概要
物語後半で昏睡状態に陥ったロディの精神世界に忍び込み、彼の育ての親であり心の拠り所であったゼペットに化けて、心を閉ざすように仕向けて自らに縋りつかせることで、ロディの心を食べていた夢魔である。
精神感応能力を持つセシリアがロディの精神世界に侵入したため、セシリアを排除すべくエリザベートは正体を現すが、精神世界内でセシリアとの一騎討ちの末に敗北することになる。
その後のメインストーリーでエリザベートが登場することは無いが、アルターコードFでは隠しボス「スケベ本」の表紙に何故かエリザベートの姿が掲載されている。
容姿・人物像
メインストーリー上の役割は同一であるが、容姿や性格、戦闘スタイルは『ワイルドアームズ(第一作)』と『ワイルドアームズ Alter Code:F』の両者で大きく異なる。
ワイルドアームズ(第一作)
「あたいはエリザベート…心を喰らって生きる夢魔さ」
一人称は「あたい」。
白い毛に覆われた下半身と屈強な筋肉質の上半身を持つ、尻尾の生えた獣人のような白髪の女性の姿をしている。
体格もセシリアのおよそ倍の大きさを誇り、右腕に装着した長い鉤爪を活かした物理攻撃「ゼロアーマーアタック」と魔属性魔法「ダークネス」で攻め立ててくるうえ、「フラッシュボム」によるダメージ+回避率ダウン、「マジックシール」による魔力封印などの搦め手も使用する。
魔属性を吸収し、聖属性以外の属性を半減するという、ある意味分かりやすい耐性となっている。
ワイルドアームズ Alter Code:F
「アタシはエリザベート。心を食べて、生きる夢魔。」
一人称は「アタシ」。
紫の生地に赤いフリルのある、袖が分離したデタッチドスリーブのフリルドレスを身に着け、紫色の帽子と厚底靴を履き、左足の脛に棘の付いた黄色のバラを巻き付けた、セシリアと同じくらいの背格好のゴスロリ風の白髪金眼の少女の姿をしている。
手に持った扇で殴りつけてくる他、無属性魔法「デヴァステイト」や闇属性攻撃「スクリーミングマッド」などの魔法攻撃を使用するが、全体的に攻撃力は低めとなっている。
「元素変化」によって毎ターンランダムに耐性を切り替え、特定の属性以外の攻撃をシャットアウトするが、元素変化使用時のシステムメッセージに有効属性が表示されるため、弱点を突くことは容易である。
設定上は「忘却の調べ」で記憶を奪うとされているが、セシリアに対して忘却効果を発揮することは無い。
なお、アルターコードFにおいて夢魔は「肉体を持たない電子情報生命体」とされている。
戦闘時台詞抜粋
セシリアに対しては全体的に嗜虐的な夢魔らしい台詞が多い。
台詞 | 備考 |
---|---|
「夢魔の攻め苦は、痛みを伴う快楽よ…」 | 「デヴァステイト」使用時 |
「今日は死ぬのにいい日みたいね…」 | 「デヴァステイト」使用時 |
「まず顔を潰すわ、次に心よ!」 | 「スクリーミングマッド」使用時 |
「黒い夢に抱かれてお逝きなさい…」 | 「スクリーミングマッド」使用時 |
「とぼけた顔がお似合いよ!」 | 「忘却の調べ」使用時 |
「丸裸になりなさい!」 | 「ディスペル」使用時 |
「アタシとこの子の世界に、アンタは不要なのよ!」 | エリザベート勝利時(セシリア敗北時) |
「薄っぺらなアンタに、大きな顔されるなんて!」 | エリザベート敗北時(セシリア勝利時) |
関連イラスト
ワイルドアームズ(第一作)
ワイルドアームズ Alter Code:F
関連タグ
ベアトリーチェ…アルターコードFの前に発売されたナンバリング作のラスボス。夢魔であり電子生命体のためアルターコードでの追加設定はベアトリーチェが基となったと思われる。