る為、踏み倒し対象となるクリーチャーを用意でき、クリーチャー面はデッキトップにアビスを仕込めるので、メクレイドで高コストアビスを展開するのに適している。
攻め切れ無かった場合の保険として、ブロッカーを出したり、邪闘シスやハンマ=ダンマの登場時効果で相手の戦力を削る等、戦況に応じて柔軟なプレイングをすれば、見た目以上の力を発揮するだろう。
そして最後の効果。
相手の攻撃を一度だけ自身に誘導する。
ブロッカーが不足している状況ならありがたいが、相手も革命チェンジを使っている場合や、中盤以降、特に相手がワンショットを決める様な状況だと意外と頼りない。
とは言え、フォーク=フォックの様な汎用性の高いサルベージ手段を始め、相手クリーチャーの破壊とアビスのサルベージもできて革命チェンジ元になるイード=ミード、サドレイン=トレインの呪文面でコスト1のサルベージ呪文の『邪神呪文「アビサール」』等、使い回すのはそこまで苦労しない。
総じて蒼き団長ドギラゴン剣の調整版、かつアビス仕様な印象の切り札。
ジャシン帝との相性はまずまず。あちらのアビスラッシュ付与と、アビスのコスト軽減から革命チェンジ元を用意できる。
その一方メクレイド中心デッキ等で、ジャシン帝に頼らない構築をする場合、アビスラッシュによる速攻性が問題点となる場合があったが、このクリーチャーならマッハファイターではあるが、メクレイドで出したクリーチャーで(限定的だが)即座に攻撃に移れる。
これだけでも十分強いのだが、問題は同パック収録のフォック=ザ=ダーティの存在。
フォック=ザ=ダーティは適当なアビスから革命チェンジで出せる上に、登場時にマナ加速と墓地肥やしが可能。
つまり、今後使い勝手の良いコスト1のアビスが出てしまうと、最速3ターン目にこのクリーチャーが飛んでくる上に、踏み倒し先の準備もある程度完了している、というかなりヤバい事になる。
ついでに、革命チェンジと相性の良い新効果、『メガ・ラスト・バースト』持ちのツインパクトの登場がアナウンスされており、今後の新情報次第で更に恐ろしいスペックを発揮する。
余談
ようやく登場した主人公の切り札の強化形態。
………なのだが、何故かバイクに跨っており、同パックのアビス達もジャケットを着込んだりと妙な方向にパワーアップしている。
バイクにまたがる姿は、皮肉にも革命軍の敵対種族である侵略者の一人轟く侵略レッドゾーンと同じバイクをモチーフにしている。これは背景ストーリーにて、アビスロイヤルが侵略者と同じヴィラン枠である表現ともとれる。
初の多色アビスロイヤル。