分類
通称 | クマチャッピー |
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和名 | クマデメマダラ |
学名 | Oculus terribilis dotticum |
科目 | イヌムシ科 |
体長 | 88mm |
活動時間 | 昼夜 |
重さ | 10(1~2)、12(3~4) |
価値 | 10ポコ(2)、70ポコ(3)、12キラ(4) |
増える数 | 15(1、4)、12(2)、20(3) |
弱点 | 目玉(3)、背中 |
解説
黒地に赤い斑点の腹部、他のチャッピー達と異なる丸い顔面に唇をもつ所謂オッサン顔が特徴。
また、イヌムシ科では珍しく幼体のチビクマが登場している。(コチャッピーはイヌムシ科に擬態したパンモドキ科の生物である)
ルーイメモによると、皮は硬いため、剥いてから調理するらしい。
記述がないため詳細は不明だが、テンテンチャッピー同様、味に関して特に問題はないようだ。
海外版ではグリーンカレーにしている。
特徴
ピクミン1
大水源に出現。他のチャッピー同様に夜行性で日中は眠っている。チャッピーと比べて耐久力が高く、振り払いのモーションが短縮されている。しかもチャッピーよりも遥かに素早いため、後ろから攻めても即座に振り向いてくる上に、周囲にはフーセンドックリがいたり、背中を壁や水辺に向けて寝ているため背後を取りづらい・・・とかなり嫌らしい配置になっており、単なる上位互換には収まらない強さを誇る。
おまけにバクダン岩の取り扱いの難しさ(wii版以降はバクダン岩の設置ができないため尚更)や、捕食前の足踏みモーションに入ると無敵化してダメージを与えられなくなる仕様もあるので、迂闊にこれまでのチャッピーと同じノリで戦うと痛い目を見ることになる。本作には各種スプレー、紫ピクミン、氷ピクミン、オッチンといった優秀な戦力が無いので、相対的に後の「2」以降の強さにも引けを取らないか、もしくはそれ以上の強さを誇る。
一応、大勢で隊列移動による突撃をすれば比較的安全に倒せるものの、宇宙船から最も近い位置にいる個体は背中近くの根っこに邪魔されてピクミンが突撃してくれない場合もあり、仮に倒せても死に際にバグでピクミンを道連れにして死なせる場合がある。(ただしこのバグはSwitch版では改善された。)
幸いにも黒い岩壁の奥にいる3匹は青ピクミンにパーツ運搬を任せれば付近の水辺を通り避けて運搬してくれるため、戦いを回避するのも一つの手。
その他マッサージマシンの島にいる個体はそもそも回収ルートに関わらないため一切戦う必要が無く、宇宙船付近の2匹は1度倒せば2度と復活しなくなるなど、意外と救済措置は多い。
ただし遭難16日を経過するとクマチャッピーの付近にチビクマが湧くため、それよりも早い段階で大水源の攻略を終えてしまうことが望ましい。
ピクミン2
チャッピーにもかかわらず常に起きている。さらに(場合によってはチビクマを連れて)特定の道を巡回し、その道中の獲物を捕らえるパトロール型の狩りをするようになっている。あちらも歩きまわる上、近づいたピクミンとオリマーの気配に気づくため、背後から不意打ちをかけにくく犠牲者を生みやすい。
出現ステージではプレイヤーが把握していないと待機中のピクミンがいつの間にか襲われて全滅、または逆にこちらが背後から不意打ちを食らうといった事が起きてしまう。
そのため、クマチャッピーが出現するステージではピクミンを常に隊列に加えておくか、高台に避難させておこう。
瞳の色が違う(赤色)・背中の斑点が多少異なる・クマチャッピー・チビクマ共に振り払いの挙動が異なることなどから『2』以降の個体は『1』とは別種なのでは?という考察もされている。(尤も、後のフタクチドックリとは異なり、クマチャッピーは和名も全作通して「クマデメマダラ」のままである)
