希望の森
きぼうのもり
特徴
英語表記:The Forest of Hope
パーツを1つ回収すると出現。植物や切り株に包まれた緑あふれる第2ステージ。ここにあるパーツは8つ。
なんとかメインエンジンを回収し、生きて母星に帰れるのではないかという心境のオリマーの目の前に現れた雄大な原生林。
このステージで黄ピクミンが仲間になる。
雰囲気は穏やかだがチュートリアルはここまで。希望の森からはピクミンを捕食する原生生物の登場、ギミックが登場し、作業のペース配分を考えながらパーツを集めなければならない。
ペレット草や雑魚敵が多いステージでもあるので、強い敵との戦闘前にはそれらを回収してピクミンを増やすことも大切だろう。
チャレンジモード
制限時間約19分、最大スコアは569匹。
敵も多いがペレット草も多く、比較的好スコアが出やすいコース。
しかし、全回収を目指すとなると相当な実力が問われる。
絶望の森
上記にあるように本ステージは脱出への希望を見出したオリマー並びにチュートリアルを終えたプレイヤーの前に立ちはだかる事実上の第一ステージであり、どこから手を付けてよいのか目移りする広大なマップ、1の仕様によりピクミンの溺死を招きやすい橋、思ったより短い一日と刻々と迫る制限時間、日没で失われるピクミン、凶暴な原生生物と当たり前のように発生するピクミンの犠牲、爆弾岩による誤爆殺、何もない地面から湧いて出てひとたびピクミンを咥えればピクミンを両断するまで決して死なない初代仕様のウジンコ(オス)、(初心者が到達できるかは別にして)ヘビガラスが3匹密集する地形に対応を誤れば大量のピクミンを根こそぎ奪い去るフタクチドックリ……
と、これでもかというくらい初心者の心をへし折りに来るステージ構成をしている。
このゲームは「ちっちゃくてかわいいピクミンたちとパーツを集めるほのぼの謎解きゲーム」などでは決してなく、「原生生物がピクミンを食い、ピクミンがその原生生物を糧として増える。そんな弱肉強食の世界で行われる、一方的な制限時間付き生き残りデスマッチ」であることをこれ以上なくわかりやすく叩きつけ、「消耗戦」とか「コラテラルダメージ」とかそういうこれまでは縁もなかった言葉の意味を思い知らせてくれるステージなのだ。
そんな状況に置かれたプレイヤーが力なくつぶやくのが「ここは希望の森でなく『絶望の森』」というフレーズなのである。
では経験者にとってはまだまだ難度の低いステージで、まさしく希望の森なのかと言えばそんな甘い話はなく。
やりこみ勢がおおむねたどり着く低日数プレイ、その最低日数を達成するにはこのステージを1日。つまり2日目に赴いたタイミングで青ピクミン抜きにもかかわらず全パーツ回収する必要があるのである。ただでさえやることが多すぎて余裕がない中、デリケートな操作を要求され幾度となくやり直しを余儀なくされる熟練プレイヤーたちもまた、この森を『絶望の森』と呼ぶのである。
一応、低日数でも最低日数までこだわらないのであればパーツ探索は相応に難易度が低い。初日で次ステージ「樹海のへそ」への到達条件を満たし、青ピクミンを引き連れて戻った際に1~2日かけて全パーツ回収くらいの緩い計画で挑むならかなり気楽に攻略することができるだろう。
しかし、やはり定番である無犠牲プレイを目指す場合は1仕様により倒れたチャッピーの下敷きで死ぬピクミンや、1では犠牲を出さずに突破するのが難しいヘビガラスや、場所がわかっているとはいえ咥えられたら最後やり直し確定のウジンコ(オス)が沸いて出るなど、他ステージと比べても厄介な敵が多く、やはり絶望の森と化すことがある。