分類
通称 | ベビーチャッピー |
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和名 | デメマダラ(一齢幼生) |
学名 | Oculus bambinii(2)、Oculus kageyamii larva (premolt)(4) |
科目 | イヌムシ科 |
体長 | 26mm |
解説
クイーンチャッピーが産み出すチャッピーの幼生。(クイーンチャッピーがベビーチャッピーを産むのは「辺境の洞窟」、「百戦錬磨の穴」)。
他のチャッピー系と異なり、斑点が無く白っぽい色合い。大きさはコチャッピーとほぼ変わらない。脚はなく、移動時は芋虫のように地面を這う。
生まれた瞬間から捕食本能が活発で、歯が無いながらも獲物を丸呑みにしようと活動する。
体力は全生物の中で最も低くプレイヤーのパンチ一発で撃退できる上、ピクミンをぶつければたやすく撃退できる。
しかしながら特筆すべきは捕食スピードの速さで、ピクミンを食べる速度はコチャッピーよりも遥かに速く、捕食されたピクミンは確実に死亡すると言う前作のウジンコ♂やトビンコを彷彿とさせる特徴を持っているため、油断をすると結構多くのピクミンを失うことにもなる。(一応前作のウジンコ♂やトビンコ同様に、背中にピクミンを直撃させれば救出は可能だが捕食スピードが比にならないほど早いため不可能に近い)
その上クイーンチャッピーが存在する限りはほぼ無限に産まれ続けるため、対処法を誤ると思わぬ犠牲が出る(ベビーチャッピーが50匹程度になれば止まり、クイーンチャッピーは寝るが、ベビーチャッピーを倒すと再び産み続ける)。
クイーンチャッピーの正面に回り込み、クイーンチャッピーに巻き込んで倒してもらうのが正攻法。
パンチで撃退出来るため、寄ってきた場合はピクミンなしで戦うことを推奨。
ピクミン4では、戦闘のチュートリアルパートにて、最初に出てくる原生生物として3匹でシェパードを襲っているが、この時点ではピクミンはいないのでさほど脅威ではない。
本作では完全に捕食される前に倒しきれば救出が可能になったが、捕食スピードは本作でも最速クラスで嚙みつかれたらほぼ即死であるためフリーのピクミン1匹でタイマンをしてしまうと負けてしまう可能性がある。
対処法としては『2』と同じくプレイヤーのパンチ、もしくはオッチンの突進や相手よりも多い数での突撃が良いだろう。
また、本種が成長した姿のコチャッピーモドキが登場している。
ちなみに、イヌムシ系の生物の中では唯一倒しても死骸が残らず(一応チャッピーはHey!ピクミンにて、ダイオウデメマダラは初代とHey!においては死骸が残らない)、代わりにエキス系のアイテムをそこそこの確率で落とす。この為、大量に集まったベビーチャッピーをなぎ倒していると、辺りがエキスまみれになっている事もザラ。
なお、生まれたてで身体が柔らかい事もあり、背中にピクミンを投げつけたりクイーンチャッピーの回転攻撃に巻き込まれると体液が地面に飛び散りながら絶命するという数ある原生生物の中でもとりわけグロテスクかつリアリティのある死に方をする。(なお3に登場するコカガミも、死んだ際に目玉が飛び散ってバラバラに砕けるというグロテスクな死に方をする)
ルーイメモによると、体は身が少ないが、目玉が柔らかく、生食も行けるらしい。
余談
ベビーチャッピーの学名(日本版の和名に当たる海外版で使われている名称)は『2』では「Oculus bambinii」と表記されており、ベビーチャッピーの親のクイーンチャッピーの学名は「Oculus matriarcha」である。
Oculus属はイヌムシ科の主にチャッピーを指し同属であるが、「bambinii」、「matriarcha」と種名を表す部分が異なり親子関係であるのに別種となっている矛盾が発生した(本来は親子関係ならば種は同じなため同じ学名を持っているはずである)。
『4』ではベビーチャッピーは「Oculus kageyamii larva (premolt)」に、
クイーンチャッピーは「Oculus kageyamii matriarchia (hypertrophic, gravid)」に学名が変更された。これによってある程度上記の矛盾は解消された。
ちなみにkageyamii種はアカチャッピー、ケチャッピー、テンテンチャッピーと同種であることを示している。