概要
シリーズの第一作「ワイルドアームズ」のリメイク作。
公式には「リメイクではなく贋作」であり、WA2およびWA3で培われた要素が盛り込まれ、一部シナリオも変更・加筆されている。
また、WA3よりキャラクターデザインを務める大峡和歌子により一部のキャラクターは大きくデザインが変わり、シリーズで初めてキャラクターボイスが導入された。
プレイヤーキャラクター
三人の主人公たち
ひとり旅の少年。
厳しい荒野の中を生きる若き渡り鳥の少年。
立ち寄ったサーフ村で、動物たちの世話をしたりするなど村の住人たちの手伝いをしている。
ザック・ヴァン・ブレイス(CV・咲野俊介)
トレジャーハンター。
「絶対たる力」を求める高速剣の使い手。
耳にした情報をもとに「記憶の遺跡」へと足を踏み入れる。
セシリア・レイン・アーデルハイド(CV・小林沙苗)
修道院の少女。
クラン修道院で学業に勤しむアーデルハイドの公女。
守護獣(ガーディアン)の声に導かれ「封印図書館」を探す。
サブキャラクターたち
ジェーン・マックスウェル(CV・大谷育江)
世間を騒がす惨禍の女渡り鳥、通称「カラミティ・ジェーン」
ロディと同じARMを使い、何かとつけてお金(報酬)を請求してくる。
マクダレン・ハーツ(CV・佐々木勝彦)
ジェーンお付きの執事。
騒ぎを起こす主、ジェーンの止め役。
タウン・ロゼッタの近辺にある「秘密の花園」に住むエルゥ族の少女。
ロディに希望を貰い、彼を助けるため一時的に仲間になる。
エマ・ヘットフィールド(CV・根谷美智子)
アーデルハイドに住むアームマイスター。
「リリティアの棺」にて事件が発生したため、そばにいたロディにモンスター討伐を依頼する。
元、魔族員数外(イレギュラーナンバー)
突飛な言動をする青年忍者風の魔族。
モンスターだらけのセントセントールの街に一人残された少女を助けたりする根は優しい性格。
それ以外の仲間たち
ザックの相棒。
知性派の風ネズミの亜精霊。
ザックのグッズ『ハンペン』として活躍する。
バーソロミュー船長
商船「スイードキャンディ号」の船長。
別名「海のドワーフ」
婚約者がいるとウソを吐き、港町ティムニーで頭を抱える。
ちなみに15歳以下の女性しか好きになれない性癖の持ち主でもある。
アースガルズ
「巨人のゆりかご」に停止状態で眠る八機のゴーレムの内の一機。
拠点防衛用近接戦型ゴーレム、通称「戴天神城」
戦うためではなく、戦いを終わらせるためにセシリアの声に目覚め、共に戦う仲間となる。
魔族
本作における敵対勢力の総称。
1000年前に滅ぼされたとされていたが、実は封印されており1000年の月日が経つうち封印が緩み現世に蘇った。
鋼鉄の身体を持ち水銀の血を流すとされている。また闘争本能と戦闘能力が異常に高い。これらを聞くと人間離れをしていると思われるが、決して全身が機械のロボットというのではなく基本構造や精神生体は人間と変わらず、人間のような欲望や感情などが存在する。
画像上
魔族の盟主にて破壊の母神
終末の四騎士(ナイトクォーターズ)
世界に終末を齎すといわれる四者の魔族の幹部たち。
それぞれ色を表す騎士の称号を持っている。
先代のナイトクォーターズもいたが、魔星ヒアデスを滅ぼしたあとにマザーによって喰われている。よって今のナイトクォーターズはファルガイアへ侵攻したときに新しくマザーが生み出した模様。
終末の四騎士(ナイトクォーターズ」のリーダー格、通称「蒼の騎士」
冷静な分析と激情な言動をする。
自らを「我こそ強者であり、ファルガイアの支配者」と豪語するほどの自信家。
使用武器は魔槍「グラムザンバー」
ナイトクォーターズの参謀役、通称「白の騎士」
丁寧な言葉で話すが、人間をオモチャのように弄び殺す残酷な魔族。
使用武器は攻撃防御機「エスペランザ」魔法防御機「バスティス」
ナイトクオーターズの特攻役、通称「黒の騎士」
魔族最強の剛腕の持ち主で、人間を叩き潰すのを趣味としている。
使用武器は巨大鉄球「ディスラプトハンマー」
ナイトクォーターズの紅一点、通称「赤の騎士」
見目麗しい女性の魔族だが、ザックと同じ高速剣の使い手。
使用武器は大鎌「アズラエル」
員数外(イレギュラーナンバー)
ベルセルクの落員後の後釜にマザーから推薦された魔族。
「同族殺し」「断罪者」と同胞である魔族ですら嫌われている。
常に傍らには欲望の守護獣貴種(ガーディアンロード)のルシエドと共にいる。
デモノプロフィット
道化師のような姿をした魔族で、ジークフリードがパンデモニウムで捕らえたロディたちを逃がさないために牢番にさせていた。
