分類
通称 | ウジンコ |
---|---|
和名 | ヒラバヒメアギト |
学名 | Himeagea mandibulosa |
科目 | ヒメアギト科 |
解説
ピクミンシリーズに登場する虫系の小型生物。オスとメスで見た目が異なるのも特徴。
普段は地中で過ごしているが、近くを通ると地上に出てきて動き回る。羽と脚は退化してなくなっており、ピクミンガーデンによると腹部の節を細かく伸縮させて前進している。
体力も少なく少数のピクミンでも勝てる相手だが、ピクミンが枝などを紡ぐ際に分泌する寒天状の物質を好んで食べるらしく、ピクミンが作った橋を食べて壊してしまう。
壊された橋は再び掛け直す事ができるが、一度作った通路を遮断されてしまうのは手間にもなるので見つけ次第倒してしまうのが吉。ピクミンをぶつけると一撃で倒せる。
オス
頭部が紫がかった黒色の甲殻で覆われており、腹部の色も濃い。小さな体の割にクチバシやハサミのように尖ったアゴ(アギト)の力は非常に強く、地中に潜んでピクミンなどの小動物を待ち伏せ捕食する。
1匹のオスに対して複数匹のメスの群れを作っており、率先して狩りを行っては噛み砕いた獲物を地中のメスに分け与えている。
1では攻撃中は無敵化するという謎の仕様があり、一度捕食されてしまうと完全に食べられる前に倒してもピクミンは死亡してしまうのでオリマー単独で倒した方が無難だが、2からはまだピクミンが生きている時に倒せば救出できるようになった。(背中に直接投げ当てることで救出可能。)
1での『捕食されたピクミンはほぼ確実に死亡する』特徴はクマチャッピーやベビーチャッピーなどが受け継いでいる。
最大の弱点は水に入ると4~5秒で溺死するということ。
オリマーが単独で接近して水場に誘い出せば、犠牲を出す事無くオスだけ全滅させられる。ただし3以降はこの弱点が撤回された。
3では捕食速度が素早くなった他、隊列移動の廃止等3のピクミンたちの行動パターンにより各種コチャッピーたちの群れと同様相対的に強化されている。
1、2では一匹のウジンコを倒した後は運搬に入るピクミン以外がシームレスに他のウジンコとの戦闘を始めるのだが、3の場合1匹のウジンコに集まったピクミンは運搬が始めるまで周囲の原生生物や仕掛け等、笛による呼びかけ以外に一切反応しない特殊な待機状態に入り、隣で食われている仲間を尻目に自分たちが倒したウジンコの運搬を待っているという状態に陥りやすい。
また、隊列移動が廃止されたことと代わりに実装された突撃の仕様により複数のウジンコへ同時に素早く大量のピクミンを張り付けるのが難しく、上記のような見殺し状態を招きやすい。
3以降は隊員のパンチが著しく弱体化し当たり判定も狭くなっているため、パンチで倒すことは現実的では無い。
ちなみに3の始まりの森にて水に囲われた切り株の上という嫌がらせのような配置がされていたが、switch移植版ではいなくなっている。
4では自動ロックオンがあるので背中を押し潰しやすくなった他、オッチンだけでラクに倒せるため、あまり問題は起こらない。
ルーイメモによると、「フライパンでタカのツメやニンニクと一緒に炒めて食べると良い」らしい。
メス
色が薄く、頭部甲殻が無い。
普段は地中で活動し、エサをもとめて地上に出てくることもあるが、縦に割れた平らなアゴは甲殻で覆われていないため小さくやわらかくて獲物を捕らえることはできず、オスとは違いこちらを攻撃してくる事はない。
地上に出てくるのは未成熟な個体であり、成熟すると地中に潜って脱皮し蛹になって産卵に備え、そのまま羽化せずに蛹の中で産卵をして死んでしまう。
そのためか「1」の樹海のヘソや「Hey!ピクミン」のような、メスは登場せずにオスしか登場しない場面も多い。
しかし、上記の通り橋を壊してしまうという点において完全に無害という訳でもないので、さっさと倒してしまいたい。
なお、3以降はウジンコに壊されるような橋がないので完全に無害な存在と化している。
ルーイメモによると、「軽くソテーに。産卵前が脂が乗っていて特に美味しい」らしい。
マザーウジンコ
4で登場。ある種の幼形成熟(ネオテニー)を果たし巨大化したメス。
オリマーメモによると、潤沢な栄養が得られるポイントから移動せず、数年がかりでじっくりと成長するとのこと。
見た目は幼体だが生殖機能を備えており、爆発的な繁殖を行うが、産まれてくるのは通常サイズのウジンコ。
エサをもとめて地上を這い回り、ピクミンを食べないところは変わらないが大きさを活かしたボディプレスを放ってくるので注意。
ルーイメモによると「丸々とした子持ちを塩焼きにするとプリプリ、ネバネバの食感がクセになる」とのこと。