あすなろ市にて活動する魔法少女のグループ「プレイアデス聖団」の一人。
「だぞ」という語尾や「ふむ」「よござんすよ」等かわった言い回しをする。
飄々としていてつかみどころのない少女。それでいてメンバーの中では観察力が鋭いのか、
的を得た発言が多い。仲間の危機の時に「殉職したもよう」と言ったりと変な茶目っ気もある。
その他にも色々と知っているかのような行動が多く、能力共々謎が多い。
他のメンバーとは別行動をしている事も多く、その際はジュゥべえと共にいることが多い。
魔女の残留力を検出できるアプリを自作している。
アプリを介して魔女ごとの波長をソウルジェムに記憶させ、魔女探知の精度を上昇させることもできる。
武器はバールのようなもの。ただし見た目通りの鈍器のような使い方はせず、専ら魔法を使う際の杖として使用している。魔法の性質は「再生成」でかずみの「破壊/破戒」と対になっている。
物質を別のものに構築しなおす能力(要はあの人)を持ち、自分の指をミサイルに変えたり分身を作り出したりと使い勝手が良い。
魔法少女からソウルジェムを無理やり引きはがす「トッコ・デルマーレ」という魔法も使える。
第8話ラストで双樹あやせとの戦闘後、何の前触れもなく突然魔女化し、
弾丸の魔女「WeisseKoenigin」となってプレイアデス聖団に襲いかかる。
グリーフシードと遺体を残して死亡したと思われたが、
その直後についさっき死んだはずの当人が何事もなかったように飄々と一同の前に現れる。
ジュゥべえ曰く、先ほど魔女化したのはニコの『予備』で、契約の際の対価として準備されていたらしい。
残った遺体にニコが手をかざすと、マネキンのような人形に代わり、本人はアッサリと復帰を果たした。
しかし、この魔女化の一連には多くの疑問点があり、弾丸の魔女が落としたグリーフシードのエンブレムの形状が、同じはずのソウルジェムの時と明らかに違う(SGの時は六角形の宝石、GSのは菱形の籠状)、里美の目撃談では魔女化する際のニコのソウルジェムは一切濁ってはいなかった、魔女化する寸前のニコの魔女文字の部分を解読すると、プレイアデス全員が『何者』かに謀られていると取れる内容など、通常の魔女化との相違点や魔女化そのものへの不審な点が多い。
『予備』の存在も、本当にただのスペアとしての物のなのかと疑問視されている。
その後も彼女の言動は底の見えない不気味さを見せ続け―――――
願い事
※第18話のネタバレを含みます
長く聖団の中で彼女だけ契約の願い事が不明だったが、第18話によって判明。
願いは『もう一人の自分を生み出すこと』
幼少時にカリフォルニアに住んでいた際、友人の少女二人とふざけて実銃でカウボーイごっこをしていた時に銃が暴発。
友人二人は死亡しニコ本人は助かったもののショックで笑顔を失い、これをキッカケに魔女に刺激され他の聖団メンバーとともに自殺しそうになったところをミチルに助けられ魔法少女となるのだが、
この事件以降、もし自分に事故が起こらなければどんな幸せな日常を過ごせたんだろうと考え出し、
そういった『if』の自分を空想して作り出し、その世界を夢見るようになる。
そうして空想と現実の二人の自分を作り『二』つで一人の『子』となることで後に『ニコ』と名乗ることとなる。
そして魔法少女の契約の願いでその空想を現実のものとして具現化し、自分が得られなかった幸せを過ごさせるため本名である『聖カンナ』をコピーに譲り与える。
カンナが過ごす幸福な日常を見守ることで、自分もまたその幸福を追体験をしていた。
しかし、カンナが自らが仮初の存在だと気付いたことでオリジナルであるニコに強い憎悪を抱かれてしまう。
魔女化した際に現れたもう一人のニコはこのカンナであり、ニコ本人はこの時本当に死亡していた。