なお、生命力が強いのか倒しても一定時間経つと復活する。極力石化して倒す、もしくは倒したら放置せず、素早くオニヨンや探査ポッドに回収しよう。
更に厄介な特徴として、体力を0まで削っても一通り行動が落ち着くまでは倒れないため、ピクミンが一度捕食されてしまうと倒しても救出できず道連れにされてしまうばかりか少しでも捕食動作に入ろうとしていた場合は倒れ際に捕食攻撃をしてから倒れる。
救済措置としてか、他の大型チャッピーと異なり振り払い動作中に加えた攻撃回数も、次の振り払い動作に入るまでに必要な回数に含まれるため攻撃の手を緩めなければ捕食動作をされずに倒し切ることは難しくはない。
紫ピクミンに頼る場合もクマチャッピー単体であれば倒れ際の噛み付きにさえ気を付ければ問題ないが、チビクマを引き連れている場合は油断していると周りのチビクマに食われてしまうので注意。
ピクミン3
多くの原生生物が不在の中クマチャッピーは健在。相変わらず多くのチビクマを引き連れながらパトロールしている。今作は復活しない他、目の色がアカチャッピーよりも若干薄い灰色になっている。
平常時の移動速度は『2』より遅め。
注意することは概ね『2』と同じだが、『3』にはゲキニガスプレーが無い。しかし、目に攻撃すると怯ませることができるのでその隙を利用する、もしくはバクダン岩で周囲の原生生物もろとも始末するといった方法がいいだろう。加えて(クマチャッピーに限ったことでは無く大抵の大型種はそうなのだが)背後までは視野が回らなくなったので、セオリー通り背後からの奇襲も有効。
出現場所は迷いの雪原の洞窟。竹ゲートで区分けされており、今作のクマチャッピーはあまり広い範囲を歩きまわらない。
しかしゲートの先は狭くて身動きが取りづらく真っ暗、所々に間欠炎、且つ大量のチビクマに加えブタドックリもいる小部屋なので、先にクマチャッピーを明るい場所に誘導して倒し、残りを確実に殲滅するのが良いだろう。
新規参入者はレーダーに映る果物を確認し意気込んでゲートを開け、暗闇に乗じて奇襲を掛けられパニック状態に陥ったと思われる。また笛の誤作動でゲートが閉まってしまい、火炎放射を浴び、さらにパニックに陥るといった悪循環もなんてこともあるのかもしれない。
そして前作経験者は、おおよそゲートを開ける前に見えたチビクマで感付き、前作の嫌な記憶を思い出し様子をうかがいながら暗闇に踏み込んだのではないだろうか。
その点を考えると制作側は前作よりも少ないダンジョンで上手に且つ印象的にクマチャッピーを再登場させたといえるだろう。
ピクミン4
基本的には『3』と概ね同じ。
夜の探索や一部の地下洞窟ではチャッピーが初めから起きて徘徊していることがあり、縄張りを不規則に歩き回るチャッピーと比べると決まったルートを巡回する分クマチャッピーの方が対処はやや容易。
ただし、他のチャッピーと同様『3』にあった目を攻撃すると怯む弱点が撤回されており、役割分担して作業しているといつの間にかやられている事になりかねないので舐めてはいけない。
特筆すべきは登場時期と頻度で後半の寄り道エリアに1匹しかいなかった『3』と違って序盤の地下洞窟から出現するようになっている。終盤からは2匹以上で同時に出てくる事もあるので手に負えない。更にボスクラスの原生生物であるオオパンモドキ、ダイオウデメマダラ、ドドロと同時に現れる事もある。
本作では明確に「昼夜行性」と設定され、夜でもヒカリヅカを狙って活動はより活発化する。(昼でも起きているのにいつ寝ているのか?)
もともとHPが高めな部類だが、当然チビクマを引き連れてくる上にヒカリピクミンは攻撃力が標準的なのもあり実質的にはもっと硬い。
クマチャッピーだけならフラッシュバーストで瞬殺できるが、チビクマが残ることがあるのであまりお勧めできない。オッチンの突進でまとめて処理する方が効果的。