概要
初出は、漫画『遊戯王』にて三幻神の一柱《オシリスの天空竜》が召喚された《ブラック・マジシャン・ガール》に反応して、召雷弾を発動した際の一連の台詞。
闇遊戯は「相手ターンでも攻撃を仕掛けてくるモンスター」というセリフ(吹き出しなどはセリフとは別のものだが)と共に驚愕の表情を顕わにし、そのセリフをおおよそ予測した表マリクが言い放った言葉がこの「モンスターではない、神だ!!」である。
三幻神がモンスターという枠組みに囚われない特殊な存在である事を強調する特徴的な台詞でもある。
しかし、このセリフが話題になったのは、原作でのシーンではない。もっとも、セリフの大元はこのシーンのオマージュであると思われる。
劇場版
劇場版遊戯王「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」において行われる通常のデュエルとは異なる次元領域デュエル。
この次元領域デュエルのルールに対応はできていた海馬ではあるが、藍神が使用する方界モンスター達の効果により苦戦を強いられる。
召喚した《青眼の亜白龍》も、手札にいた《青眼の白龍》もアンディメンション化(効果が無効になり攻撃を封じられた状態)され攻撃力を0にされてしまう。
更にモンスターも全て破壊され5000もの大ダメージを受け、止めを刺そうとする藍神に対し海馬は罠カード《カウンター・ゲート》を発動。その効果で攻撃を無効にしてドローし、新たなモンスターを召喚しようとするが藍神はそれに対し永続罠《方界曼荼羅》を発動。その効果で先ほど破壊されたドラゴン5体がアンディメンション化された状態で海馬のモンスターゾーンに特殊召喚され、海馬のモンスターゾーンを埋め尽くしてしまう。
そんな絶体絶命の中、海馬は新型デュエルディスクでデュエルの舞台に存在する「闘いの儀」の記憶を読み取り、地面からドローした。
そしてその時ドローされ、自分フィールド上の《青眼の白龍》2体と《青眼の亜白龍》の3体をリリースしてアドバンス召喚されたモンスターが…
《オベリスクの巨神兵》である。
このオベリスクは記憶編での姿であるとともにアニメ版の効果を継承しており、《方界曼荼羅》によりモンスター効果の発動が完全に封じられた状況においても効果を発動。
この時「モンスター効果は全て封じたはず」と驚愕する藍神に対し、海馬が放った台詞こそが
「モンスターではない、神だ!」
である。
オベリスクの効果により、自分フィールド上の《クリスタル・ドラゴン》2体を破壊することで藍神および《方界超獣バスター・ガンダイル》にそれぞれ4000ポイントのダメージを与え、さらに次元領域デュエルのルールと合わせて合計7000ポイントもの大ダメージを藍神に与えた。
最終的にこのデュエルは中断されてしまったものの、藍神には対抗手段がまったくない状態であった。
尚、海馬を「モンスターは効果を発動できない」という状況に追い込んだのは《方界曼荼羅》、すなわち罠カードである。そして「神のカードにトラップは無効」ということは原作で明言されている。故に、この場面でオベリスクが効果を発動できることは明らかであり、ここにはルール違反も「俺ルール」も存在しない。だから、「モンスターではない、神だ!」は、もしかすると「(罠カードが効くような)モンスターではない、(罠カードが効かない)神だ!」という意味なのかもしれない。
このセリフのインパクトの強さに加えて、オベリスクのカードを地面からドローするという「俺ルール」(何故それが出来たかは作中で説明されたが)で視聴者に衝撃を与えた直後であるということもあり、あたかもオベリスクの効果発動までもが「俺ルール」だと思われがちであるが、決してそうではないのである。
余談
ちなみに漫画版「遊戯王ファイブディーズ」では9巻にて究極神によって「モンスターナドデハナイ 神ダ!」という発言がなされている。こちらは《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の効果破壊耐性への遊星のセリフに対する返答である。
【TVCM】遊戯王 デュエルリンクス2ndアニバーサリーキャンペーン海馬編にて
実際に海馬瀬人本人が地面からカードをドローし このセリフを言っている(劇場版の映像)
当然ながら実際のデュエルではモンスターの効果が発動できない時に
オベリスクの効果は「神だから使える」ということはないので注意(まぁ、注意するまでもないと思うが)
どうしても実際に再現したい場合は対戦相手に対戦前に了承を得て特別ルールとして適用しよう。
ちなみに劇場版のカード群をOCGで再現する場合は《方界曼荼羅》は発動自体ではなく発動した効果を無効化するため、「オベリスクのゴッド・ハンド・インパクト発動のためのコストで対象モンスターをリリース」→「《方界曼荼羅》の(2)の効果が適用されなくなり、(3)の効果で自壊」するため、方向性は異なるが再現は可能である。