ターンごとに「汝、その身に望む未来は如何に……」と尋ねられ、三択の内の一つを選ぶと必ずその属性ダメージを与えてくる。さらに持っている二本の鎌により前ターンの攻撃が効かないため、一度目と二度目の攻撃を完全無効化する。
それ以外の魔族
ロディの夢の中に巣食う夢魔。
見た目はミニスカゴスロリの服を着た女性。
前作、WA3のベアトリーチェと同じ夢魔ではあるが下位の魔族であるため、強力な力を持ってはいない。
ターン毎に弱点属性を変える性質を持つ。
初代WA1との変更点
- ワールドマップが反転、またダンジョンの位置が微妙に変わっている。
- 一部「壊死の迷宮」「トライピラー」「天の回廊」のダンジョンは無くなっている。
- 一部の地名が「散歩する庭園」「結界のほこら」「闘技場」から「幻燈荘園」「バリアシェルター」「魔王の練兵場」に変更。他にも名称が微妙に変更さている。
- 一部のダンジョン「フォレストプリズン」「デ・レ・メタリカ」などで、モンスターとのエンカウントはしなくなっている。
- グッズの変更。今までに出たWA1からWA3に似たものが出ている。
- 登場キャラの戦闘のみのボイス収録、及び全キャラデザイン、マップ変更。
- WA2からのサーチシステムやジェム、ルートコンダクター、パーソナルスキル、エンカウントキャンセル(マイグラント)といったアイテム、仕様が追加。
- WA3のパズルボックスやExファイルキーなどミニゲーム、オマケ要素も追加。
- マリエルのガーデニング。ベリー系やフォースキャロット、ネクタールはここでしか手に入らない。
- マジックキャロットの消失。これによりMP回復はガーディアン「ラフティーナ」(セシリアのみ)しか出来ない。
- 隠しボス「スケベ本」「スクラップフィギュア」「メルコム・リッチ」などWA1よりも多数出現。ただし特定の条件を踏まないと現れない。
- 隠しダンジョン「Abyss」「殺生石窟」「デ・レ・メタリカ(写本版)」など追加。
- フォースアビリティが1キャラに1つだけになっているため、「ブーストアタック」「ディフェンサー」や「デュアルキャスト」などは消滅。
- 「ミスティック」(アイテムの全体化)は、ジェーンのフォースアビリティになってしまったため序盤からの全体回復などは出来なくなっている。
- サブキャラ「ジェーン」「マクダレン」「エマ」「マリエル」「ゼット」をパーティメンバー化。
- 一部のダンジョン、地域に強い(苦戦)ザコモンスターを配置。(例:マウンテンパスにLV50の「トロール」やパンデモニウム周辺にハイドラ(毎回ターン回復)などが出る為、注意されたし。)
- 山のガーディアン「ディノギアス」死のガーディアン「ギィ・ラムトス」など消失してしまったガーディアンがある。
- セシリアの一部の下位魔法と上位魔法の廃止「ハイ・ヒール」など。
- ザックの「ひでんのしょ」の消失。代わりに早撃ちは使えば使うほど熟練が上がる仕様になっている。
- ザックの早撃ちの消滅、または変更。「メテオドライブ」「インフィニティノヴァ」などが無くなっている。
- 一部のボスモンスターの性質を追加。特定の手順を踏むと攻撃が無効になったり、カウンターや取り巻きを呼んだり復活させたりするなどWA1よりも倒しにくくなっている。
- WA2から同じみの1ギミルコインでコンティニューやダンジョンでセーブが出来る。ただしコンティニューを選ぶと経験値は入らない。
- ダンジョンでのトラップは、ほとんど無くなっている。代わりにギミックや謎解き要素は増えている。
- お金でARM改造が出来るのはロディとジェーンのみで、カートリッジを強化するには「アルターパーツ」というアイテムが必要。
- アーデルハイドの復興資金が目を疑いたくなるほどの超高額な金額になっている。
- ラスボス「ジークツヴァイ」が5ターン以内に特定のダメージ量を与えないとゲームオーバーになる。
- サーフ村での新シナリオが追加され、村人からロディへの偏見が改善されている。
- ベルセルクがマルドゥークで復活。
- 全てのBGMは、WA1のアレンジや新たに作曲されている。
- 八機すべてのゴーレムの二つ名が変更されている。
- 古代博物展覧会でのミニゲーム要素は無くなっている。
- アーデルハイド国王の葬列の際の曲がヴォーカル入りしている。
- エンディング曲が変更。「青空に誓って(渡辺 真知子)」が無くなっている。
以上となりますが、他にも何かありましたら加筆をお願い致します。